レジンのムクなので重い。仮組だけでも一苦労です。普通の腕が1対と、サブアームが2対で、合計6本の腕があります。
まず全体を仮組してからでないと、腕の角度や位置関係が決まりません。特に左手は大型ライフル直づけなので、ほんのわずかな角度のズレが、末端で大きく影響しました。10回、20回、30回と仮組・バラしをくり返します。
フレームの位置関係が決まったら、ディテールの改修に入ります。ここではシリンダーに変換シャフト3mmを仕込みました。
肩の上の弾倉です。こうして仮組が終わってみると落ち着いてみえますが、じっさいに安定した位置関係にするのにだいぶ苦労しました。
基本的にムーバブルフレームに固定するデザインなんですが、キットではフレームが「通ってない」状態なので、いかにも通っている感じにすることを心がけます。
足の角度がちょっと変われば、腕の角度も調整が必要。いつまでたっても終わらない感じがしますが、ベストな位置は必ずあるので、根気よく調整します。
お尻のほうに超大型パックが付くので、背筋が真っ直ぐだと後ろバランスになりすぎます。なので前傾を多めに取ってバランスを良くしてます。
これが左腕に装着されるライフルです。大きくて重いです。
元のデザインが無重力運用ですから、重力のある地球で
このキットを作っているのが・・・重力の井戸を感じます。
見えない部分に太め・長めのネジで固定。
ネジも数種類を使い分けます。重量支えネジ、角度固定ネジ、などなど。
機構のバランスだけでなく、色のバランスも考えながら。基本工作がある程度進んだら一度ベースカラーを塗って配色の様子を見ます。
仮組の成果が出て、順調に進んでいます。が、完成するまではまだまだ慎重に。
ちょっと戻って、弾倉周辺の工作です。
複雑な構成です。まずは各パーツの位置関係をよーく把握します。
こういうパーツはディテールのようですが、じつはフレームに近い役割をしています。なので早い時点で面出し、位置決めが必要。
ネジ打ちも上から、裏から、横から、ナナメからパズルのように複雑です。
わずかな位置決めのために、プラ板仮止めで調整。
同処理するか、悩めるディテール。
完成後は側面しか見えなくなるので、側面を優先するために削り落としました。
波形のパーツで、見た目も精度も良くなりました。
かなり時間のかかったフレームが完成しました。
弾倉は整面、ディテの工作など。砥の粉を付けてディテールを確認しながら工作します。
塗装は基本通り地道に行います。
青、白、グレーの配色も、イメージ通りになりました。良かった^^
穴が空いている所はネジ穴で、完成後は見えなくなる部分です。
けっこうなパーツ数で構成されています。
円筒型のパーツは、プラ材を旋盤で加工したものに置きかえていきます。
サブアームの裏側です。
ディテールの加工です。
整面や彫り直しなど。
ブラケットも一つ一つ成型。
刃物加工をシッカリやっておくと、塗装が楽になります。
メタリック部分は数層コート。スミ入れの乾燥を待っています。
デカールは指定のモノを。
またライフルです。普通は別パーツとして処理しますが、今回は一体型になるので、腕とライフルの往復がつづきます。
左の前腕とライフルが固定される部分です。
通常と違ってライフルの角度を手首で取り回せません。上腕から上の関節で調整するしかありません。詳しくは「ウェポン」のページも参考にしてください。
また写真が飛びますが、いちど塗装したものの、新たにプラ板で製作し直したりしてます。
サブアームの写真がまったく見あたらない・・・夢中で製作してると、写真を取り忘れることも多いです。
サブアームの写真、これしか無かった。。。
アームの製作でした。
みなさまに、楽しい模型ライフを!