デザインの異型もさることながら、非常に重量がかさばります。ずっしり重いです。
ここにさらに大型プロペラントが付くのでまたさらにシルエットが変わります。本当に全組しないと把握が難しいデザインです。
異型のデザイン。
この当たりの工作は「ボディ」のページも参考にしてください。
ここのあたりから、角度が1度でも違うと
後尾末端では大きく誤差が出てきます。
非常にシビア。
計算上の角度と、現場採寸の角度、両方を
組み合わせます。
太いネジを使用。
左右でほんの 0.数ミリ、それぞれ調整が必要にもなります。
サンドイッチ接合面は少しキツイくらいがちょうど良いです。
ネジはナナメに入れると強度が増します。
テールブームと胴体をつなぐフレーム群。
チラ見えのフレーム。
少し戻って、テールブーム後端のノズル周辺の製作です。
これは裏側です。
こちらが表面。
左右共通のパーツですが、最初に左右をきっちり分けておきます。
開口部を大きく成型。
おくまったネジは、ロングドリルとロングドライバーが必要です。
いわゆる「ふくろ」になってしまう部分。
なかなか難しい。
ネジのナナメ撃ち。ギリギリのスペースで最大の
強度を確保する努力です。
これより、プロペラントタンクの製作です。
まずは仮組、問題点が多数あります。
まず、基部になる部分の差し込み長さが決定的に足りません。
そのうえ内径が合わず、中心が取れない。
差し込み用の軸を旋盤で削りだし。
重量をすこしでも少なくするために、発泡レジンを作りました。
発泡レジン(左)は、無発泡レジン(右)の、1/5くらいの重さです。
これを基部に接続して、さしこみ強度を確保します。
無発泡レジンのムクから円柱を削り、マウントを作成します。
キッチリつくれば、これくらいの強度も作れます。
プロペラントは長大なので、差し込み式で取り外しも
出来るようにしました。
精度が良いので、差し込むだけで、、、
ぴったりキレイに固定できます。
各所に取り付けるノズルの製作です。
ボールジョイントは精度の良いモノに置きかえ。
こちらも同様に、ボールジョイント・オスメスに置きかえ。
ここは固形燃料ブースターだと想うので
ノズルは一方向に固定。
基部にちょっとスキマがあるので
ディテール用の穴を追加。
メタリック塗装は4層から6層くらいのコーティングです。
半乾きで塗る場合と、完全乾燥させて塗り重ねる場合もあり
使い分けています。なので時間がかかります。
グラデ塗装もまた、塗装も乾燥も時間がかかります。
ノズル基部です。燃焼室の最後の部分になるかな。
クリアーコートの吹き加減によってツヤが増してきます。
ステン製ノズルも使用します。
小型のプロペラント。こちらも全体を新規製作。
旋盤が使えるので、いい精度になります。
どうやっても自立できるデザインではないので、
いちばん効果的な部分にマウンターを作りました。
テールブームの製作、終わりました。
みなさまに、楽しい模型ライフを!