20年以上前に作ったゼータガンダム。思い入れの強い完成品なのでずっとディスプレイしてましたが、関節が弱くて姿勢フラフラ、部品ポロポロ。というわけで補修強化しました。

たしか1997年頃と、2022年の写真。関節等をイジりましたが、塗装などの外観は当時のままです。
まずはバラシ作業です。

強度が必要ない部分は、できるかぎり後ハメ加工しておくと、制作時もメンテにもいろいろ便利です。

当時はスナップフィットおよび接着剤をメインにして組み立ててました。20年経過した接着剤はまだ十分な固定能力を保ってましたが、それなりに劣化もしています。今回はネジで組み立てるようにしました。ネジだと劣化しないし、分解メンテもやりやすい。手間はかかるけどメリットが多いです。
また強度が足りない部分はプラバン等で補強材も追加しました。

変形のために複雑&脆弱だった胴体ですが、カチカチの強度になりました。いろんな部品がまっすぐピタッと止まって気持ちいい。

股関節はフレームを削り込むことによって、マタの可動範囲を大きくしました。

ヒザのアーマー。ゼータプラスのパーツが余っていたので交換しようか検討しました。が、ここは当時のままの状態を保つのを優先しました。

単純に完成度の高いものを作るんだったら新規から作ったほうが早くてキレイ。でも今回は20年前を温存することを大切にしました。なので改造するのはできるだけ見えない部分だけに留めるようにします。ここではグラグラだったヒザ関節を強固に補修。

劣化したポリキャップを新品に交換したり。

肩の関節。ボールジョイントは劣化してユルユル。設計的に弱いのでこのまま補修してもダメ。なのでプラ棒で1軸関節に作り直しました。もともとボールジョイントでも可動範囲ほとんどなかったので、一軸関節で十分です。

上腕のジョイントも、上下とも一軸関節に変更しました。

見た目はほとんど変わってませんが、中身(フレーム関節)は生まれ変わりました。ピタッと止まって気持ちが良いです。

ウイングバインダーのブラケット。複雑で強度が足りずフラフラします。ここもネジ固定にしました。また個人的な好みでブラケットを斜めに取り付けて、すこし後退翼にしました。

両翼はまっすぐではなく、後退角のイメージ。
ビシッと立つようになりました。


比較用に1997年頃の写真。

この頃はカメラや写真に全く興味がありませんでした。友達が古いコンパクトデジカメを貸してくれたので、試しに撮ってみた感じです。

「迫力のある画を・・・」とアオリで撮りました。

設定は全部オートで撮ってるので、完全無知な素人でもほどほどに撮れてます。

フレームをつけてみたり。当時は「よかれ」と思ってやったのでしょうが、今見るとなぜフレームつけたのかまったくわかりません。

ちなみにこの写真もデスクライトでサッと撮ったので光源がバラバラです。時間があったら撮影ブースできちんと撮りたいと思います。
20年以上前の完成品、捨てずに取っておいて本当によかったです。このキットはずっと手元に置いて行こうと思います。
みなさまに、楽しい模型ライフを!