HGUC 1/144 GP-03
デンドロビウム & ステイメン

作品番号 H16

 

デンドロビウムが完成しました。前半がデンドロビウム完成写真、中盤にデンドロビウム制作風景、終盤にステイメン完成写真があります。





 

 

 

デンドロビウム製作風景


ガンプラでは稀な大型キットで、しかも作り慣れた人型MSではなく、MA形態の特殊な機体。考察する要素が何重にも絡まって、大変ボリュームのある製作になりました。多くの改造やコメントしたい事もも沢山あったのですが、製作に集中していたので写真を撮り忘れたりして、制作内容の全部を書き上げることが出来そうにないです。全制作の30%くらいですが、書ける範囲で書いていこうと思います。

 

マイクロミサイル・コンテナです。設定・アニメでは色のコントラストが弱いというか、自分好みの配色ではなかったので、カラーアレンジすることにしました。色の組み合わせで結構悩みましたが、最終的には写真のようになりました。

 

いったん完成しました、が、まだ色が足りないと感じたのでメタリックに塗装したパーツなどを新規に追加しました。

 

このユニットはウェポンコンテナに収納されます。そのさいクリアランスがギリギリなので、ディテールを増やすにも減らすにも制限があります。見た目だけでなく機能的なことも考慮するのが、なかなか神経を使いました。

 


大型収束ミサイル。モナカ割りで合わせ眼消しが必要。ヤスリかけたりサフ吹いたりするとスジボリやディテールが弱くなったので、スジボリを彫り直し。

 

3本のミサイルは取り外しできるようになっています。




ウェポンコンテナ開閉用のシリンダーです。キットのままだとスライドが少し(かなり)きつい。まずはヤスリやドリルで物理的なクリアランス調整。さらに「乾燥後にツルツル・サラサラになる塗料」でフリクションを減らすことに成功しました。




キットではシリンダー(黒っぽいパイプ)のみ。実際の機構としてはシャフトも必要なので、シルバーメッキ風のシャフトを自作。シリンダーと二重構造になるようにしました。撮影技術不足で写真では見えづらいですが、実物は良い感じの色合いになっています。

 


ウエポンコンテナのフロントパネル。ディテールを調整し配色も追加、自作デカールを貼りました。

 


(何度も言いますが)ウエポンコンテナのスライド開閉は可動部分のクリアランスがとても厳しい。十分に調整しましたが、こういった機構は経年とともに丁度良くなったり、あるいはユルユルになったりします。完成後は見えなくなる部分にグリス等を塗り込むことで、スムーズな可動とすり減りの防止を行いました。



写真では伝わらないですがノーマルからは格段にスムーズに可動できるようになりました。



 
メガビーム砲の銃口です。 プラ材を加工してテーパー&段付きのリング状を作成。インナーマズル風に。


メッキ風の塗装をして完成。




アイフィールド・ジェネレータのメカ部分です。 マスキング&エアブラシが70%。筆塗り20%。スミ入れ&その他の塗装方法が10%、くらいの割合で塗り分けしてます。

 

水転写デカールはすべて自作です。こういった円周に沿わせるようなデザインはもともと難しい。さらにテーパーがついてて、さらにセンターフィンで区切りがあって、さらにフォントとサイズの切り返しがある。何十回か100回以上調整したかもしれない。でもどうしてもこうしたかったので納得できるまで時間をかけました。

 




ビーム砲の可倒式センサー部分。キットは金型抜きの制限でディテールが弱い。プラ材などでディテールアップします。




同じくビーム砲本体のディテールアップ。ちょうどよい形状のヤスリがなかったので、曲面ヤスリを自作して面取りします。 このような細かい調整を全体各所に行っています。

 


大型クローアームの付け根です。ヤスリ・塗装・メンテを考えて、 後ハメ加工しました。



少々荷重が掛かるので軸を打ちます。パーツの肉厚が2.5mm〜3.0mmの範囲で、できるだけ大きく取りたい。大きすぎると破断する。慎重に計測した結果、2.8mmがベストとなりました。




このようにポリキャップの円周接触と固定軸によって ガッチリと接続されます。

 



メインノズル。キットでは底見えしてて そのままでは奥行きが感じられない。穴を開けて深く加工する方法も考えましたが、今回はパーツを追加することによって多重構造にしました。



こういう機体デザインの場合、ノズルスカートが露出してるのではなく、ノズルを隠すようにフェアリングしてある、という解釈のほうが整合性があると思います。

 


GP-03s ステイメン


製作中写真を撮り忘れたり、デンドロの方の情報整理がまだ追いつかなくて、ステイメンの制作風景はいまのことろ未掲載です(申し訳ありません)。HGUCステイメンはとても優秀なキットなので、制作内容は基礎工作と定番改修の積み重ねで仕上がっています。

 



ライフル・バズーカ・シールドなどはデンドロビウムオーキスのウエポンコンテナに収納可能。

 


 

以上、デンドロビウム・オーキス&ステイメン 完成しました。

 

 

 

 

最後まで観て頂いてありがとうございました。 みなさんの感想やリクエストが僕の製作の励みになっています。 よろしかったら気軽にメールなどくださいませ。

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