もうずいぶん懐かしいキットですね。 キット自体の出来は良好です。が、経年収縮で あらゆる面が逆エッジみたいになってました。 前半戦はひたすら面だし。面が整えばその後の工作は順調。 後半戦は、固定キットを一部可動化する作業です。 これも、キットの関節の位置が論理的に優秀なためか、 特に苦労なくできました。
このキットは量産型とトレーナー機の選択ができます。 どちらにしようか悩んでるうちにいつのまにか 差し替えコンパチになっていました。 そのうえ、最後の土壇場でシールド追加です。
全体を通して感じた事があるのですが・・・ さすが、センチネル。 いまだ現役。ある意味、現役以上!
カトキハジメ、あさのまさひこ、高橋昌也をはじめ、 センチネルを作り上げた人達は時代を超えて、本当にスゴイですね。 何年も何年も「ビリビリッ!」とさせて頂いてます。感謝。(敬称略)
まずは「ネロ・トレーナータイプ」から。
いやいや、ジム系にこれほどのモーターを付けるとは・・・フルバーニアン並。
写真で8基使用しているバーニアノズルは
通信販売 Plamo-Plusで「PPノズル・タイプA」として販売中です。
こちらのヘッドはリファイン版。
ヒザ裏にはビームサーベル。
センチネルですねぇ。
股間の下のプラパーツを付け忘れてますね^^;
このあと取り付けました。
そして「ネロ・マスプロダクツ・タイプ」
このヘッドが初期型デザインです。
キットにはシールドは付いてません。
でもどうしても持たせてみたくなって、最後の最後で作りました。
表面の十字マークを削り落としてパテで平面に。
裏側は・・・ぜんぜんいじってません(オマケなので^^;)
後頭部のアンテナ、短く切り過ぎちゃって失敗だな・・・と想ったけど
この短さ、意外とカッコイイ。
適度な大きさのレンズが無かったので、プラ材から作ったセンサーレンズ部。 ブラック、パール、クリアを何層も重ねて奥行きある感じになりました。
ヘッド製作
バルカンポッドのアタッチメントでしょうか?
このあとシャープに整形しました。
スジは一度パテ埋めして、新たに彫り直しました。
2タイプ比較。
右ヘッドのように、えり足にはラインがない方が好きです。
こめかみのバルカン砲は、全くないタイプ、未装備でフタしてるタイプ、装備し露出するタイプ
が混在するようです。今回はキットの通りに作りました。
肩から腕の製作
下がノーマル固定式。
上のように切り離して軸を通すだけで可動化できます。
キットほぼ未着手状態。
軸打ちを確認したら、
ダボは削り落とします。
開口部にはプラ板を。
ホイストフックは金属素材で作り直しました。
量産機とトレーナー機をコンパチにするため、
肩周りの調整をします。実にクリアランスが厳しいです。
すりあわせして、マーキングして、削って、すりあわせして・・・の繰り返し。
トレーナー用のブースターパック。
この部品は合いも良く、すんなり製作できました。
ブロックつなぎ目の深掘り。
アタッチメントの整形。
胸ダクトの改修
悩みましたね〜^^;
キットのままでも可能といえば可能だけど、
合格ラインを満たしているかどうかと言えば微妙に失格か・・・
しかし作り直すのは時間かかるよ・・・
一番ヨレていた右ダクト枠の上部を削り落としてみる(恐る恐る)
左ダクトの枠を全部落としてみる(恐る恐る)
んんー、ダクトもそうだけど、胸ブロックの面も乱れてるなぁ・・・
ダクトを自作してみる。失敗1。
またもう一個自作してみる。失敗2。
未熟だなぁ。と反省する。
どうもダクトのフィンが寝てるのが原因で、レトロな感じになっちゃってる。らしい。
5枚重ねでダクトを作ってみる。ダクトがちょっと厚くて失敗3。
薄いプラ板と厚いプラ板の7枚重ね。なんだか失敗4。
さらに薄いダクトを斜めになるように・・・・失敗5。
キットのフィンにパテをもって削り出す。
フィンの成形はこれが一番いいかも。
枠はちょっと厚めのプラ板で組んでいく。
方形じゃない、せり出した感じが難しい。
前述の失敗例は、このせり出し感が前後左右で全部異なる事を
理解してなかったからだと想った。
そういえば、カトキハジメさんはよくこういう所に細かく指示を出していたなぁ。
カトキさんが生み出す特別なモノなのか、それとも僕が無知なだけなのか・・・
小松原さんとかも、すごいよなぁ。
GP01みたいになってきた。
大まかに囲いができたので、あとは微調整です。
塗装まで来ました!
緑はどんな感じにしようか迷いました。
別冊センチネルではロービジっぽい緑でしたね。
手足のグレーを少し濃いめにしたので、それに負けないように
ビビットな緑を作りました。
下半身の製作風景です。
左右対象じゃなくなってるよぅ・・・
悩まず削り落とし。
キットの位置に丸モールドを彫り直したけど、
位置的にちょっとおかしいので、このあとパテで埋めて
好みの位置に彫り直ししました。
キットの穴は埋めて、適切と感じる位置に移動しました。
当初はこんな風に足首ロックの予定でしたが、
いつも通り、可動化です。
仮組での立ちポーズ、股関節の開きが足りなくて迫力不足だったので、
クリアランスを創って簡易可動化しました。
上の写真はモモと股関節の付け根を切っています。
こちらは座骨のあたりです。
赤い部分が干渉するので、削り落とし。
結構拡がるようになりました。
俯瞰でみると、こんな感じ。
腰のアーマーで見えなくなるので、実に楽です。
たぶん、経年で中の方の油分が出てきたのでしょう、
離型剤とは違った強い油膜がありました。
右の写真のような頑固な皮膜です。
左写真はキレイに油膜を処理した後です。
こういう裏側部分もしっかり仕上げると気持ちが良い。
太さ、強度、しなり、可動、いろんな要素を考えながら
軸を選んで打っていきます。
小さな気泡は、気付いた時点で目印を付けておきましょう。
キットはC面×3でしたが、C2-R1に変更しました。
設定画にも近いし、この方が好みです^^
キットのモールドも結構シャキッとしてましたが、
よくある谷間のビラビラの処理が面倒だったので、
コトブキヤさんのプラパーツに置き換えました。
紹介してない部品も多数ありますが、
今回は基本工作だけでも良いラインが出てるので製作風景は簡略に^^;
エクイップ製作風景
バックパックの製作
このモールドは何かと想ったら、追加プロペラントタンク用のアタッチメントでした。
最初は穴をあけてそれらしくする予定でしたが、資料をみると
2本のタンクは約30度ほど後退角をもってほぼ平行にインストしてあるんですよね。
つまりこの配置だと、ほぼ直下にしか向かないんじゃないでしょうか?
つうわけで、全て削り落としてパテで整面して・・・
鉛筆でアタリをとって、角度をつけて作り直しました。
ライフルのセンサー部分の製作
一番左が、センサーパーツ。一発抜きです。
作り直した方が早いので、右4つの部品を作りました。
右が4つのパーツを組んだ所。
色かサフが乗ってないと形状が解りにくいですね。
色塗りました。
レンズ部は塗装で表現しました。
ライフル銃口など
うっ、これは。。。マイッタ。
もちろん切り落とし。
整面。
穿孔
ロッド状のパーツはルーターで削りだして作ります。
うっ、これもなんだか・・・
というわけで、プラ材から作りました。
最近おもうんだけど、ライフルって改修するより
フルスクラッチしたほうが速いのかなぁ・・・
ストフリもハイニューのときもそう思いながら改修してたなぁ。
次のGKのライフルは最初からスクラッチしてみよう。
オーバルプロペラントの製作
気泡チェックしてます。
このモールドはどうにもならないので、
プラパーツに置き換えました。
これにてネロは完了です。
みなさまに、楽しい模型ライフを!