キット発売直後に入手しておきながらも、完成までにけっこうな時間がかかってしまいました。写真を撮っていたらいくつか改善点もみつかったので、このあとまた少し改修しています。とても良くできたキットでMGと比べても遜色ないですね。
こまかい説明は各ユニットごとの製作風景を参考にしてください。

いつもキットは2個か3個買います。1個目は仮組でストレート、無塗装で製作。それを元にして2個目を製作&塗装して完成させます。さらに3個目で改造などをして気に入った状態まで持っていきます。
1個目のキットが部品取りとなるのでシールドを2枚持たせたりできます。また改造で失敗しても予備部品があるので気持ちが楽に製作できます。
製作風景・その他のページで、仮組と完成品の比較写真があるのでそちらも参考にしてください。

この「キットを2つ買うと良いよ」というやり方は、もったない、と言われることが あるのですが、同じキットを数回組み上げるととても上達に有利に働くので 伸び悩んでいるモデラーさんはぜひ試してみて下さい。キットのクセが良く分かって 改修点がハッキリみえてきます。ぜひ。

プロペラントタンクの大型化が効いています。

なお、キットのタンクにあった方形ノズルはオミットしました。大きさのわりには燃焼室がイメージできず「ただ付けただけ」という感じがしてどうしても違和感があったからです。

144にしてデザイン的にも小さいヘッドだけれど、非常にシャープな成型と 素晴らしいパーツ分割なのでノーマルで充分イイ感じです。

全身にあるノズルと丸状モールドは 自作のメタルパーツに置きかえました。

単調になりがちな脚の後ろ側ですが、フクラハギからアキレス腱のあたりまで多重構造で重厚感とボリュームがありますね。こういう感じ好きです。

脚の外側は ノズルBx2基 ノズルCx1基 です。アキレス腱のあたりにも ノズルB が仕込んであります。

ビームライフルのセンサーは、 丸皿5mmと3.2mm レンズ・ゴールド4mmと2.5mmを使用。最近はこの組合せがマイブームです。

背中のバインダーも見せ所ですね。ノズルC ノズルA を使っています。詳しくは製作風景・バックパックのページを参照してください。

さきほど説明したアキレス腱のノズルBが少し見えます。あ、アキレスというよりはフクラハギかな。

ジオン系の機体にしては面が狭く複雑、そこにメタルパーツを配置するとけっこうな情報量になるので今回はデカールは無しで仕上げてみました。

脚の外側についてる、ヒョウタンにヒレがついたような部分は一体成形のワンパーツなのですが、ここはいくつかにパーツ分割したほうがいいかもしれませんね〜。仮組キットが余ってるのでノコギリで切ってみます。

スカート縁にある白いダクトは本来は黄色です。白と黄色を両方つくってみましたが、今回は自分の好みで白系オフホワイトにしてみました。

あ、そういえば書き忘れていましたが、今回も半固定ポーズでプロポーション重視で製作しました。MGシナンジュ同様、全体のパーツ数が多く重いキットです。とくに上半身とバックパックが重いので、腰・ヒザ・足首あたりの関節強度が足りず自立できません。まぁ気を使えば立たせることもできますが、あまり見栄えのよいポーズは取れません。製作される方は特に足首の弱さはなんらか対策した方がよいでしょう。
というわけですので、足裏をベースに固定、腰はカトキ風チン出し角度に改修、足首の一部などを固定するなどの処理をしました。上半身はキット通りに動きます。


自分の作った機体が、どこかで誰かに飾ってもらえるというのは僕にとってほんとうに嬉しいことです。あと、感想やアドバイスなどももらえたら嬉しいので、ぜひ。それでは、最後まで見て頂いてありがうございました。
※ 今回の制作で使用したメタルパーツセットとPPカラーセットを【ぷらもぷらす】で販売してます。
みなさまに、楽しい模型ライフを!