今回は、MGシナンジュのチタニウム・フィニッシュ・バージョンです。内部フレーム・紋章・ウェポン類は塗装し、外装パネルはキットの特殊塗装を生かした仕上げにしました。
イージー製作です。まずは製作風景です。
キットの「チタニウムフィニッシュ」は、
赤い成型品にシルバー塗装、クリアレッドコート、という構成になってました。
この塗装はランナー部分の塗装が乗ってないという弱点があります。
塗装落ち部分をできるだけ目立たなくなるように
いくつかのタッチアップ方法を試しました。
完璧はムリですが、あるていど目立たなくなりました。
なお、このように面が狭い場合は、
その面は全部ヤスリがけして、赤塗装を乗せた方が
スッキリ仕上がります。こうしていくつかの方法を組み合わせて
外装は仕上げることにしました。
いつもは、完全に隠れてしまうコクピットは作らないのですが
今回はオーダーにより、コクピット&パイロットを実装します。
サイコフレームに囲まれるコクピット。
完成後はいっさい手を付けることができないので
仮組して充分確認をしておきます。
パイロットを乗せました。
前面計器パネルを取り付け。
こういうクリアーパーツを触るときは、事前に手をしっかり
洗っておきます。ハンドソープを使ってしっかり油脂を落とします。
光の当たり加減で、サイコフレームが光ります。
モノアイは、丸皿モールドB3.2mmとレンズ2.5mmの組合せ。
バルカン部はPPソケットB2がピッタリ。
腰のジョイントです。腰回りのジョイントは全て精度がイマイチです。
キツ過ぎて、壊れやすい。ちょっと動かしてるとユルユルで保持しなくなる。
なので、ベストな角度で固定しました。
可動するのは良いけど、腰を横にロールさせることは
ほとんど無いので、ここも固定。
腰まわりの動力パイプ、PPアポジ4mmに置きかえます。
方法はいろいろあるのですが、今回やった方法がいちばん
いいかな、と思います。まずは基部を2.5mmほど残して切り落とし。
中心に1.0mmの穴を開けます。
ここに補強用の軸線を通します。
立ち上がりが少し後ろナナメなので、アポジが少し当たる。
マウントの後ろ側をすこし削ると、なお良くなります。
PPアポジ4mmがピッタリ収まります。
塗装が終わったら、1.0mmの軸線を差し込んで接着、
2.0mmのコアスプリングを差し込んで接着、
PPアポジ4mmを通していきます。
これは腰の辺りの動力パイプ基部です。
アポジ4mmを埋めるための穴を開けます。
丸ビットで面取りするとさらに接着力が増します。
塗装が終わったら、PPアポジ4mmを差し込み接着。
ここで焦らず、半日〜1日くらいじっくり乾燥させます。
動力パイプの取り付け方法の質問が多く来ますが、
やり方自体は難しくないです。一番大切なのは、あまり考えずに
丁寧に丁寧に、時間をかけて、確認しながら工作することだと想います。
僕も初心者の頃は、効率良くすることを考えてましたが
今では、ゆっくりじっくり作業することが一番の近道だと実感しています。
紋章の塗装は時間がかかるので、一番最初から手を付けています。
塗料がしっかり乾燥するためには1日は必要です。
このパーツで7〜10回くらい塗装を重ねるので、
10日くらいかけてジックリ塗装します。
塗装の乾燥待ち時間を利用して、ヤスリがけなどを
進めるようにしています。
チタンコートがイイ効果を出してますね。
上腕のアーマーです。
PPノズルBがピッタリ。
最大の弱点は腰。そのほかはとても良いキットですね。
股間の前後スイング機構も、ゆるみやすく壊れやすいので
固定にしました。
アキレス腱のシリンダーです。
変換シャフト3mm-1mmがピッタリです。
長さを調整して、
ピッタリスムーズに動きます。
PPノズルCがピッタリ。ノズルGを使って
少しせり出させると迫力が出ます。
アシのスネ側
アシのフクラハギ側
常に、仮組キットと比較検討しながら、作っています。
※ 今回の制作で使用したメタルパーツセットとPPカラーセットを【ぷらもぷらす】で販売してます。
みなさまに、楽しい模型ライフを!