ノーマルモード固定仕上げで完成させました。
ここから製作風景です。
仮組したときに、このキットのカナメはユルユル関節の処理だな、と想ったので、まずは関節固定で仕上げて自立するのかどうかを確かめました。
すでに数度の仮組・バラしをくり返して検証してるので、あるていど製作はスムーズに段取りできます。まずはフレームはパーツごとにヤスリがけ、塗装をします。パーツによっては接着してから塗装したほうが良い場合があります。
組み上げるときに、カッチリ接着固定します。スナップフィットだけだと、完成後にグニャ感が残ります。
ここの腰可動は固定してしまうと白いパーツが入らなくなります。ここだけは白いパーツを組んでから、接着固定の手順です。
このように、組み上げる手順を把握してないと途中で行き詰まることもあります。固定仕上げというのは意外と難しいモノです。
ひとつひとつ、ジックリ組み上げます。
肩(ワキ)の関節は、ユルユルなのでネジで固定します。普通にディスプレイするのに必要な程度の可動を残します。
肩のノズル。アポジ3mmがピッタリです。
ここも上下に可動しますが、ベストな位置で固定します。
フレームが完成。かなりしっかり立つようになりました。
フレームが決まったら、パネルを取り付けます。パネルも接着したほうが良い部分もあります。ひとつひとつ、必要な処理を施します。
キットのディテールが多めに入ってるので、メタルパーツは少なめでもOKです。アポジ2mm、ステンレスボール1.0mm、1.5mmなどがメイン。
フェイスは良くできているので、丁寧に創るだけでOKです。
後頭部のセンサーは、別パーツになっているのはありがたいですが額センサーにくらべていつまでも粗末なのは、なぜだろう?技術的に額のセンサーと同じ処理にしてほしいです。
首の可動はいいですね。このままで充分です。
頭部のバルカンはアポジ2mmがピッタリ。
上腕、前腕はアウトラインも関節もイイ感じです。肘の白いパーツの処理は難しい部分なのに、よく練り込んであってスゴイとおもう。
可動もスゴイですね。重量がかからない関節部分はノーマルのままでイイ感じです。
ファンネルを付けなければ、それなりに自立します。しかし、相変わらず腰はボールジョイント一発で、弱い。腰はどうにか改善してほしい。
というわけで、上半身下半身はネジにて固定します。
足の後ろ側、PPノズルCです。収納することはできませんが、展開させてこれくらいボリュームあったほうがいいですね。
パーツが細かく分割されているので、色分けは楽です。ただし組み上げはしっかりやらないと、スキマだらけになります。
問題のヒザ関節はグラクラです。ストレスにしかならないのでヒザはネジで固定しました。これでも自立はギリギリですよ^^;
関節固定仕上げのコツは、下半身をしっかり創ることです。足の角度や設置具合など、キッチリやるのは結構難しい。
ファンネル付けても自立できるようになりました。ただ、元のデザイン&重量バランス的に、ここが最大の安定点だと想います。できればディスプレイベースに固定したいです。
フレームが決まったので、外装を組み立てます。
手がこんでるデザインです。手抜きしてないキットは創っていて嬉しいです。
ディテールが多いので、手を入れる部分は少ないです。
ファンネルは、旧キットよりも安定しません。なので、スタンダード状態で接着しました。接着面が少ないので、しっかり固定させます。
2本の伸長ファンネルもシッカリ固定。黄色のパーツも接着して少しでも強度を高めます。
ん?成型不良品か、金型の設計ミスかな?
温度を加えて、金板を使って修正。
ちなみに素組。ディスプレイベースに足を固定してますが・・・それでもファンネルの重さで、自立しません。
※ 今回の制作で使用したメタルパーツセットとPPカラーセットを【ぷらもぷらす】で販売してます。
みなさまに、楽しい模型ライフを!