ギレンの野望シリーズよりギャンクリーガーです。
B-CLUB製ガレージキット、ギャン・クリーガーの製作です。初めて作るキット、初めてのカラーリングなので試行錯誤しました。そのため製作風景は時系列になっており、パーツもあちこちに行ったり来たりしています。ご了承ください。
まずは最小限の構成で仮組します。
特に足腰の強度を真っ先にチェック。おおむね良好です。
上半身は強度と共にバランスのチェック。
顔の造形もイイですね。
いったんバラして、基本フレームの改修に入ります。
キットのインスト通りだと数世代前の思想で頼りなく、フルアクション関連はほとんど全て作り直す事になりそうです。
20回ちかく仮組分解をくり返しかなり検討を重ねた結果、腰パーツを思い切って分割。
強度、組み立てやすさ、フレーム仕込み、整面・・・分割したことで全ての面でレベルアップしました。
余肉が少ないのでネジ打ちの場所に苦慮します。
スカートの取付も改善されました。
扱いやすくなったスカートなので、さらに強度を確保する加工が出来るようになりました。キットのままでは位置づけが不安定だったので、仮ブラケットを使って位置を確定させます。
ギリギリです。
位置やシクネスが決まったので、ブラケットを再制作。
股間を逃がすための隙間明けが結構苦労しました。
大切な足首はいくつもの試作ジョイントを使って検討。出来るだけ大きいボールを使いたいけれど肉厚に制限があるのが難しいです。
説明書に3mmと書いてあっても、必ず実測します。0.05mm以上の誤差がある場合は、3mmで加工すると失敗します。
かなりキッチリした下半身が出来ました。
フレームが決まったら、ディテール加工に入ります。
大きい穴をキレイにあけるのは難しいです。たくさん練習しました。
メタルパーツを使います。
面構成自体を整理した整面、アウトラインも変更。
レジンはどうしてもフンワリしたラインになります。下端のアールの面取り・・・
シャキッとさせます。
腕の製作です。
曖昧な面の修正、ディテールの追加、スジ彫り、などなど。
ランドセルは、サイドの出っ張りの部分が肩に干渉します。
サイドの出っ張り。造形もマッタリなので切り落とします。
平面もしっかり出せて、手間はかかるけど精度アップ。
ノズルカウリングの下端の面構成変更。
かなり検討した結果、ランドセルもノコギリで分割しました。
一つ一つのブロックをしっかり作ることが出来るようになりました。
シールドは良くできています。
丸ディテールはメタルパーツに置きかえます。
これも分割します。
円筒形パーツはキットのものは使わず、新規に作成します。
ある程度の工作が進むごとに、こまめに洗浄を行います。
当初は原型のまま製作する予定の肩ブロックですが、作っているウチに
どうしても造形のクオリティ・バランスが合わないと感じました。
なので基部のアウトラインから変更することにします。
面の整理ができました。時間はかかりますが、手を入れて良かったです。
エッジも立ちました。
胴体・上腕との接続方法です。
ここも変更することにしました。
ブラケットを延長・強化します。
仮組で当たりを見ます。
肩の高さ、角度など改善されました。
ブラケットをさらに強化して成型します。
フレームが決まったので、ディテールと表面処理に入ります。
肩のブロックです。フレーム干渉部分の調整と、アウトライン修正。
もともとの穴の精度が悪く、調整も出来ないので
プラパイプを仕込んでます。
強度・精度がアップ。
ヒジの関節です。キット通りの構造だと強度も精度も取れないので・・・
ポリパテで埋めて、接続方法も強固に改善。
関節の方法も変更しました。
肩のイチの最終調整をしています。
ヘッドの造形はとてもイイです。
モノアイはくり抜いて、別パーツを取り付けます。
プロペラント用のブラケット自作。
キットのプロペラントはデザインも精度も、ちょっと救いがたいので
流用パーツと自作パーツでプロペラントを新造しました。
ランサーの製作です。まずは仮組。
グリップ部分は修正を加えるよりも新規に創った方が精度が出せそうです。
肉が薄いので、精度のよいドリルが必要です。
シールドのマウント部分を改修しています。
ベースとしては使いましたが、ほぼ全面的に形状修正しました。
マズルはプラ棒の旋盤削りだし。
マメにパーツ洗浄して、精度を高めます。
金床を使って、足裏の接地をシッカリさせます。
丸い穴をキレイに掘るには、精度の良いドリルと、丸ビット、円盤ビット
などを使います。
ほぼ見えなくなる部分ですが、ディテールアップ。
ほぼ全面の形状変更。
ダクトはアフターパーツにて精度アップ。
ブラケットをさらに補強。
キットの可動方法は強度が取れないので、変更しました。
甘い面取り。パネル接合角度からも意味がないので・・・
面取りをオミットします。スッキリします。
全面おなじようにエッジを確保。
多重構造になる胴体部分。複雑です。
スルーホール型ネジ止め。
ダクトはキットに従って塗装で塗り分けたのですが、塗ってみてから
形状・カラーバランスが良くないことが判明。ダクトを埋めて、アフター
パーツでボリュームを出せるようにしました。
みなさまに、楽しい模型ライフを!