ガンダム試作4号機・ガーベラ

作品番号 S05

ガンダムの中でも特に好きな機体なのですが「幻の機体」ということで長年キットされず、 キット化をずっと待ち望んでいました。

REグレードで販売されてすぐ2箱買ったのですが、 REグレードは、ナイチンゲールを組んだ時に「まともな完成品にするには時間がかかりそう」と思ったので 制作のタイミングがつかめず、手付かずになっていました。

やっと仮組みをしたところとても作りやすかったので、一体目で制作の方針を検討してすぐに2体目の制作に入り、 思ったよりも早く約2ヶ月で完成しました。

今回はデカールを新規に作り直したり、ぴったりサイズのマイナスリベットを制作したりしてます。 また「実践に投入されなかった機体」なので、新車イメージの鮮やかな塗装にしました。

 

 

 

 


 

 

こういう小さいパーツは、ランナーにつけたまま加工・塗装すると精度が上がります。

 

差し込みが少し固いようなので、事前に調整する箇所です。

 

すばらしいパーツ分割のおかげで、加工も塗装もやりやすいです。

 

 

ディテールも、MGを超えるクオリティです。

 

一体目を作った時に腰がフニャフニャなことは確認済なので、今回の制作ではポリキャップは取り除いて、ブラケットを制作したうえで固定にしました。

 

このガーベラは劇中では活躍しない想像設定の機体なので、空想のイメージを強くするためにカラーリングは鮮やかにしました。

 

 

完成後は見えなくなる部分ですが、ディテールアップ。

 

 

一部、カラーリングをアレンジしています。

 

 

キットの丸ディテールを、アポジにするかリベットにするか、その場所の機能を考えながらディテールを選択していきます。

 

 

以前に作ったデカールをベースに、このキットにあわせて再制作しました。

 

 

ノズルGと面取りパイプC2mm真鍮がぴったりサイズでした。

 

丸皿7mm+マイナスリベット6mm。丸皿5mm+マイナスリベット4mm。

 

プラの肉厚がギリギリなので、0.05mmくらいの精度が必要になります。

 

 

同じ1.2mmでも刃の種類が違います。安物・高精度・特殊用途と、いろいろ使い分けてます。

 

つま先には丸皿5mm+塗装したマイナスリベット4mm。

 

 

右端の下半分だけ見えている可動軸のディテールアップが、けっこう難関でした。

 

プロペラントのマウント。可動させてポロポロ落ちるより、このように差し込み固定式のほうが良いと思います。

 

 

丸ディテールに穴を開けるのですが、裏側のリブの有無を確認するためにこのように光にかざして確認します。今回はリブなしなのでそのまま穴あけできます。

 

 

 

 

こういう2段穴は、ドリル+丸ビットで作ってます。

 

 

丸モールドがあったのですが切り落として、新規に制作します。

 

 

丸皿7mmとレンズ6mmでぴったりでした。

 

 

写真だと判りにくいですが、塗り分けしてあります。

 

 

カラーリングをアレンジしました。

 

完成後は目立たないので、写真を撮っておきます。

 

ここも。

 

このウェイストゲートみたいなのは何でしょうか?

 

 

デカールの微調整。

 

もっと派手なデザインも考えたのですが、今回はこれで。

 

肘とマニピュレータでホールドするデザインですが、マニピのグリップは切り落としました。理由は・・・

 

 

肘のアタッチメントを可動式に変更。そのためマニピュレータ用グリップは必要なくなりました。

 

 

微調整。

 

 

 

 

 

 

完成しました。

とても良いキットでした。

 

 

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