MG デルタプラス・ステルス仕様
ウェーブライダーモード

作品番号 T04 MSN-001A1 Delta Plus

 

デルタプラスはアニメ設定色がロービジ塗装な機体なので、さらに進めてステルス塗装っぽい仕上がりにしました。そうはいっても本当にステルスにしてしまうと模型としての見栄えがなくなってしまうのでアクセントカラーを配置しました。

またこの「デルタプラス・ステルス仕様・ウェーブライダーモード」は以前に数体制作してまして、そのときの経験から改善点やアレンジが思い浮かんだのでメモしておきました。そのメモにしたがって、最新のパーツと塗料を使ってコツコツと制作していたものが完成しました。

 

 

 

 

ここから制作風景です

 

デルタプラスは確か6機か7機目になりますので主要なところは把握してます。が、いちおう毎回仮組みをしてイメージを固定させてます。

ちなみに奥にあるのはHGUCゼータプラスです。ゼータプラスはデザインバランスが非常に良いので、ウェーブライダー系をつくるときは常に並べて参考にしています。

 

説明書には毎回毎回メモが書き込まれてます。

ヒザは切り欠きを大きく取ることで可動範囲を拡大、ウェーブライダー形態のシルエットを可能な限り薄くします。

 

スナップフィットがキツすぎると部品が奥まで入らなかったり、無理に入れると部品が歪んだりします。穴を広げたりピンをカットするなどで対処します。だだしむやみに加工すると部品がポロポロと外れてしまいますので、経験と正確な採寸が大切な部分です。

 

ウェーブライダー固定にするのでフレーム系はネジ&接着剤でカチカチに固定。またプラ材で補強を入れたりもしてます。

 

フレーム等が決まったら、塗装に入ります。オリジナルのカラーアレンジをするので、塗り分けやマスキングが多くなりました。

 

塗装の順番も熟考します。教科書どおりに「薄い色から」というのはあくまで基本の話で、濃い色から塗った方が良い場合も多いです。

 

「塗ってから接着」か「接着してから塗るか」これも部位によって使い分けます。

 

できるだけエアブラシで塗装したいのですが、場合によっては筆塗りが有利な場合も。なんども同じことを言うようですが「適所適材」で使い分けですね。

 

メタリックは乾燥時間がかかるので、早い段階で塗装しておくと効率良くなります。完全乾燥してからマズルの先にPPアポジ3mmを装着。

 

シールド(機首)は、デルタプラスのなかで一番手間がかかる部分かもしれせん。でも手間をかけるだけのいいデザインだと思います。

 

なおシールド(機首)はスナップフィットの嵌合がとてもシビアなので、初めて作る人はピタッと組み上げられないかもしれません。しかも一度組んでしまうとバラして修正するのも難しいです。初心者の方にはある程度割り切りが必要な部分です。

 

胴体です。固定で制作する場合、順番を間違えると組めなくなる可能性があります。ネジならバラせますが、接着する場合は確実な段取りが必要になります。あるいみ可動よりも固定のほうが神経を使います。段取りを失敗して、泣きそうになりながら接着部分を破壊することもたまにあります・・・

 

モビルスーツ形態だと必要なパーツも、ウェーブライダーだと蛇足になるパーツもあるので、バランスを熟考してオミットすることもあります。

 

胴体と機首の接合は、非常に小さい部品が2つのみ。大きい過重がかからないので強度不足にはなりませんが、パーツ破損する可能性があるので注意が必要な部分です。

 

なお今回は「ステルスブラック・鮮やかなグリーン・淡いメタリック」という、非常に写真に撮りにくいカラーリングです。特に完成写真は上手に撮影することができなかったので、制作風景の写真を多めに掲載しました。

 

ステルスブラックに露出を合わせると、グリーンが飛んでしまいます。メタリック部分はくすんだ色になってしまう。カメラ先輩の方、アドバイスを頂けたらうれしいです。

 

小物パーツも出来るだけネジで固定するようにしてます。ポロポロ・ギシギシしない完成品を目指してます。

 

ノーマルとの比較。各所を少しずつ詰めるという細かな改修の積み重ねで、かなり薄くすることが出来ました。

 

無事完成しました。ゼータ・ゼータプラス・デルタプラスは何機作っても飽きないです。

 

 

 

最後まで観て頂いてありがとうございました。 みなさんの感想やリクエストが僕の製作の励みになっています。 よろしかったら気軽にメールなどくださいませ。

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