HGUC バーザム

作品番号 T15

 

初めてバーザムを作りました。

ゼータガンダムは辛辣な人間ドラマが好きで、メンタル崩壊の象徴であるゼータガンダムは特別な印象があり何度も完成品をつくりました。

しかしバーザムについては、その他の使い捨てモビルスーツと同様に、活躍した印象がありません。そのうえこのヒドイデザイン、何度か作ろうとしたのですがどうやってもかっこよく作れる気がしない。MK2をベースにアレンジしたスタイリッシュな作例は確かにカッコいいのですが、それだとバーザムではなくなってしまう。けっきょく一度も作ったことがありませんでした。

そんな経過がありつつ、2017年においてあえて酷いデザインのままキット化されたのは、かえって「これでいいんだ、バーザムは」と受け入れることが出来ました。ガンダム世界の中でも、僕達のリアルの青春の中でも、色んな意味で当時の混沌の象徴なんだなとおもいます。

 

 

今回はまず仮組みまで行いました。

 

 

 

ここから制作風景です

 

 

ヘッドはよく出来ています。モノアイをPPレンズ2.5mmに変更。サイズピッタリです。

 

バルカン・ポッドはオマケ的な簡潔さ。左面の丸モールドは丸皿3.2mmとマイナスモールド2.5mmに変更しました。ここは赤塗装するので、メタルパーツ化するメリットが多いです。

 

腕関節はいつもと違う構成になってます。前腕に関節が追加されてるのが特徴です。

 

肩のモールドはマイナスモールド3mmがピッタリ。

 

平手は良く出来てますが、握り手は大昔から進化してない例のやつです。握手と平手で、手の甲のパーツの大きさが違うのですが何か意図があるのでしょうか?

 

肩関節・胴体・股関節、いつもと違う独自の構造になってます。このあたりもバーザムの立体化の難しい由縁でしょうね。

 

「くぼみか平面か」。僕はくぼみの印象がありましたが、キットでは平面にしてきました。どうせなら両パーツ作って「実はコンパチ」あるいは「公式にも不明」でも良かったかもしれませんね。

 

腰のジョイントも独自です。後術しますが、脚と干渉して可動範囲が制限されてるので、固定しちゃっていいと思います。

 

普通のMSは「胸・腰・股間」ですが、バーザムは「胸・股間」の構成のようです。このデザインを守るかどうかがバーザムの最大のアイデンティティじゃないかと思います。

 

マイナスリベット3mmを配置しました。本格制作のときはシリンダーもメタル化してもいいですね。

 

太い太ももが固定式のリアアーマーに干渉するため、脚部の可動が制限されています。リアアーマーを可動化するにしてもバックパックとも干渉してるので、やはりここでもデザインの独特さが脳に来ます。

 

ソールはシンプルなデザイン。写真を撮り忘れましたが、クルブシにはマイナスリベット4mmを配置しました。

 

ヒザ関節はマイナスリベット3mm。またはパネルを切り欠いてマイナスリベット4mmにしてもグッと見栄えが良くなりそうです。

 

他のMSとの共通点を観ると、前後逆だ!と思うデザイン。やはり独特。

 

ここはPPアポジ1.5mm。このほか各所にメタルパーツを配置します。

 

フクラハギはPPノズルG。

 

ピッタリです。

 

ランドセルは非常にシンプルなパーツ構成。PPノズルCがピッタリでした。

 

MK2のランドセルも搭載可能のようです。

 

ビームライフルは独特な形状。肩にアタッチメントできるのは初めて知りました。

 

ビームサーベルはグリップが独特。こういう部分が共通化されてないのは、何か強い意味が欲しいですね。そうじゃないとデザイナーの手抜きオリジナル感が出てしまいます。

 

ほんとうにヒドイデザインですが、これで良かったです。このキットは非常に良いキットです。時間があったら本格制作したいです。

 

 

 

 

今回の制作で使用したメタルパーツセットとPPカラーセットを【ぷらもぷらす】で販売してます。
最後まで観て頂いてありがとうございました。 みなさんの感想やリクエストが僕の製作の励みになっています。 よろしかったら気軽にメールなどくださいませ。

みなさまに、楽しい模型ライフを!