MG ディープストライカーの仮組みを行いました。同時にディープストライカー専用デカールを新規に作りました。
予想通り、Ex-Sを軸にしてディープストライカーのパーツを追加していく感じです。そのためMG Ex-Sの素組キットを用意し、比較しながら仮組みしました。
ディープストライカーは以前に制作したことがあり、パーツ構成を理解してるのもあって、スムーズに組み立てることができました。なお仮組みなので撮影は簡単に済ませております。
全体的に良く出来たキットです。でも個人的なイメージだと、追加パーツのボリュームが少し物足りないかな。
弱点としては、多くの部品がモナカ割りで後ハメも出来ない、メッキが雑など。良い所は、カラー分割されてる、無理な可動を辞め固定で強度を上げているなど。
ヘッドの造形はかなり思い切ったアレンジになってて、センチネル慣れしてても「前後長!」という印象を受けました。非常に良いですね。センチネル系はこれくらい冒険してほしいですね。またEx-Sではポリパーツで非常に苦労したアンテナはプラ製になりました。インコムもカラー分割に改善されました。頭部の仕上げはとても良いと思います。
フレームはほとんどEx-S。胸やダクトのメカ見えが追加されてて、嬉しいです。
Ex-Sは10機以上作ったのでキットの良し悪しは把握しています。スナップフィットは全体的にキツすぎるのでスムーズに差し込めるように加工して、最終的に接着やネジで固定するようにします。
追加ユニットはまとまりすぎてて少々物足りない感じ。Iフィールド発生機もずいぶん簡略化されてます。
今回は仮組みと同時にデカールも製作しています。以前製作したデカールデータを元に、ほとんど新規に作り直しました。
スライド機構が備わった肩。でも根本ブロックは可動しない簡易仕様です。ムリにフル可動にして強度が足りなくなるよりは良いかな。またはEx-Sフレームを使わず、差し替え式にしても良かったかもしれません。
Ex-Sのデカールも利用して、再デザインしてます。肩の部分はスライドしてもデザインが崩れないように調整しました。
カラー分割は良い仕上げになってます。しかしパーツ分割で無理してるのか、組み立ては少々キツくてパーツ破損しそうでした。こういうときは無理せず、フィット調整して組み立てます。
真っ白なのでデカールで色のバランスを取ります。
主砲。マズルとレシーバとエレベーションギアが一体成型なのは残念。特にエレベーションギアはもう少し凝ってほしかったです。
メッキの精度が非常に雑なので、塗装することを念頭におきながら仮組みしていきます。またメッキか塗装かによってデカールのデザインも変えています。
カラー分割されていますが、そのままでは情報量が少ないですね。
完成品を作る際にはデカールやレンズやメタルパーツでディテールアップする予定です。
プロペラントタンクは2パーツのモナカ割。
ブースターパックは中間で折れる可動が加わりました。また色分けやノズルマウントのプラ化など、Ex-Sの弱点がほぼ改善されてます。このキットで一番凝ってる部分かも。
ビームキャノンはモナカ割ディテール無しの残念な感じ。
テールスタビ。悪くは無いんですが、10年前のMGのクオリティ。もう少しこだわりを見せてほしかった。またパワーチューブももう少し良いものをセットしてほしかったです。
まとめ:金額や期待度が大きいせいで残念に感じる部分があります、たとえばビームライフルがEx-Sそのままなことも大きな残念ポイント。ですが、センチネル系キットの歴史を知ってる者としては、このキットが出ただけでも「良かったなぁ」と思います。時間があったら完成させたいです。さらに時間ができたらEx-Sのパーツを流用したディープストライカー、逆にディープストライカーのパーツを利用したEx-Sも良さそうですね。
ディープストライカーの完成品に興味のある方、気軽にお声をかけてください。
みなさまに、楽しい模型ライフを!