MG MSN-06S シナンジュ・スタイン

作品番号 U17

 

S様からご依頼いただいておりました、シナンジュ・スタインが完成しました。

 

 

 

 

ここから制作風景です

 

今回のシナンジュ・スタインは製作期間短めのイージー制作で仕上げます。前回の製作から久しぶりだったので、まず仮組みを行いました。

シナンジュ・スタインは全体的にシンプルでモノトーンなイメージ。なのでカラーバランスやデカールはモノトーンで落ち着いた仕上がりを目指します。またノズル装着部はスキマが多かったので、PPノズルを多めに追加することにします。

 

ぷらもぷらすのパーツは新製品や改善版が多数出ています。そういった最新パーツのなかからベストバランスのパーツを選別していきます。

 

基本的には赤シナンジュと共通なのですが、スタインのほうが元デザインやキット設計のまとまりが良いように感じました。将来、赤シナンジュを作るときの参考になりそうです。

 

・頭部バルカンはアポジ2.5mmがぴったり。
・首周りのパイプはシルバーチェーンに変更。
・チンガードのバリと面構成を修正。
・首の関節がキツイのでポリキャップを調整。
・ホホのスジボリやヒサシのバリなどを修正。
・ガンダム系ツインアイはいつもどおりツインアイ5色セットで塗装。

 

マニピュレータは過去に作ったマニピュレータを参考にしながら、今回の機体とポーズに合った指の表情を検討しています。

 

・上腕前腕の関節は大きい荷重はかからないのでそれほど強度はいらないですが、標準的な強度調整と塗装面干渉調整を行っています。
・肩の可動部はエッジが引っかかってカジリが出てしまうので、面取りなどで調整。
・内部フレームは簡易ですがグレー数色で塗り分け。
・前腕のスネの固定が弱いので、ネジを使って強固に固定。

 


・外装パネルはマスキングなどで塗り分けを増やしました。
・ほとんど見えなくなるフレームは、簡易ですが塗り分けを行いました。

 

腰や股間のスライドは、ネジでしっかり固定。またチラ見えする部分にメタルパーツを配置。

 

鏡を使って足裏を完全な平面に固定します。ここでしっかりした精度を出すことによって接地性が上がり、安定した自立ができるようになります。

 

ヒザ関節まわりはしっかりした作りになってます。関節強度の調整を行い、塗装したあと、メタルパーツなどでディテールアップ。

 

メタルノズルを固定するための穴を開けています。こういう精度のいる場面では、高性能なドリルが必須です。

 

アキレス腱のシリンダーをアルミシャフトに交換。シャフトはできるだけ太いほうが見栄えします、しかし太すぎるとケース部分の強度が不足する。そのバランスを取るのが重要です。

 

足首のフレームはスナップフィットだけでは強度不足なので、太いネジで固定しました。また可動強度も調整。

 

・ノズルを増設するためのマウントを自作。
・プロペラントタンクは数色で塗り分け。
・デカールは新規にデザインしました。

 

バックパックのノズルはキットのままだと指向性がバラバラな印象があったので、ノズルの角度が統一されるようにマウントを新造しました。またキットの状態だとスキマが多いので、ノズルの数を大幅に増加します。

 

バンダイエッジや押し出しピンなどを処理。全体的にこういった処理を行っています。

 

今回はPPアンチキャビテーションタイプのオジーブノズルを使いました。

 

シールドはディテールもパーツ分割も良好。スナップフィットがきつすぎてパーツが歪む不具合を修正。マスキングで塗り分け、メタルパーツの追加、新規デザインのデカール貼付などなど。

 

ライフルは非常に良いパーツ構成になっています。スナップフィットの調整、ディテールの調整、メタルパーツ追加、右手首のしっかりした固定、ライフルの向きが体幹に対して正しくなるように手首角度を修正。などを行いました。

 

イメージ通り、完成してよかったです♪

 

 

今回の制作で使用したメタルパーツセットとPPカラーセットを【ぷらもぷらす】で販売してます。
一部の写真は、過去の制作から流用している場合があります。なぜかというと、制作に夢中になると写真を撮り忘れることが多いからです。また製作工程の時間軸が前後する場合もあります。できるかぎり制作風景をわかりやすくしたいので、そういった処理をする場合がありますことをご了承ください。
最後まで観て頂いてありがとうございました。 みなさんの感想やリクエストが僕の製作の励みになっています。 よろしかったら気軽にメールなどくださいませ。

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