MGジム改 ジムType-C

作品番号 U29

 

ジムは何回作っても楽しいです。同じキットを何度も何年も作っていても、いつも新しい発見や改善案が見つかります。

 

 

 

 

ここから制作風景です

 

●はじめに

・今回はMGジムType-CとMGガンダムVer.Kaのミキシングビルドです。両キットとも古いキットなので金型が消耗してて、作るたびにバリやユガミがひどくなっていました。しかしさいきん金型修正があったようで、目に見えない程度ですが、とても重要な部分で精度が改善されていました。

・撮影時の光の反射で、デカールがほとんど見えなくなっている写真があります。今回はコントラストを抑えるためにフラットシルバーのデカールを制作したのですが、シルバー系は撮影が難しかったです。肉眼で見るといい感じの薄いグレーになっています。

 

●頭部
・アゴの下部を切り落として小顔化。
・ヒサシの内側のラインを修正。
・キットのボールジョイントを、自作の高精度なジョイントに変更。
・クリアーパーツのユガミを修正。
・アンテナ基部をステンレス、ロッド部をメタルパーツに交換。
・センチネル風アゴ引きが出来るように、顔の内側のフレームを切り欠き。

 

●首まわり
・フレーム及びデコルテはVer.Ka(黄色パーツ)を使用。
・首基部のフレームを一旦切り離して、3mm後方に移動。
・首移動にともない、デコルテパーツを切り欠き
・キットのボールジョイントは切り取って、自分で設計した高精度ボールジョイントに変更。

 


●胴体
・コアファイターはスナップフィットが甘い不具合があるので、調整して強固に組み立て。
・コアファイターとボディの嵌合がゆるいので、調整したあとネジにて固定。
・コクピットハッチはVer.Kaの物を加工して使用。

 

●腰のフレーム
・腰中心のポリキャップ(PC-P)はユルユルなので、プラ板を挟んで修正。
・腰左右のポリキャップ(PC-D)がはまらない不具合を、五角ビットを使って修正。
・フレーム(D10,D11)のスナップフィットがズレているのを修正。
・コアファイターのマウントになるパーツは完全な強度不足なので、ネジで固定。
・足を大開きできるように、股間のジョイントシャフトを後方ハの字に改造。

 

●腰の外装
・Ver.Kaとジムは、似ているようで細かいデザインが違います。それぞれ良い方を選択。
・アーマー裏は切り出したプラ板でフタ。
・股間左右は丸皿5mmとマイナスリベット4mm。
・お尻にはPPノズルBx2を取り付け。
・お尻のバズーカマウントはツラがズレるのでツライチ調整して接着固定。
・自作デカールを貼り、トップコート。
・そのほか細かいメタルパーツを取り付け。

 


●肩
・合わせ面が荒れているので整面してから接着。
・胴体と肩の接続パーツはベストアングルで固定。
・オリジナルデカールを貼り付け。

 

●腕
・ヒジのマルイチはVer.Kaとジムで微妙にサイズが違います、今回はVer.Kaを使用。
・ノーマルの前腕上腕は真っ直ぐ。フレームを加工してカトキ風「いったん外に出るライン」にしました。
・ヒジ可動軸内面が荒れているので、ドリルでリーミング。

 

●スリッパ
・Ver.Kaとジムで微妙に、しかし大きく違います。今回はVer.Kaを使用。
・足首ボールジョイントがキツいので、ドリルで調整。

・今までの経験から、ユルユルの足首ポリキャップの修正のために0.5mmのプラ板を入れていたのですが、今回はなぜかキツくて入らない。不思議に思い、一度取り付けたプラ板を剥がして、クリアランスの再検証。どうやら金型修正があったようで、修正をしなくてもピッタリになっていました。

 


●足
・スジボリやスリットの追加。
・デカールやメタルパーツの取り付け。

 


●ランドセル
・メインノズルはPPノズルCを4つ取り付け。
・マルイチモールドは切り落とし、アルミ製丸皿とステンレス製マイナスリベットに置き換え。

 


●シールド
・長年の金型疲労でかなりヌケが悪くなっていたシールド。ここもさいきん金型修正があったようで、ヒケや盛りやバリが少なくなっていました。


裏側のレーザー彫刻(?)は刃物跡がひどくなっているみたいなので、整面。

 

シールド本体の完成。

 


シールドマウントはボールジョイントを追加して可動範囲を拡大。

 

ウィンドウのクリアーパーツはダボ跡やウェルドラインが目立つので、整面して塗装で仕上げます。

 

サーベルマウントは合計3つあるのに、サーベルが2本しかありません。アルミ削り出しのサーベル3本に置き換えます。

 



●ライフル
・ライフルはジムのスプレーガンを使用。手首はVer.Kaを使用。
・ライフルと手首は角度を調整したうえで、ネジでしっかり固定。
・センサーはプラ板を切り出したものをセンサーグリーンEX2で塗装して取り付け。

 

MGジムType-Cは、ガンプラの基礎がたっぷり含まれていて、しかも改造のベースにもしやすい。地味だけど上達にとても有利に働く良キット。

 

 

最後まで観て頂いてありがとうございました。 みなさんの感想やリクエストが僕の製作の励みになっています。 よろしかったら気軽にメールなどくださいませ。

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