HGUC版Ex-Sガンダムを組み立てました。このキットは2001年発売なので約19年前のキットになります。そのため合わせ目が目立ったり可動範囲が少なかったりします。しかし面構成のバランスや全体のアウトラインの美しさは非常に良く出来ていて、最新のMGやPGと比べても美しいキットだと思います。
なお今回は、別件で制作している MG Ex-SガンダムVer1.5 の参考資料としての組み立てなので、簡易なレビューになります。
Ex-Sガンダムは設定画の改稿などがあって、センチネルファンの間でもいくつものイメージが存在します。そういった多数の差異の中から、このキットは144スケールとして最適な模範解答になっていると思います。
「自分のイメージと違う」という場合は、改造ベースとしても最適。センチネルファンはフルスクラッチするレベルのモデラーが多いので、そういう人にもちょうどよいキットだと思います。
ヘッドはやや大きいけど、ディテールは十分。アゴはカットして小型化するだけでセンチネルになる。頭部インコムや胸Iフィールドが色分けされているのも、このスケールでは素晴らしい。
腕の色分けもほぼ再現。塗装もしやすそう。肩からぶら下がるアーマーのフィンが2枚になっているのも注目、ここは最新のMGでも1枚に省略されているので、MGよりも優れている部分。
腰のビームカノンは、最初の設定では真っ白、リニューアル版で青白ツートンだったかな。塗り分けラインがはっきりしてるので、青白塗り分け塗装も楽にできると思います。
プロポーション重視の引き換えに、可動は小さめになっています。でも派手なアクションを取らせる機体でなはいので、このほうが強度も取れるので良かったです。
肩ウイングと腰ウイングは赤白または青白の塗り分けですね。
足の面構成が抜群に良いです。設定画からキットへのアレンジが、センス良い。
簡易ですがインコム脱着可能。
最近でも手抜きされがちな足裏ですが、18年前でもきちんと再現しているキットです。
ブースターユニットは小さめにアレンジされています。でも適度なディテールが施されているので、塗装するだけでも十分に仕上がりそう。
4連装ビームカノンやテールスタビライザーはモナカ割ですが、やはりアウトラインやディテールはキレイ。
ビームランチャー。
ここは塗り分け、メタルパーツ、レンズなどでディテールアップしたい。
HGUC Ex-Sガンダム、非常に良いキットでした。
みなさまに、楽しい模型ライフを!