HiRM
ハイレゾリューションモデル・
ウイングガンダムEW

作品番号 V14

 

自分のディスプレイ用に作ったHiRM ウイングガンダムEWです。写真を撮ってなかったので、改めて写真を撮りました。

※ディスプレイスペースがいっぱいになったので、手放してもいいかなとおもっています。もし欲しい方がいらっしゃいましたら連絡ください。

 

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ここから制作風景です

 

HiRM ハイレゾリューションモデル・ウイングガンダムEWです。デザイン的にはかなり思い切ったアレンジしてますが、とてもセンス良くまとまっているので、自分のディスプレイ用に作ってみたいと思いました。

仮組みしてみると通常のガンプラと違い、半分トイフィギュア・半分プラモデルの半完成品といった内容で、一長一短のあるクセの強いキットでした。特にデザインアレンジは異端児的な魅力があり、そのせいで難しい面もありますが、一つ一つの部品をしっかり理解して組むことでとても良い完成品になると思いました。本文中で少し厳しい意見も言ってますが、こういう固定観念を外すようなチャレンジ精神のキットは個人的には好きなので、今後もぜひ継続してほしいシリーズです。

 

 

それではここから制作風景です。

フレームはシステムインジェクションで半完成状態になっています。ポリ系の柔らかい素材なので精度が悪く、ガンプラ歴40年でも組み立てが難しいと感じました。ゆえに初心者には厳しいと思う。また加工も接着も塗装もできない素材なので、塗装派・改造派も難儀する。このタイプの半完成フレームは「金型がスゴイ」というインパクトはあるけど、実際に「作る楽しみ」としてはデメリットが多すぎる。半完成フレームはやめたほうがいいんじゃないかな、と個人的には思う。

 

 

頭部含めて全身のアウターパーツは、塗装しなくてもほぼ色分けができるようになっています。そのぶんパーツが細かくなるので、組み立ては少々難しい。耳ウイングの緑矢印部分はスイング開閉するギミックがあります。ただ仕込みのスペースが小さくポロポロと外れてしまうので、オープン状態固定に仕上げます。

 

 

ウイングガンダムは象徴的イメージが強いので、パステル系で彩度高めの色を調色しました。

 

設定画とは違うカラー配置もあり、さらにそれを自分の好みに調整するので、バランス取りにはとても時間がかかりました。

 

首の可動域は自由度が多く、もともとのポジションも良い感じで、いつものような位置調整は必要ありませんでした。

 

 

つぎに腕の製作です。

半完成フレームは出来るだけ分解して処理します。離型剤を脱脂し、足付けをして、プライマーを塗布し、塗装します。それでもポリ素材は十分な塗膜強度が得られず、剥がれてしまう可能性があります。そこで素材と同じ色で塗装をすることで、もし剥がれてしまっても目立たないように対策しました。

 

 

肩のパーツも色分けが素晴らしい。可動部分も多いけど、今回はしっかり固定していきます。

※肩パーツのディテールを前後逆にしたらバランス取れるかな?と思って何度か前後左右を入れ替えています。そのため肩パーツの前後が入れ違った写真が混在しています。最終的にはキットノーマルの配置に落ち着きました。

 

 

胴体の制作です。

背中に重いウイングを背負うので、腰の不安定箇所をネジや自作ブラケットでしっかり固定。ツアありダークメタリックの部分は、塗装済みで半完成フレームに装着されてました。

 

デザイン的に自立はできないので、ディスプレイベースで浮かせて展示します。ベースと接続するマウントはグラグラと揺れるので、貫通ネジを通してしっかり固定。

 

 

胸中央のセンサーは透明度のキレイなクリアーグリーンパーツが仕込まれています。十分良いのですが、個人的にはもう少し大きくしたかったので、自作のセンサーレンズと丸皿モールドに交換しました。取り付けの周辺が金属パーツなので、削りに苦労しました。金属パーツは精度も強度も取れてないし、しかも塗装しているので、金属じゃなくてもいいんじゃないかな?と思います。

 

 

フレームの補強が終わったら、アウターを取り付けていきます。レイヤー構造のアレンジ、スキマの空き具合や並行ラインのズラシなど、すごく絶妙なデザインになっています。ほんとうにすごいセンスのいるアレンジだと思います。

 

 

今回は浮かせてディスプレイするので、アオリ目線(下から目線)で見える部位にも気を使うようにしています。

 

このキットはメジャーディテールが変更追加されているので、設定画と同じ色配分だとバランスが悪く感じるパーツがあります。このリアアーマーは青とグレーの2色だったのを、青白グレーなど5色以上で塗り分けにしました。

 

ブルーの色味も苦労しました。

 

同じくフロントアーマー・サイドアーマーも塗り分けを増やしました。

 

腰アーマー類は可動が多いのはいいけど自重で垂れ下がってしまうので、一部ネジ固定にしました。

 

 

制作に夢中になっていたので、ノーマル状態の写真を取り忘れている部分が多いです。反省。この周辺も細かく色々と改修していますが細かい制作内容は省略しましす。

 

 

続いて足の制作です。

キットノーマル状態。アウトラインやスキマをピッタリに揃えるのは簡単です(いや簡単ではないが)。逆にこのキットのようにあえて不揃いにズラすのは、可能性が無限になってしまうので、非常に難しい。何度も言いますが、このキットは絶妙なデザインになっていると思います。

ただホワイト部分の塗り分けは、どうしてもパーツ単位で大雑把になっています。キットのバランスを基本として、塗り分けは変更していきます。

 

 

とはいえ自分でカラーバランスを取るのはとてもむずかしいです。なんども塗り直しをしつつ、おおむねイメージ通りになりました。

※写真撮影が未熟なため、写真ではホワイトの塗り分けが分かりにくくなっています。

 

連動ではなくフリー可動。アグレッシブなデザインなので、これはこのほうが良いと思います。

 

 

足の甲のジャケットは塗り分けを変更し、可動を固定に。足裏は素材の制限があるので、できる範囲で塗装とディテールアップを行いました。

 

あきらかにフレームの素材不足&強度不足を感じたので、製作中はかなり慎重に扱ったのですが、股間の関節が自然発生的にひび割れしました。修理はほぼ不可能。新規に関節をつくるとすれば、全身のフレームを入れ替えなければならない、それは現実的ではない。今回は固定が妥当で最善だと判断しました。

関節を固定すると当然ながらもう動かせない。ですので失敗できない、どのアングルで固定するかがとても重要になります。補正具として分度器やデバイダーなどいろいろ方法がありますが、今回はレーザーを使って角度を決めました。ややまぁこの箇所はネジを使うことができたので、ネジ外せばまた可動にすることができます。

 

つぎに背中ウイングの制作です。

キットは強度を保つためスナップフィットが非常にキツめになっている場合があります。押し込んでも最後までハマらなかったり、いちど押し込むと外すことができない。なのでスナップフィットは全部ユルユルに解除し、最後の仕上げで機械的結合や接着で固定するようにします。

 

 

スナップフィットの穴を広げたり、グラグラ防止のネジを打ったり。こういった処理を全身に行っています。

 

ウイングの開閉。強度が十分だったので可動を残しました。

 

ランドセルとの接合可動部。ウイング中央のスタビライザー(青部品)の可動。

 

 

ウイングが完成しました。

 

塗装やデカールが終わったパーツは、トレーに入れてホコリ防止カバーをかけて保管。

 

 

次にシールドです。

シールドは複雑に入り組んだパーツ構成になっています。ポリ系難素材は不使用で、いつものPS素材なので加工もしやすいし、塗り分けもスムーズです。

 

なお今回個人的な好みで、シールドは左手にもたせるのではなく、右手のライフルにラッチします。理由は後述します。

 

 

ここからライフルの制作です。

プラ板から切り出し、エネルギーパックのガタガタを修正するパーツを作ってます。

 

 

エネルギーパックは取り外し式なのですが、取り付け方法がやや強引で、ガタガタと落ち着きません。そこにプラ板を差し込んでガタガタを修正しました。

 

エネルギーパックやフェアリング(ブルーのパーツ)など、配色をアレンジしました。

 

センサー塗装やマズルへのメタルパーツ埋め込みなど、定番の工作。

 

 

ここから「右手がライフルを保持できない」「ライフルの角度が不自然」「シールドをライフルにラッチさせる」の改造を同時に行っていきます。

ライフルのグリップを切り離し、適切な取り付け位置に移動させます。どの位置&角度にするか、なんどもなんども組み立て分解して確認します。

 

右手が自然に落ち着く場所を確保するため、シールド側フレームを2つに切り離しました。黒マジックでケガいたところにグリップが取り付きます。

 

まずシールド側フレームにグリップを固定し、ライフル側フレームで挟み込んで上下で固定できるようにしました。

 

ライフルとシールドの重さがあるので、グリップ+手首だけでは強度不足。プラ材からブラケットを新規作成します。

 

 

限られたスペースに、出来るだけブラケットに強度を持たせるように形状を工夫しました。

 

完成後は見えなくなる部分でネジうち。失敗すると直しが効かない、強度の再確保が難しいので、慎重に加工しています。

 

製作中の効率化はもちろん、完成後もメンテナンスがしやすいように、ブラケットは開閉できるようにしました。

 

ライフルとシールドと右腕がガッチリ一体化。

 

 

無事、ライフルを持たせることができました。

 

※余談
僕は完成品をディスプレイしたあとはほとんど動かさないので、そのモビルスーツの特徴がいちばん出るアングルをイメージして最優先して制作しています。ガンプラ全般そうですが、このウイングガンダムのように右手に大型ライフル&左手に大型シールドをもたせると、ディスプレイしたときに本体がほとんど見えなくなってしまいます。なので今回のように装備を右手に集中させると、左側は本体のシルエットが見えるし、右側は重装備を楽しむことができるようになります。また今回のように浮かせてディスプレイの場合はアオリ目線(下から目線)で見える部位にも気を使うようにしています。
※余談おわり

 

 

通常のガンプラと比べるととても難しいキットでとても時間がかかりましたが、そのぶん完成の達成感も大きかったです。

 

最初ノーマル素組をを手にしたときは「豆腐をワシ掴みで持ち上げる」ような不安定さと脆弱さでした。写真では伝わりませんが、ほぼ全身に改修をした結果、カッチリとした強度で安心感のある完成品になりました。質量は変わってませんが、手に取ると「豆腐と拳銃」くらいの重量感の違いを感じます。

 

 

HiRM ハイレゾリューションモデル・ウイングガンダムEW、完成しました♪

 

 

今回の制作で使用したPPカラーセットを【ぷらもぷらす】で販売してます。
最後まで観て頂いてありがとうございました。 みなさんの感想やリクエストが僕の製作の励みになっています。 よろしかったら気軽にメールなどくださいませ。

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