旧キットのRX-78ガンダム(Ver.1.0)を素組しました。
たしか初版が1995年なので、約25年前のキットですね。それ以来の制作になります。
ボディ同色ポリキャップ。
合わせ目が目立たないパーツ分割はすばらしい。しかしゲートが正面に来たり、パーツ同士の精度が少し悪いなど、粗さもあります。また金型がかなり消耗しているので、きちんとした完成品にするとしたら調整工作が多くなりそうです。
肩のパーツ。タンポ印刷だったかな。この頃はもう全塗装をしていたので、ヤスリで消していました。
ハッチが開いたりディテールの追加など、気合が入っています。
マニピュレータは平手や可動など数種類が用意されているのは画期的、しかしどれも精度はイマイチです。そして25年たった今、技術的向上はありましたが、センス的な改善がされていないのは残念なことです。
上半身は現代とほぼ同じ構成です。シンプルなので強度があります。
アニメや設定画には存在しないディテールが追加されていて、これは賛否両論でしたね。
コアファイターも現代キットとほぼ同じ。ほぼ完璧な設計、スバラシイ。
コアブロックも付属。こういう構成はスバラシイです。
Vマークの別パーツ化もすばらしい。これは最新キットが一体成型だったりするのは非常に残念です。
アーマー裏側のディテールもしっかり入ってました。この頃はアーマーの厚みが少ないからできた抜きかもしれません。
内部メカとハッチオープン。
合わせ目が正面に来るパーツ分割。
足裏ディテールは現代と同等か現代以上によくできてます。
ランドセル。これはアニメ設定に従うとどうしてもボリューム不足になりますが、これはこれで正しいかな。
ビームライフルはスタンダード。モナカ割なのは時代的に仕方ないかな。
シールドは現代と差異のない程度によくできてます。グリップが不安定で保持できないのは要改善ですね。
旧キット 1/100 ガンダムと。40年前と25年前。
40年前と比べると、やはり格段にスタイリッシュになっていますね!
最後に・・・
MGは「ガンプラの究極を目指したマスターグレード」としてしスタート。いろいろ詰め込んだ結果、良し悪しもありますが、既存と違うモノを作ろう!という気迫で盛り上がっていました。当時の思い出がよみがえりますし、今でもこのキットからそういった熱を感じます。
いつの頃からか、もしかしたらVer.Kaとの差別化がキッカケになったのか、究極でもなければ標準以下くらいのMGキットも出るようになりました。コストや法的変化などもあるでしょうから、しかたないのは分かっています。
そのかわりPGやHRMなどで、もっと高額でもいいから究極キットを作って欲しいです。マスターグレードは「スタンダード」という位置づけで続けてほしいですね。あと「出ないよりマシ」でもいいから、マイナー機体を1/100で出してほしいです。
久しぶりのキット、作ってよかったです。
みなさまに、楽しい模型ライフを!