先日発売されたばかりの RG リアルグレード 1/144 ニューガンダム を仮組みしました。
まずはランナー材質チェックです。最近はクリアーグリーンに蛍光剤が入ってるキットが多いのですが、このキットは蛍光はほとんど入っていないようです。
赤は濃い目・透過性が低い・材質は固め。かなり重厚感のある色と材質です。
黄色はオレンジ味が強い良い色です。しかし透過性が少しあるので発色が弱め。硬さは普通のPSな感じです。
メインの白は純白すぎて重厚感が少なめ。
「J純白」に組み合わされる「K」ライトグレー。RG RX78ガンダムなどでは極小パーツ分割で効果的に塗り分けていましたが、このニューガンではパーツ分けが大きく塗り分けも大味な感じになっています。塗装でアレンジするのが良いと思います。
濃紺は透過度も低く良い色です。ただウェルドが目立ってしまうので、梨地で仕上げてもらえたら最高だったと思います。
グレーは数枚あり、どれも同じ素材のようです。少し粘りがあります。
本キットはRG特有のアドヴァンスドMSジョイントは不使用で、ポリキャップも使用しません。このフレームパーツで可動軸を作っています。
ファンネルだけはアドヴァンスドMSジョイントになっています。従来のキットでも劣化の早い可動部なので、アドバンスドMSジョイントがどれくらい耐久性があるか期待したいところです。
ビームサーベル部分は普遍的な素材です。
ここから制作に入ります。
フレームはディテールもフィット感も良好。ヒザやふくらはぎのスライド機構も入ってます。アドバンスドMSジョイントは精度も悪く極度に不安定なので、こっちのフレームの方が好きです。
ほぼ完全に色分けされているのですが、唯一カカトの黄色が一体成型です。ここまでやったんだからカカトも色分けしてほしかった。
腰はMGとほぼ同じ構成。フロントアーマーが観音開きになっています。
必要な要素を最小限で表現しています。意味のないゴテゴテをつけるより、これくらいのアレンジがいちばん好きです。
手首の関節が素晴らしい!
僕はずっと「ライフルを正しく持つためには、ピッチよりもヨーが必要」とずっと言い続けてきたのですが、やっとヨー可動の手首が来ました。
ランドセルはMGとほぼ同じパーツ構成になっています。ファンネルマウントが太くなったもの頼もしい。
黄色いパーツのディテールが一部簡略化されています。そのぶん強度は増しているので、付け足しは容易です。
サーベルの十手は開閉式。ディテールも良好です。
左手のサーベル。深めのディテールが入っています。
ライフルは合わせ目が目立たない良い分割。全体的にまとまりが非常に良いです。
ライフルをしっかりホールドできる右手。やっとまともなマニピュレータを作ってくれて嬉しいです。
バズーカもほとんど合わせ目が目立たない分割。
基本的にMGニューガンダムVer.Kaと同じ工作になりそうです。
ファンネルは元々のデザインが不安定なので、キット化もある程度の取捨選択が必要になります。本キットはバランス良くできていると思います。
シールドはデザインを大きくアレンジ。マウントが非常にしっかりしたものになっていて嬉しい。
ディテールやシルエットなど適度なアレンジに収まっっていて、良いキット。
完成品に興味ある方、ぜひ制作依頼ください。
みなさまに、楽しい模型ライフを!