2019年8月に発売された、マスターグレードのガンダムF90を仮組みしました。
フレームや関節などのパーツ構成は最近の技術を採用しているので、組みやすさは良好です。それに対して、外見のディテールやバランスはあえて30年前の雰囲気を再現してるといった感じを受けました。最近のガンプラは安易に細く長くしただけのキットが多いなかで、こうして元デザインを尊重した最新キットはとても嬉しいです。
まずは成型色と素材のチェックです。白はほぼ純白でちょっと軽い感じ。赤と青はかなり彩度明度が低めで、暗い感じです。クリアーは混じりけのないシンプルな透明。
黄色は珍しい色味です。単体で撮った写真はホワイトバランスで調整されるせいか、普通の黄色に見えます。なのでオルファのデザインナイフと並べて撮ってみました。黄色というより黄土色で、ゴックの本体色に近い感じ。ガンプラにしては青も赤も黄色も明度が低めですが、設定色がそうなっているのでしょうか?時間があるときに調べたいと思います。
フレームは定番のバイオレットグレー。武器はダークグレーです。
プレバンキットですが、カメラアイが別パーツになっています。塗装派としてはこの方式が好ましいです。初心者および発光にしても別パーツ方式がメリット多いと思うのですが、最新の高額キットでもカメラアイ一体成型だったりします。バンダイさんがどのような使い分けをしてるのか、基準があったら知りたいです。
手にとって見ると意外と曲面が多く、筋肉質なアウトラインです。デザインも金型も、けっこうな手間がかかっていると思います。良いキットだということがわかります。
黄色ダクトやノズル基部など、クラシックなデザインが再現されています。
腰のフレームはポリキャップレスのせいか変わったパーツ構成になっています。アウターパーツはイロプラで再現度が高いです。
足裏は一体成型で無可動。RGみたいに可動が多すぎるせいで自立しないより、こうして無可動でしっかり立つほうが好みです。
大河原邦男氏らしいトリコロールの色分けが、ほぼ再現されています。すばらしい。
アキレス腱の関節フレームは、妙に凝った構成になっています。今回の新しいアレンジでしょうか。
シールドも色分けがほぼ完璧。
いっけん地味ですが、内容は非常に良いキットでした。
MG F91 Ver.2と比較。F90のほうが小さいんですね。
今後、数多くのミッションパックを販売するようです。本体がよく出来ているので、ぜひ最後までコンプリートしてほしいです。
みなさまに、楽しい模型ライフを!