マックスファクトリー製 1/72 ダグラム の製作レビューです。
ダグラムはリアルタイムと録画・DVDで何度も観た、けっこう好きな作品です。主役だけでなく敵役や端役の人物にまでドラマがある、非常に丁寧に作られた名作だと思います。
さて、ダグラムのキットを創るのは小学生以来、40年ぶりになります。小学生当時、販売されたキットはほぼ全て作り、その後に目立った新製品がなかったこともあって、ずっと創る機会がありませんでした。
今回のキットは数年前(たしか2014年頃)に販売されたものです。そのとき「久々に作ってみたい」と思ったのですがなかなかタイミングがなく、ようやくの製作になりました。今回は素組ですが、時間があったら完成品にしたいです。
いくつかバリエーションがあるみたいですが、キットが入手しにくい状況だったため、在庫のなかで一番オーソドックスなものを選びました。
色分けの成型色になっており、無塗装でもほぼ色が再現できます。
カラーで分かりやすい説明書。
水転写デカール。
コクピット・キャノピーは3種類もあります。そのうちひとつは塗装済み。凝ってますね。
開閉できるハッチ。
塗装してなくてもクリンとわかる造形です。
さきほど「主役だけでなく・・・」と書きましたが、ダグラムの主役って誰でしょうか?見る人によって変わると思います。僕の主役はラコック補佐官です。サマリン博士も。どの人の目線でみても、面白い。
安易に流行りのアレンジをせず、アニメの不整合を上手にまとめている良いアレンジです。
ただ、2014年のキットにしてはバリがすごいです。
メクレやスキマが多い。でもダグラム好きな人なら、問題ないでしょう。
始めて組むキットなので、スナップフィットのキツさ具合をノギスで図っています。これは全部やらなくても、主要な部分を計測すれば、だいたいこのキットの傾向をつかむことができます。
プラが硬めなのでちょっとした誤差で差し込みが過負荷になります。ドリルでもんだり、丸ボコビットで面取りしたり。
スナップフィットのピンカットは、実はデメリットやリスクが大きい。穴をMKカットするのがいいです。
ところどころ差し込みがキツくなっている(差し込めない)場合がありますので、丁寧に処理します。
ターボザックが付いているのは嬉しい。小学生当時はスクラッチでした。
素組でも十分な仕上がり。金型は少し粗いけどプロポーションは最善です、良いキットでした。
みなさまに、楽しい模型ライフを!