シドニアの騎士
一七式衛人 継衛改二

作品番号 X19

 

シドニアの騎士 一七式衛人 継衛改二 コトブキヤ 1/100 スケール インジェクションキットです。

 

 

 

 

 

 

 

ここから制作風景です

 

BLAME!の頃から弐瓶勉さんの世界感が好きで、ほぼ全作品観ています。シドニアではメカモノという意外性で驚き、読んでみたら内容はラブコメだったりして、それまでと少し変わった雰囲気も面白かったです。

今回はコトブキヤの「一七式衛人 継衛改二」の制作依頼を頂きました。制作内容は依頼者様とご相談しつつ、今回は工作や納期をコンパクトにまとめて簡易制作で仕上げることになりました。完成後に見えなくなる部分は簡略に処理しつつ、目立つ部分はしっかり工作するなどして、できるだけ見栄え良くなるように制作しました。

 

 

まずは頭部です。

仮組み。バンダイガンプラとコトブキヤのキットを比べると、一長一短といった感じです。組み立てやすさと関節構造はバンダイですが、ディテールのシャープさはコトブキヤのほうが精密です。それぞれの特徴は背反ではないので、理想を言えば両方のメリットを持ったキットも可能かと思います。ただ、シャープさと年齢制限は背反なので、そこはどっちをとるかですね。あ、いきなり脱線しました。

 

頭部はシンプルな構造で、微調整を行って完成。

 

 

クリアーパーツは表面をヤスリがけし、超音波洗浄、クリアーで塗装しました。写真だとほぼ真っ暗になってしまうので、光を通して構造がわかるように撮影しました。

 

 

腕もシンプルな構造。

スナップフィット固め&関節固めなので、調整。腕だけでなくキット全体がかなりキツめなので、全身調整しています。

 

 

装備する武器が軽いので、腕の強度調整はシビアではなく、余裕をもたせることができてよかったです。

 

手の造形も良いです。

※キットには「二機握位手首」と「三機握位手首」も付属していてサービス満点。ただし今回は単体なので他の手首は省略しました。

 

 

前腕には2タイプのアタッチメントがあり、武器等を装備する使用になっています。

 

「人工カビ刃」のブレードを出した状態。

 

鋭針炸裂弾。

 

 

高速連射砲は塗装で塗り分け。黄色と黒のシマシマはデカールを新規に制作しました。

 

 

 

つづいて肩です。

できるだけネジ固定にしています。細身のデザインなのでネジが使えない場所も多く、樹脂系接着剤や瞬着などの接着剤も使い分けて制作しました。

 

赤いマーキングはキット付属デカールを使用。いったん仮で貼り付けて、もし問題あったらデカール自作するつもりでしたが、問題なくキレイに貼り付けることができました。

 

 

胴体の制作です。

このキットは挟み込み挟み込みの連続です。設計はすごく考え抜かれていて、パーツを重ねるほどに位置決めと強度が増していく設計になっています。これはガンプラよりも凝った構造です。

ただし(あくまで僕の想像ですが)金型か素材の誤差なのか、設計思想よりもちょっと硬くなってしまっていると思います。はめ込みがきつい場合、そういう設計なのか、嵌合の複合的な誤差蓄積なのか、素材の問題なのか、わからない場合が多かったです。何度も何度も仮組みバラシを繰り返して、構造や調整のコツを掴んていきました。そのため当初の予定よりも少し時間がかかってしまいました。

 

 

スナップフィットを調整すれば、パーツ同士の合いはピッタリです。

 

 

慣れていないキットなので、一つ一つ確かめるように進めています。

 

今回は「メタルパーツを使ってほしい」という依頼があったので、もともとあったディテールを置き換えるなどして、うるさくならない程度にメタルパーツを使用しました。

 

 

漫画では観られないような、奥まった部分も細かくデザインされています。

 

上半身が完成です。青と赤は、左右を判別するためのマーキングです。

 

 

腰の制作です。

基本的には上半身と同じ工作内容になります。

 

 

 

足の制作です。基本的にガンダムと同じような構成になっています。

やはり足の構成も幾重にも重ね合わせていく方式です。なので半分くらいは後ハメできるように加工しました。

 

 

軸となる足に、ヒザ当てを被せる感じです。

 

足もほぼ完成。

 

 

 

背部ユニットです。

こういった丸モールドをメタル化します。

 

機首。このキット、一部塗装済みになっています。すばらしい。

 

 

後端のノズル。多重構造になっていています。ここも丁寧に微調整。

 

 

キット付属のデカールを貼って、メタルパーツを埋め込んで完成。

 

裏面。

 

 

機首を伸ばした状態。

 

 

 

機首のスライド機構。ここが外れると致命傷です。接着剤だと経年で外れたりするので、ネジ固定してあります。

 

超高速弾体加速装置。

シンプルな構成です。合わせ目消したり、メタルパーツ埋めたり。

 

 

日本刀っぽいサーベルは塗装で表現しました。

 

ケース&グリップは別パーツで表現されています。ホルダーに取り付ける場合はケース&グリップを外し、ホルダーを差し込んで、ケース&グリップを再度差し込んでください。

 

スタンドをおつけします。

 

 

一七式衛人 継衛改二、完成しました♪

 

 

 

最後まで観て頂いてありがとうございました。 みなさんの感想やリクエストが僕の製作の励みになっています。 よろしかったら気軽にメールなどくださいませ。

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