RG ガンダムMK-II
リアルタイプ

作品番号 Y06-OD

 

RG ガンダムMK-II リアルタイプ 21st CENTURY REAL TYPE Ver. 完成しました♪

 

 

 

ここから制作風景です

 

2021年6月にバンダイから販売された「ガンダムベース限定 HGUCガンダムMKーII リアルタイプ(21st CENTURY REAL TYPE Ver)」を、RGリアルグレード ガンダムMK-IIで制作しました。

 

まずはパッケージです。

※上の画像はバンダイのサイトからお借りしました。

約40年前ファーストガンダム・ガンプラブームの頃に「リアルタイプカラー」にアレンジされたキットが販売されました(アレンジ1)。それを2021年現代風HGUCで販売(アレンジ2)。これを今回はRGで制作しますアレンジ(3)。塗料は自作でデカールも新規制作(アレンジ4)。というわけで4つのアレンジが重なっています。

いちばんメインにしたいのは40年前のレトロな感じを保ちたいと考えました。なので最新感や今現在流行の要素は入れないつもりです。そもそも使用キットが最新のRGなので、造形やディテールはRGキットの派手さを抑える方向にします。同じ理由でメタルパーツの使用は最小限にします。

 

 

カラーリングにつていは21stHGUCの箱絵や完成品見本を参照します、が、その2つのカラーイメージが合致していません。なのでほぼすべての色を自作で調色することになりました。

これくらいの淡いグレーは色味(色温度)をすこし変えるだけで印象が大きく変わります。またグレー単体だけでなく他の色との色干渉も発生するので、調色はとても難しかったです。10色くらい作ってもなかなか納得できず、でも妥協せずに何度も何度も調色失敗を繰り返していくうち、とても良いグレーができました。

色さえ決まれば、RGは優秀なキットなのでスムーズに進みました。

 

 

頭部の制作。このキットは過去5回くらい作っています。基礎工作だけしっかり行えば、ほとんど手を加える必要はないですね。

 

バルカンポッドは少々簡略化されています。ディテールは悪くないのですが、丸の部分は赤での塗り分けをキレイにしたいので、別パーツ化しました。

 

 

バルカンポッド装着。

 

HGUCとRGでは面構成やディテールが違うので、それに合わせて塗装やデカールをアレンジして最適化しています。

 

腕や足の赤いラインは、いつもよりも暗めの赤にすることで、リアルタイプ感レトロ感を出しています。

 

コクピットは簡易ですが塗装を行いました。

 

赤丸コクピットの下の腰周辺に可動がたくさんありますが、フニャフニャできれいな立ち姿ができません。

 

プラ板などで補強を打って固定にしました。

 

色分けも優秀なキットですが、いくつか塗り分けが必要なパーツもあります。

 

箱絵ではゴールドっぽい部分、そのままゴールドで塗ると色味が赤すぎて合わないので、淡い金色、白金にちかい感じにアレンジしました。

 

胸のグレーはほぼニュートラルでわずかにウォーム系。コクピットハッチはほぼグレーに近いブルーです。写真だと色味の判別が難しいですが、実物はしっかり色分けされています。

 

リアルタイプカラーは外観が地味(ロービジビリティ)なので、フレームなど見えない部分は少しコントラストを強めにしました。

 

 

腰周辺。造形はキットのものを生かしてます。カラーやデカールのバランスを調整。

 

腰の後ろのバズーカマウントの開閉。

 

強度を出すためかけっこうギリギリのサイズで設計されているようです。バズーカを出ししれする場合はバックパックを外したほうが良いです。

 

フレームはアドバンスドMSジョイント。分解ができないので加工の制限があり、軟質樹脂なのでヤスリも塗装もできない。モデラーには苦労の多い素材ですが、できる範囲で最善に仕上げていきます。

 

マークツーはフレームの露出が多めの機体です。UCガンダム系では珍しいデザインだと思います。

 

バックパックの制作です。合わせ目消しがありますが、構成は良好なのでシンプルに制作できます。4つのノズルは可動しますが、方向を揃えるのが難しいので、ノズルは固定にします。

 

今回はレトロ風にするためメタルノズルは使わず、キットのノズルを加工塗装しました。ノズル内部はメタルパーツを塗装したものを仕込みました。

 

ライフルは良好なパーツ構成でバランスも良いです。いくつか面取りの修正を行いました。

 

バズーカも同じく優秀な造形です。ハメ合わせがキツイ部分があるので調整してピッタリハマるようにしました。パーツ分割が優秀なので塗装もしやすかったです。

 

シールドもとても良くできています。表面はレトロシンプルに、裏面は塗り分けを追加しコントラストをつけました。

 

基本的なディテールはキットのものを生かしてます。それに合わせてデカールを新規作成しました。

 

シールド伸縮の縮め方です。シールド下半分を外方向(写真では上方向)に3mmずらすとロックが外れ、縮められるようになります。

 

RGガンダムMK2 リアルタイプカラー 完成しました。

 

 

 

制作写真の一部は、過去の制作から流用している場合があります。なぜかというと、制作に夢中になると写真を撮り忘れることが多いからです。また製作工程の時間軸が前後する場合もあります。できるかぎり制作風景をわかりやすくしたいので、そういった処理をする場合がありますことをご了承ください。
最後まで観て頂いてありがとうございました。 みなさんの感想やリクエストが僕の製作の励みになっています。 よろしかったら気軽にメールなどくださいませ。

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