これまでも 【K19-サザビー】 や 【M11-サザビー】 など数体作ってきましたが、時間がたつとまた「ここは、こうしたらどうだろう」というアイディアが浮かんできます。考えてるよりも手を動かしたほうが早くて、「お、これイイ!」などとイロイロいじっているウチに完成しました。今回はとてもスムーズに製作できました。かなり作り慣れてきたと思います。
まずは腰回りの動力パイプを アポジ4mm に置きかえます。
赤いパーツに穴を空けて差し込むのですが、
基部と接続する部分はアポジを左右に1ずつ接着したほうが
よいでしょう。
背中の部分も同様に、穴をあけて接着。
こんなふうに4つのアポジで基部をしっかり作りました。
あとは コアスプリング2.0mm を芯にしてアポジを通すだけです。
4mmの穴をあけるときは1mm-2mm-4mmのようにだんだんと
大きく広げていくのですが、4mm以上の穴をドリルであけるのが
難しいと感じた場合は、リーマ を使った方がキレイに仕上がります。
首まわりの動力パイプは アポジ3mm をつかいます。
ここも、アポジを差し込む穴をあけたあと
アポジを1個だけ接着して基部にすると作りやすいです。
完成後は見えなくなる部分なので塗装してフレームと
一体型にしても良いでしょう。
コアスプリング1.5mm(1.0mmでもOK)を芯にしてアポジを配置。
ここは襟フチにあわせて接着しても良いと想います。
モノアイは、レンズ2.5mmゴールド にしました。
キットのモノアイ部分をニッパーで切り落とし、ヤスリで平らにして
レンズを接着するだけでokです。もちろん塗装後に接着してください。
プラモプラスで売っているレンズは純度の高いグラス製です。
100円ショップのデコビーズ等と比べてみて下さい。女子校生のように
携帯電話に何百個もビッチリ貼るなら僕も少しでも安い方がいいですが
モノアイ一発ですから、ここはビシッと良い物を使いたいです。
ほとんど見えなくなってしまいますが、光沢反射で存在感があります。
曖昧なディテールは埋めたり、彫り直し足り。
えり足のラインも流れが繋がるように修正します。
サザビーのバックパックは妙に箱組で
ディテールもまるで30年前のようなレトロな雰囲気。
なのでディテールを増やして箱ぽさを無くしていきます。
マルイチモールド4mm と 丸皿5mm を仕込むための穴を空けます。
ここも先ほど説明した リーマ を使うと良いでしょう。
ノズルもいつも通り増設しました。
中心のデカイのがPPノズルAセット、まわりの4つがPPノズルBセットです。
プラプラのノズルのコーナーで販売しています。
そのほか、アポジ2mm、ステンレスボール1.0mm・1.5mm、
PPソケットD などでデコレートしています。
これは肩下のアーマーです。
フチを薄く加工しています。曲線なので難しいですが
じっくり丁寧にやれば均等に仕上がります。
肩アーマーの内側パーツ。同様にフチ薄加工。
ヤスリの手順では、まず320番でカドを落として400番でフチを整形、
800番で表面を仕上げる感じです。
フチ薄加工について、このパーツに限っては外側を削ると
良いでしょう。なぜかというと・・・
このように二重に重なったように構成されたパーツだからです。
比較のために、キットノーマルの写真も撮っておけばよかったですね。
問い合わせの多いノズルの構成です。
腕当て(画面左)は、中央がノズルB 、その左右がノズルH2個です。
肩(画面中)は、中央がノズルC、その左右がノズルB2個です。
PPノズルセットの構成はこちらのように便利な取り付け軸があるので
1mmか2mmの穴を空けて差し込むだけでOKです。
最終的にはキッチリ接着しましょう。
太もものスリットモールドを深く彫り直しています。
左半分が深くなっているのが判りますでしょうか。
フロントアーマーのダクト部分は、ずいぶんレトロな雰囲気に
なっているので、切り落とします。まずは穴をあけて
Pカッターで切断ガイドラインを彫り、ニッパーで切り落とし。
ヤスリで整形します。
機能が想像できないモールドは切り落として、アポジを埋める穴を空けます。
市販のプラパーツからダクトを創りました。
製作のコツ。
このような小さい部品はランナーから外さずに加工すると楽です。
アポジ用の穴を空けるのにジャマになるピンを切り落とします。
アポジ2mmを埋める穴を空けます。
ドリルを使った後はバリが残ると思うので、
丸ビット か 5角形ビット で面取しましょう。
おへそにある、拡散メガ粒子砲です。ここにもアポジ3mmを装着します。
これも同様にピンをカット、穴空け、面取します。
足のスカート内のノズルは、全てノズルCセットです。
お好みでノズルFセットでもイイと思います。
いつも通り、穴空けて差し込むだけでも良いのですが、
マウントを4mmから6mmほどゲタ上げして、ノズルが下に延びるように
すると、スカートからはみ出して見えるので迫力が増します。
腰サイドアーマーです。ここも全てノズルCセットです。
真ん中をノズルC、左右をノズルB、の組合せでもイケます。
僕が造ったパーツは精度にこだわっているので、接着しなくても
差し込むだけで固定できますから、仮組とバラしがやりやすくなっています。
仮組で組み込んで確認し、塗装前に取り外し、塗装後に組み込んで接着固定、
という手順が基本になります。
シールドのマウントは1軸可動でほとんど動かせないので、
ボールジョイントに変更しました。これは簡単、必須です。
なおボールジョイントが奥に行きすぎないように
プラ板でフタをしています。
えー、今回もキットのライフルは使いません。
マガジン、サイト、グリップ、キャリア、コッキングレバー、ストック・・・
そしてなにより、キット付属の武器がちゃんと持つことが出来ないのがNG。
あまり銃に詳しくない僕ですら、それはないだろうトホホ、と思います。
かといってコレが機能的に正解というわけでも当然ないのですが、
ちゃんと持って構えることができるのは必須だと思います。
MGでカトキ版サザビーとか出ないかな・・・
カトキ信者ではないのですが、機能面も考えてるカトキハジメ氏のデザインは
やっぱり模型としても作りやすいし、気持ちが良い。
あとシドミード氏も納得できる、機能的過ぎて作りにくいけど(笑)
話しがそれましたが・・・
アポジ2mm、3mm、レンズ2.5mmレッド、丸皿モールド、
ボール1mm、ソケットDなどを配置しています。
ライフル変更にともなって、マニピュレータの指の配置が不自然になったので
ちょっと切り込みを入れて指の角度を変えたりしたのですが、どうもシックリこず、
指を小間切れにして角度を調整、再接着しました。
今回はシンプルに。
お問い合せの多いファンネルの構成パーツです。今回は、アポジ4mm、面取パイプH4mmを6個ずつ使っています。もっとも簡単にやるとすれば、接着するだけでもこのような状態になりますのでビギナーモデラーにもオススメ。
・・・・・
今回のサザビーは自分の習作のつもりで製作していたのであまり写真を撮っていませんでした。製作内容は基本的には 【K19-サザビー】 や 【M11-サザビー】 と同様の部分が多いのでそちらも参照してください。
また、このサザビーにオススメの パーツセット や 自家製塗料も販売しています。通信販売 プラモプラス。お問い合せの多いオリジナルデカールについては メール をください。
※ 今回の制作で使用したメタルパーツセットとPPカラーセットを【ぷらもぷらす】で販売してます。
みなさまに、楽しい模型ライフを!