別件で製作しています「HGUCゼータプラス・ユニコーン版」の習作として仮組みしました。
MS-WR変形機構のあるVMsAWRsキットです。複雑な変形なのでどちらの形態でも非常に不安定で部品がポロポロと外れます。僕はこういうキットはMS形態固定とWR形態固定を同時製作して2機並べるのが好きです。今回はWR形態のガッチリ固定で試作しました。
いちど固定してしまうと元に戻せないので、慎重に各部の位置取りを確認します。
WRにして・分解して・またWRにして・・・・・・というのを10回以上繰り返してます。
組み込み順番や後ハメ加工などを行ったら、接着剤とネジを使ってしっかり固定。
フェアリングも無事に取り付きました。
本体フレームも同様に何度も何度も組み立て分解を繰り返して、構造を理解します。
差し込んで回す可動部ですが、周辺を固定にすると取り付けることができなくなります。
関節の干渉部を切り欠いて後付できるようにします。
ブルーの部分は後ハメできるようにしてあります。
今回は仮組ですけど、塗装することも段取りに入れてます。
各部の水平、ツライチ、隙間、全てをコントロールします。
そのあたりがフル可動だと調整できないので、固定よりも仕上がりが落ちる原因になります。
このキットはとても良く出来ています。強度が取れないのも仕方なし。
赤部分をカットすればヒザの可動範囲が広がります。
ノーマルよりもかなり屈伸できるようになりました。
WR形態でより薄くキレイなアウトラインになります。
角度が決まったところでネジにて固定。
複雑な足首周り。ベスト角度で接着固定します。
見えない部分でネジ固定。仕上がりの強度・安心感が段違いに良くなります。
余談。
それにしてもセンチネル系の機体って、その他の作品に比べたら異次元のクオリティの高さですね。
20年以上前のデザインなのに、これを超えるメカ&プラモってないような気がします。
あのとき、CCAとのダブルブッキングが無かったら、ガンプラの歴史が変わって
いたんじゃないかと思います。きっと今よりずっとクオリティの高いものになっていたはず。
しかしCCAも今でもしっかり流れが残っており、ニューとサザビーは何度作っても面白い機体。
両者とも歴史の分かれ道にいたデザインでしたね。
いま、こうして2つの流れが同じ映像作品に合流できたことも、ほんとうに良かったと思います。
まだ仮付けの部分もありますが、だいたい把握出来ました。
奥は同時期に製作中の、HGUCゼータプラス・ユニコーン版。
144と100の異スケールですが、意外と並びが良いです。
本物の戦闘機でもこれくらいの体格差はありますしね。
いきおい、デルタプラスも塗装したくなりました。
その後、塗装を行いました。
PPカラー新色のカラーテストのために、簡易的ですが塗装しました。
初めてのキットの場合はこんなふうに試作・テスト塗装をしてから、
改めて新規キットでゼロから本番製作を行っています。
今回のカラーテストを行って、色数が少し足りないと感じたので、
2機目では差し色を追加しています。 Q25 デルタプラス を参照してください。
過去に モビルスーツ形態 仮組製作 もアップしていますので参照ください。
仮組・仮塗装を行ったことで、デルタプラスはだいたい把握できました。
とても良いキットでした。
みなさまに、楽しい模型ライフを!