MG 1/100
MSA-0011[Ext]
Ex-Sガンダム
Gクルーザーモード

作品番号 W01

 

MG Ex-Sガンダム(2003年発売版)をGクルーザーモードで組み立てました。「MGやPGを含めた全ガンプラの中で最高のキットは何?」と聞かれたら「ダントツでこのキット」と答えます。

なお今回は、別件で制作している MG Ex-SガンダムVer1.5 の参考資料としての組み立てなので、簡易なレビューになります。

 

 

 

 

 

ここから制作風景です

 

●まえがき●(個人的な話なので、読まなくてもOKです)

このキットは発売直後にMSモード固定の完成品をいくつか作りましたので、MSでの内容は把握しています。しかしWRモードへの変形はあまりにも複雑で、また当時は「可動が多いほうが偉い」「フル変形させなければダメ」といった狭い固定観念があったせいで、変形はするものの強度グニャグニャで立っていられないような完成品に、なにかモヤモヤとストレスを感じていました。

やがて「〇〇しなければダメ」という固定観念は、成長とは逆のマイナス思考だと気が付きました。そして「ムリに変形させるのではなく、MS固定とWR固定を2体作ったほうが時間も早いし精度も上がるし、2体同時ディスプレイもできる!」という制作スタイルになりました。

それからずっと「Ex-SをWRモード固定で作りたい」と思っていたのですが、なにしろボリュームが大きくまとまった時間がとれないし、キットが高額なのでさすがに失敗が怖いしで、なかなか手がつけられなかった。「いつかたっぷり時間がとれたら、あるいは制作依頼を頂いたら、ちゃんと解析しよう」と思いつつ、あの巨大な箱を2つ積みプラしたまま18年間が過ぎてしまいました。

 

 

そうしているうちにMGディープストライカーとMG Ex-SのVer.1.5が発売されたので、積みプラしていたMG Ex-Sの旧キット2つが余剰在庫になりました。そして今回、MG Ex-S Ver1.5のMS固定の制作依頼を頂いたので、その制作資料とウォーミングアップとして、やっとWRの解析を行うことが出来ました。

というわけで今回は、あくまで自分用の技術メモです。WRで特に注意する部分だけを掲載しています。既に理解している部分(頭部や胴体など)は言及していません。なのでキット内容の40%くらいの情報量です。専門用語も誤字もあると思いますが、これから制作する人の参考になればと思って掲載しました。

センチネルファンは技術力が高い人が多いと期待していますので、自己責任で意訳で読み取っていただければと思います。

 

※「Gクルーザーモード」と「ウェーブライダーモード(WR)」の表記が混在していますが、同じ意味として読んでください。

 

贅沢にMGキット2体(16000円)を使用。まずは1体をほぼストレートに組み、注意点や改善案をメモ。それを元に2体目で解析をしました。ちなみに他にもHGUC版、GFF版、MG Ex-S Ver.1.5も同時に組んでいます。

 

 

「パーツが上手くハマらない」と感じたとき、複雑なデザインや変形ギミックの問題なのか、あるいは金型が摩耗してフィットが悪いという問題なのか、その両方の複合であったりと、その判断が難しい。なので1体目の完成度は50%以下で、破損したパーツも多く、かなり痛々しい。

 

 

MS制作の経験でノウハウが揃っている部分は迷いなく進みます。ここでは首のエレベーションがゆるいのを、ネジで固定しています。

説明は省略しますが、ノド下と背骨にあるラッチがどこに接続されるかが非常に重要です。すべてのラッチは摩擦ではなく、接着か機械的結合に変更します。いちど固定すると直しがきかないので、事前に熟知することが大切。

 

 

コアブロックはスナップフィットが非常にきつい。特にバラすときにパーツ破損する可能性が高い。固定される部分ほど、スナップフィットはゼロに解除したほうがいい。可動部分も、最終的には摩擦ではなく機械的結合で固定させるので、ユルユルくらいでも大丈夫。

 

 

MSもWRもディスプレイベース使用が基本です。股間底部周辺はディスプレイマウントと結合するので、安易にヤスリがけをしてはダメ。初期の時点でマウントとのすり合わせをしたほうがいい。

 

 

腰アーマーの基部はMSでは2点でラッチされるけど、WRでは1点のみでしかも遠心重量がかかる。ノーマルでもいちおう大丈夫だけど、本格的に完成させる場合は何かしら改善が必要。

 

肩部に入ります。やはりスナップフィットがキツイので、すべての穴ダボにMKカットをします。なおスナップフィットは最低2つか3つあれば十分なので、それ以上は完全に撤去してもOK。

 

 

肩と上腕をつなげるフレームの、可動とラッチ(緑色)の確認。MSとWRで同じようなラッチです。

 

 

MSでは赤いラッチ部分で強い位置固定が得られ、応力も受け止め方向です。しかしWRは緑の弱めのラッチが1点のみで、強度がたりません。ちなみに赤いラッチは、後に別の用途でも使われます。

 

そこで、WRのラッチピンの位置にネジを打ちました。正確な位置決めのため、フリップフロップ穿孔をしてます。フリップフロップは手間がかかりますが、正確でキレイに仕上がります。

 

 

肩と胴体の接続フレーム。いちおうラチェットになっていますがパーツのヒケ等で精度が落ちていて、実際は圧着摩擦に頼った状態です。

 

緑色がラチェットの位置。このパーツは軸がネジ止めなので、ネジを強くすることで強度を強めることもできます。しかし喰いが浅くナメやすいので注意。ネジがナメやすいのは全パーツ同様なので、締め付けトルクに注意。

 

 

赤の嵌合も摩擦に頼っているので、最初はキツすぎて機能しないし、動かすうちにユルユルになります。摩擦に頼ったラッチは解除して、別の方法で固定するのがベスト。これも全パーツ共通。

 

 

肩パネルの180度回転。ストッパーが付いてますが、戻りの固定機能はないようです。

 

180度の最後の方は摩擦でキツくなるし、かなり力も必要になるので、最後まで回ったかがわかりにくい。ちなみに赤のラインが180度の位置です。

 

止め位置の指標がないので、緑の部分のエッジが並行になる位置を基準にするといいです。位置が決まったら完全固定したほうがいい。

このグレーのフレームパーツは可動軸の接合面にある凸凹によって前後でシンクロ固定されるのですが、ABSのたわみでズレます。おもいきって前後で切り離して、それぞれ位置決めしたほうが良い。

 

 

多くのパーツが多重になっているので、一つ一つの小さな浮きが積み重なっていき、最終的にミリ単位のスキマになる、あるいは組み立てが出来なくなることも。今回は仮組みなので簡易ですが、本制作ならばフレームもアウターもネジ打ち固定にします。

 

 

MSではディテールだった部分が、WRではラッチになります。機能とディテールが共存してる素晴らしいデザインです。しかし変形させると塗装ハゲが出てしまう。もし完全変形で作るなら、肩の白の前後面はMSでもWRでも隠れるので、ここでラッチできるようにすると良い。

 

 

嵌合はこんな感じ。

 

拡大。こんな素晴らしいギミックが、完成後はフクロで見れないのは残念。

 

 

肩とプロペラントの嵌合。キースフェリススプリッター塗装する場合、肩とプロペラントでラインを揃える必要がある。ただしそれがMSではベストにはならないラインも存在する。どちらを選択するかは好みで良いと思うが、差異を出すなら明確な意識が必要。意図のない差異は、美しくない。

 

 

少し戻って、サイドジャケットアーマーの開閉。上腕を収納すると自動的にラッチが出てくる。このラッチはMS時は上腕の固定、WR時はアーマーの固定になる。実際に作っていると感動するレベル。

 

サイドジャケットアーマーは荷重もかからないので、このままで十分な強度。そしてアウトラインやパネルラインの方向性が揃っていてキレイ。

 

サイドジャケットアーマーの収納位置。肘関節とのアウトラインのつなぎもキレイ。根本の黒ジョイント2個も、ツライチで素晴らしい。ノズルの指向性が後方に統一されるのも素晴らしい。

 

プロペラントとのアウトライン。写真では自分のミスで少しズレてしまっている、まだ理解度が足りない証拠。きちんと組み立てないと、作った人に申し訳ない。

 

 

それから、サイドジャケット上面に立っているフィンは本来は2枚なのですが、1枚に省略されています。先に販売されたHGUC(写真左)では2枚になっているので、設定画の読み間違いでもないし金型制限でもないし。ではなぜ上位機種のMGが1枚なのかとずっと疑問に思っていたのですが、今回理由が判明しました。

 

 

WRになったとき、このフィンの片側とブースタパックのビームカノンが干渉してしまうからです。カトキハジメさんらしくない矛盾だなぁ、と思って設定画をくまなく探していたら・・・

 

 

本来はビームカノンのマウントがオフセット回転して逃げる設計になっていました。すごい!

しかし、このギミック4つをキットに組み込むと、それだけでも小さいHGUCくらいの部品数になってしまう。さすがにコストと結果のバランスが悪く、代替案としてフィンを一枚省略するのは苦肉の良策だったと思います。

逆に言うと、その程度のゴマカシも取れないくらい、他の部分が設定に忠実に再現されているということです。改めてすごいキットだと知りました。Ver2.0が出るとしたら、いくら高額になってもいいからぜひ再現してほしい。もう徹底的にやってほしい。

 

※追記:Sガンダムだとフィンが1枚なのかも。そちらに合わせたのかな?要確認。

 

 

ヒジ関節の折りたたみ。なにも考えずヒジを曲げるだけで、中央のプレートが押し下げられる仕組み。ただし、構造を理解していないとスムーズに曲げられない・・・曲がることに気が付かない人も多いと思う。

 

これ2重関節じゃなく1軸だけなのにこんなに可動できるし、ディテールも生きている。そしてMS時はオフセット2重関節にもなる。

 

 

このパーツはノーマル組だと破損するので注意。そのまま組み立てても可動は困難。また一度ハメてしまうとバラシが困難。元のデザインの制限、素材特性、離型剤、金型劣化など、原因は相関的でそれぞれの限界値があり、元機能の再現は難しい。

 

 

MSなら閉じで固定でOK。WRなら90度で固定でOK。その場合、組み込んで90度にするのだがキツくてほぼ可動しない(または破損する)ので、なんらかの対策が必要。そしてガンプラにはよくある「中央に板がある穴」は、調整が難しい。

簡単に行うには、緑の部分をニッパーでカットすると良い。ただし、微調整はできないのでたいていユルユルになる。今回は固定するので問題ない。

 

 

構造はシンプルだけど、とてもむずかしい部分。ガンプラにおいては「力をかける=間違っている」と考えたほうが良い。

 

 

肩の丸軸と、いま作った四角形のラッチ。肩と腕とプロペラントをこの2点で支えるので、精度も強度も必要な重要な部分。

 

 

肩の上のウイング。ぱっと見だと最長最短でラッチして、あとは自由可動のようみ見える。たいていのガンプラはそういう構造。

 

 

しかしこのキットは違う。最短状態とスライド中はウイング角度は真っ直ぐ。最長にしたときだけ前傾にできる。という凝った構造。もし自由角度にしたい場合は、溝のストッパーを削れば簡単にできる。

 

 

肩ウイングの付け根。MSではポリキャップのボールジョイントで自由可動。WRではラッチの位置で固定。

 

この位置で固定される。さらにプロペラントとの凹凸でも固定される。強度は十分。

 

 

肩とウイングの位置関係。

 

 

ウイングのフェアリングが、プロペラントタンクのフェアリングの凹凸で固定される。なにげないC面にも、ちゃんと意味がある。デザインも機能も素晴らしい。

 

 

 

ここから足です。

ヒザの二重関節の上側。WRは緑のラッチで固定、MSはフリー可動です。

 

 

ヒザの二重関節の下側。WRは緑のラッチで固定、MSはフリー可動です。

 

 

左はMSの直立状態。右はWRのZ型。ラッチがかなり硬くて終点が分かりにくいので、この片面写真で角度を確認してください。

 

 

WR状態。ヒザ当てフレームとは密着する形になります。

 

 

 

密着したヒザ関節とヒザ当ては、一緒に回転してスネと直角になります。(写真が左右逆で、わかりにくくてスミマセン)

 

 

左がMS、右がWR。

 

 

 

余談ですが、ヒザ当てフレームは後ハメにしておくと制作が楽になります。とくにMSは後ハメにしたほうが取り回しも仕上がりも良いです。

 

 

足の甲の可動。WRは沈み込み、緑でラッチされます。MSでは一見フリー見えますが、あとで仕掛けがわかります。

 

 

左がMS、右がWR。

 

 

写真左、足の甲のフレーム(緑色)はカカトまで来ています。それを囲んでいるカカトのフレーム(グレーのU字のパーツ)は上下します。

写真中央、MSでカカトフレームが上にあるときは、緑のパーツが上端で固定されています。

写真右、カカトフレームを下げると固定が解除され緑がフリーになる。そして緑を下げると前述の丸ピンラッチで固定されWRになる。

 

 

カカトをつけた状態。左がMS、右がWR。こうして全部組み立ててしまうと、内部フレームが見えなくなってしまうので、どういう仕組みになっているか分からない。まぁ多少ズレていても見た目はホドホドの完成品にはなるが、きちんと内部まで理解している完成品はカチカチした安心感がある。重さは同じでも重量感のある完成品になる。

 

 

次に、ヒザ下のフェアリングのスライド機構。

MS形態。緑と赤がそれぞれラッチする。ここは一ヶ所でも十分な気がするのだが、ここまでムダの無い完璧さを見ているので、何度も分解・変形させて調べてみる。緑ラッチは上下固定で主にフェアリングの保持で、赤のラッチは前後の固定と上のヒザ関節の位置決めをしている。

普通の軸可動なら一ヶ所で良いのだが、このパーツは(親指の爪の丸軸の部分が)レールで上下にスライドもするので、二ヶ所が必要ということか。そのついでに赤軸でスネとヒザの位置関係を決めている。もはや執念を感じる。

 

 

左のMSから、フェアリングが持ち上がり、右のWRのようになる。スネのアウトラインとスリッパの上面ラインが共通化されているのがすごい。

 

 

WR時は、スネのフェアリングの裏側に緑色のラッチが、足の甲の穴にハマる。強度も精度もバッチリ。

 

 

前述の通り、スネ・フェアリング(B)がスライドして足の甲に移動。そしてヒザ下フェアリング(A)が下がってきてスネに移動。

 

 

ここからバックパックです。

スナップフィットもフレーム軸もすべてがキツく、バラシどころか組み立ても負担が強い。荷重も可動もないので、ユルユルなくらいに調整するのがベスト。スナップフィットがたくさんあるので、2個か3個を残して、あとは完全に取り除いてOK。

 

 

さきほどドリルでユルユルにしたけど、このようにラッチで位置固定されるので問題ない。ガンプラは「可動・荷重・位置決め」を一つのギミックで負担させることが多いが、できればその3つとも別々の部位で担当させるほうが、設計としても良い。

 

 

説明書どおりだと、かなりの確率で破損する部分。おそらく金型の劣化が原因。まず差し込みがキツく、抜こうとすると割れる。じゃあ削って差し込みを調整しても、変形で回転可動をかけると強度不足でせん断破損する。

 

 

説明書では抜き差しする部分は、左の写真のように固定にしたほうがいい。そして丸軸とポリキャップを抜き差しするほうが安全。そしてポリキャップはMKカットする。ここは強度は必要ないので、抜き差しのストレスをなくしたほうが良い。もしくはWRならブラケットを新造したほうが早くて良いかも。

 

 

さきほどのBPからフレームを介して本体のお尻に接続するパーツ。ここも金型劣化のせいかラッチが硬すぎて、可動させようとすると破損する。写真はすでに割れた状態。MS固定かWR固定ならユルユルにしたあと接着等で固定すればOK。

変形させるなら非常に神経をつかった精度の高い工作が必要。僕だったら金属で作り直すと思います。

 

 

 

ライフルです。グリップはシンプルな軸ラッチ。

 

 

腰とのアタッチメントはMSではフリーですが、WRではラッチで固定されます。ライフルとの接合ラインも見事!

 

 

ただしライフルのホールドがこの一点のみなので、マズルのあたりでマウントを増やす予定です。

 

 

 

このキット全体の注意点。

「噛む」の、噛んだ状態。

このキットで多数発生しました。普通なら「キツイから噛む」「差し込み方が下手」というのが原因なのですが、ゆるくても噛むし、キツくても噛まないなど、発生する条件が不明でした。しかしキット2個を組み立てながら傾向を調べた結果、原因らしきモノを感じることが出来ました。

ほんとうにあくまで推測なのですが、離型剤が原因だとおもいます。このカスみたいなのは、どうもプラではない感じで、膜みたいな感じ。シンナーつけてみるとサッと溶ける(まぁプラでも溶けるけど)。1体目で噛んだ部分を、2体目では組む前にシンナーで吹いてから組んだら、噛まなかった。

最近のABSと18年前のABSって、もう全然違う素材だから、抜きの精度も方法論も違う。さらに金型が劣化してるので離型剤がとても多めに必要なのは分かる。とはいえ最新キットでも精度の悪いキットだと、カミが多発することもある。

一度噛んでしまったら根気よく丁寧に取り外す。カミカス(離型剤)を取り除く。シンナーで拭き取ってもいいけど、手早くやらないとプラが溶けて接着してしまうので注意。または軸はカンナがけ、穴は綿棒で擦り落とすでもOK。カミカスが取れていれば、次はスムーズに入るはず。

※離型材ではなく、18年の経年劣化でABSの表面が素材分解したのかもしれない。いずれにしても対処法は同じ。

 

 

このキットでは、ABS同士の軸ジョイントにはダボが付いていて「差し込んで90°回すと、抜け防止」という機能なのだが。それほど荷重もないので抜けの心配はない。それよりも上記のとおりABS同士のカミのほうが怖い。それに抜き差しの取り回しも悪い。なのでダボはカットしたほうが良い。

 

 

というわけで、Ex-SガンダムのGクルーザーモードへの変形機構、ほぼ把握しました。改めて、恐ろしいキットであることを知りました。

 

 

さきほど「全ガンプラのなかで最高のキット」と書きましたが、じゃあ二番目はなにかというとMG ビクトリーガンダムです。両方ともカトキハジメさんになったのは好みや偶然ではありません。機能とデザインが両立している、一つ一つの線や面に意味がある、複雑だが可能な変形、見えない部分にまで神経を使ってる。安易なアレンジをせず、流行りに流されず、ユーザーに媚びない。こういう性質をもったキットはほんの数品しかありません。カトキさんのデザイン能力はもちろん、この機体をキット化するまでに携わった人たちのレベルの高さが伝わってきます。

もう一つの要素として「映像化されていない」というのも大きいと思います。アニメ化されたなら線を省略しただろうし、そしたらライトユーザー向けにライトなキットになっただろうし。また、センチネルのような「立ち上げ」は様々あるけど、途中から発生した困難を乗り越えていく(いま思い返しても熱くてクラクラするような)経緯は、もう時代のコンセンサス的に再び発生することはないだろうから、だから「今後、このキットを超えるモノは出ないだろう」とも思います。

センチネルファンはもちろん、初心者でも少しでも興味をもったなら、ぜひ作ることをオススメします。普通に作るだけなら時間をかければ作れますし、細部まで理解しようとするなら全ガンプラを理解したことになると言っても過言ではありません。

ぜひ!

 

 

 

 

※Ex-Sを作るならMGのVer1.5がオススメです。

※「Gクルーザーモード」と「ウェーブライダーモード(WR)」の表記が混在していますが、同じ意味として読んでください。

※時間があったら、胴体や頭部なども書き加えたいです。

※新しいキットを制作するときは、いつもこのような感じでキット2つ3つ使って分析を行っています。

※Ex-SガンダムGクルーザーの完成品に興味がある方がいましたら、ぜひ制作させてください。

 

 

最後まで観て頂いてありがとうございました。 みなさんの感想やリクエストが僕の製作の励みになっています。 よろしかったら気軽にメールなどくださいませ。

みなさまに、楽しい模型ライフを!