PG UNLEASHED 1/60
RX-78-2 ガンダム

作品番号 X03

 

PG Unleashed パーフェクトグレード・アンリーシュド RX-78-2 ガンダム キットレビューと解析です。

現在60%くらいです。自分のイメージする完成品をスムーズに組み立てる部分は把握しました。しかし派手なポーズや発光改善などについては未検証です。今後、気がつくことがあったら追記してく予定です。なお塗装済み完成品もありますので、そちらも参考にしてください。

 

2021.03.03. 頭部・コアファイター・フィギュアを更新。

 

・全身写真
・キットについて
・頭部
・腕
・胴体
・腰
・足
・バックパック
・ライフル
・サーベル
・シールド
・コアブロック
・コアファイター
・フィギュア4体
・LED発光について
・メッキ落とし

 

 

 

 

 

キットについて

これから使うパーツが図とランナーで表示してあって見やすいです。

 

使い終わったランナーを提示してくれる。これも便利ですね。

 

また、大きいランナーは手でポキっと折れるようになってます。部位ごとに分割や廃棄できる。これと同じ作業をニッパーでやっていたので、これはとても便利。

このPGUガンダムでは、このキット特有のコンセプトだけでなく、他のガンプラにも適用できる新基軸があります。ぜひ他のキットにも採用してほしいです。

 

 

 

頭部の製作です

※発光ギミックは最下部に記載しています。

内部フレームは見える部分も見えない部分も凝っています。バルカン用給弾ベルトは、実銃同様のキツイ曲げが再現されています、すごい金型!ベルトは2本あるので、排莢も回収するシステムかな?

 

クリアーパーツは素材のせいか、40年前から今でもヒケとバリがすごいです。金型で面取りをするとか、ヒケの分あらかじめ金型をふくらませるとか(レンズなのでヒケるより膨らんでたほうが理にかなってる)。素人なりに改善策がありそうに思えるのですが・・・やはり何十年たっても難しい部分なのでしょうか?詳しい人教えて下さい。

 

 

5連ダクトは3重構造。白パーツの四角穴に少しバリがありますが、ストレート組なら気にならない程度です。残念ながら3重構造の奥のほうがほとんど見えないので、本番製作では奥まで見えるように制作する予定です。

 

ガンプラでは初(?)のメタルディテール。取り付け方法に凝ってフランジなどを設けたのはいいのですが、その代償として奥行がまったくなく、穴底が丸見えで、せっかくのメタルパーツの効果が出てません。内側を黒で塗って、メタルパーツ(PPアポジ1.5mm)を埋め込む予定です。

 

メッキフレームやオープンハッチなど。組みやすさもシンプルに設計してあります。ホホのラインが立体段差アレンジになっています。ここはスジボリを入れ直すか、思い切って全部平にしてからアニメ設定どおりの縦線にしてもいいですね。

 

アンテナ先端はアニメ設定ではストレートですが、このキットでは2段処理になっています。僕の好みでは機械設計的にこのほうが気持ちがいいです。

 

 

参考に完成品です。ホホのラインのスジボリ、バルカンにPPアポジ1.5mm、クリアパーツの塗装など。

 

フレームは、フレーム単体で見るのと、外装パネルを付けた状態とでは、まったく印象が変わります。僕は外装パネルを付けた状態で最善になるように塗り分けました。

 

 

胸鎖乳突筋(?)に可動式シリンダー。

 

首の裏面にはLED発光ユニットが装着されます。首のボールジョイントは光を通すためにクリアーパーツです。

※後の本番製作では、首周りの可動を改造して、センチネル風アゴ引きポーズを取れるようにしました。

 

 

ここから腕の製作です。

芯になるフレームは、システムインジェクションのアドバンスドMSジョイントです。RGと比べると肉厚があるのでグラグラやポロリは少ないですが、大きくなったぶんフリクションが増えすぎて可動がかなりキツめで、力を加えると動くのか破損するのか心配になるくらい硬いです。特に緑色でマーキングしたスライダーの動きが渋い。自重保持に影響のない&完成後に見えない箇所を見極めて、削りやグリスなどで改善すると良さそう。

 

前腕に謎の可動があります。緑色マーキングを見てください、ほんの2mmくらいの可動です。派手なポーズをするときに必要になるのかもしれませんが、僕はキレイな素立ちにすることが多いので、ネジで固定にしました。

 

金属を皿状にプレスしたパーツは、前腕に組みこまれ、磁石式シールドマウントにラッチされます。ただし回転方向に固定が無いので、しっかり接着すると強度が上がります。

 

シールドマウントを取り付けました。磁力は静的ディスプレイ時には十分ですが、移動や可動すると外れ落ちるかもしれませんので注意。

 

キットには3種類のメッキパーツがあります。このイエローメッキはムラが多いです(個体差かな?)。あと個人的に好みの色味ではありませんので、本番製作ではメッキは落として再塗装します。(メッキ落としについては文末に記載)

 

ヒジ前側にはクロムメッキ。このメッキはキレイに仕上がってますが、やはり僕の好みではないのでメッキ落として再塗装します。ヒジ裏はこのスケールならではの多重構造で、精度もツラも良好です。

 

肩は最近のアレンジですね、無難でシンプルでバランス良いです。前面後面のプレートが二重可動します。

 

このキットではマニピュレータはまったく可動せず、固定式の手首が8種類入ってます。(残り6種の写真は、あとでアップします)

最近の全指可動ギミックも素晴らしいのですが、ライフルを持てなかったり、加工塗装ができなかったりのデメリットも多かった。また完成品を納品した依頼者様から「完成見本のように指を再現できないので、固定してほしい」というリクエストもありました。指先の絶妙なニュアンスは、ガンプラ歴40年でも本当に難しいです。

というわけで僕は固定で仕上げることが多かったので、今回のような固定指は個人的にはとても嬉しいです。(全可動指は別売りオプションで購入できるようにすれば、コストも需要もマッチしそうな気がします)

 

ここから胴体の製作です。

 

 

腰の製作です

腰の一部もアドバンスドMSジョイント。ここは露出しないので特に問題ないです。

 

ヘリウムコアのパーツ構成はガンプラとしては例外的で、組み立てには注意が必要です。

取説では普通にフレーム同士を組付けて、あとから黄色パーツをかぶせる手順なので普通に見えます。ですが可動させるとフレームは非固定で可動し、緑で囲んだ部分がフレーム固定の役割になります。またフレーム同士の噛み合わせが硬いので、どこが可動するのか分かりづらく、強く引き出すと黄色固定部分が外れてしまう。なのでフレームの噛み合わせの摩擦を削ってしまうほうが良いと思います。いずれにしてもキチンと組むには構造をよーく理解する必要があります。

 

 

また右写真の青で囲った2箇所は、よほどうまく組み付ければギリギリ正常に動きそうですが、実用的には白いプレートと干渉し、可動が閉じなくなります。ここはスリット状にカットすれば見栄えも損なわず、スムーズに可動するようになります。

 

 

ここから足の製作です。

アドバンスドMSジョイント。とても硬いので、組み立てる前に適度に可動させ慣らしておく必要があります。

 

 

フレームのスナップフィットもかなり硬めの設計です。塗装・改造する場合はMKカットでスナップフィットを調整。ライトユーザーの方がシンプルに組み立てる場合でも、指が痛くなるほど硬い場合は十分注意してください。もし失敗したとき硬すぎて分解が困難になります。

 

 

イエローメッキとクロムメッキ。

 

 

足裏は3分割。上反りと平に可動します。ただしスライド連動などが普通と違う動きなので、全組するまえに十分理解しておいたほうが良いです。ちなみにすこし加工するとへの字にも可動するようになります。いずれにしても僕は平面設置で固定に仕上げます。

 

普段は省略されがちな足裏も、ディテールが細く設定されてます。ノズルの内側、発光しないのにクリアーレッドなのは、このあとのバックパックの発光ノズルと共通化するためだと思います。

 

 

ここからバックパックです。

バックパックのノズルは発光ギミックがあります。クリアーパーツは、ビームサーベルのLED光をノズルに届ける役割をしています。

 

中央にはシールドを取り付けるマウント。回転するとディテールになります。

 

ガンプラ初(?)のメタルノズル。たぶんアルミにブルーのアルマイト、重量感のあるメタリックでとてもキレイなコーティングです。

 

 

 

ここからライフルです。

 

センサーのメッキとクリアーパーツは、ハメコミがとてもキツイので後端をカットするとスムーズになります。

 

センサーマウントは3軸可動で、ロールとヨーに可動します。ただしこの軸が少しでもズレるとバランス崩れるので、真っ直ぐセンターで固定にすると思います。

 

 

銃底(レシーバーカバー?)はスライド開閉。写真ではわかりにくいですがカバー前端部分も少し開閉します。

 

 

サーベルです。

サーベルは3本。通常が2本と、LED内蔵が1本。電池はキットに付属しています。組み立ては簡単ですが、もし引っかかりを感じる場合は一度外してから試してください。うまく行けばスムーズに入ります。

 

スイッチと、法的な安全標記かな?拡大写真だと目立ちますが、普通にディスプレイするなら気にならない程度です。

 

頭部や胸部の発光は難解でしたが、サーベルは直射でシンプル。少しでも発光効率を良くするために、表面処理や塗装を試しています。

 

ビーム部分は加工や塗装の難しい素材ですが、できる限り効果をアップさせました。

 

つづいてシールドです。

最近のガンプラは細かくパネル分割したりのハイディテールが多いですが、このノッペリした感じは「初代ガンダム」のイメージにピッタリで良いですね。ここからさらに足しても引いても良いイメージができる、PGUGは良いキットです。

 

ビューファインダーは開閉できます。

 

シールド表面はアニメのように柔らかい曲面構成になっていて、良い感じ。それにあわせて連邦十字の取付面も湾曲しています。ただやはり3D曲面同士の取り付けは精度が難しく隙間ができがち。調整すればピッタリになります。

 

 

キットでは左手グリップとマグネット式マウントの2点装着になっています。しかしマグネットだけで十分保持できるので、左手グリップは使用しなくてもOKで、そのため左手のポージングの自由度をもたせることができます。

 

コアブロック

 

コアファイター

キャノピー付け忘れました。

 

直線構成だった従来と変わって、3次元曲面でマッシブなデザインになりました。

 

 

変形機構が凝っているのですが、キットのままだと少々ぎこちないです。一部加工とグリスアップでスムーズになります。

 

飛行状態と収納状態にあわせてコクピットシートが90度回転します。

 

 

機首のランディングギアの可動方法。半分開いて、前に出して、全開に開く。

 

ミサイルランチャーの展開。

 

 

フィギュア

このキットにはフィギュアが4体ついています。アムロレイ、コアファイター用、コアブロック用、セイラ・マスの4体です。

 

真っ白で何も見えないので、サフや塗装中の写真です。

 

 

コアブロック用フィギュア。

 

 

コアファイター用フィギュア。

 

発光ギミックについて

このキットは全体的に素晴らしいキットなのですが、そのクオリティに比べると発光ギミックについては「うーん・・・」と言わざるを得ません。決してキットを咎めているのではなく、発光ギミックで困っている人の参考になれば、今後の改善につながれば、と思って正直に書いています。

 

こちらがキット付属のLEDユニット(電池別売り)。スイッチを短く押すとON・長押しでOFFというのは、電気電子の経験者からすると不可解な設計です。ON状態でスイッチを押すとモード切替で、色が変わったり点滅を繰り返したりします。出力LEDは2つで、頭部と胸部を発光させます。

 

LEDの光を伝えるための導光管の役割をするクリアーパーツ。それぞれ分岐して、頭部ツインアイ・額センサー・後頭部センサーに光が分配されます。ただ、この構造だと光のロスと分配率が大きすぎて、十分な光量が得られるのか心配です。

 

LEDユニットを仮付け点灯しました。やはり光量はかなり厳しいです。せっかくの透明パーツを活かすなら、導光管は取り除いて、直接LEDを埋め込むのが良いと思います。そうしたほうがキットも幸せになると思います。

 

これはLEDユニットのスイッチをオンオフする機構です。電気電子機械設計の経験があると「これは・・・」と不安になります。

 

先程のスイッチ機構は、ここのコクピットハッチにつながっています。取説によると「スイッチのオンオフはコクピットハッチを素早く引き出し素早く押し戻す」とのことですが、コクピットハッチを指でつまむことが困難で、なんとか摘んで引き出したとしても、素早く押し戻すのも難しい。もたもたしてるとスイッチがオフになってしまう。

 

電気科出身・プラモ歴45年ですが、これは難しい。

 

「そんなはずない、自分が勘違いしてるのでは?」と最小限の構成に戻して色々試してみましたが、やはり厳しいと言わざるをえない。念のためネットでも調べましたが、皆さんも困っているようです。

 

スイッチの対策として、初心者でもできる一番簡単なのはこうかな。赤矢印のダボ(1mmの四角形)を切り落とすことで、写真の首周り&LEDユニットの取り外しが簡単に行えるようになります。裏返すとスイッチがあるので、これを押してスイッチON。そのまま胴体に戻します。1分たてば自動的にスイッチオフになるので、OFFの操作は不要です。

 

サーベルの発光は、シンプルで十分です。

 

サーベルの光を利用して、導光管を通してノズルが発光します。やはり構造的に光量ロスが大きい。

LEDの知識がある人は、スイッチ回路の自作移動・LEDの輝度アップ・キットクリアーパーツの代わりに光ファイバーを通す・小型LEDを直で配置、などなど改造のしがいがあると思います。

 

 

メッキ落とし

メッキは好みの分かれるところです。僕はメッキは極最小限に使う程度。またヤスリがけや塗り分けをする場合はメッキだとどうにもできないので、メッキ落として再塗装する必要があります。

 

このキットは3種のメッキがあります。左からイエローメッキ、フラットシルバーメッキ、クロムメッキです。まずはランナーでメッキ落としをテストしました。

 

イエローメッキは、クリアーイエロー・フラットシルバーメッキ・アンダーコートクリアーの3層でした。プラの成型色はゴールドです。

 

※ここから僕の妄想です。
成型色は一見ゴールドでが、正確には特殊な成形色だと思います。普通に表面だけ見るとゴールドなのですが、カットして切断面を磨くと内部は「濁ったクリアー」に見えます。確実に検証したわけじゃないのですが、見た感じは明らかにクリアー。じゃあクリアーにゴールドのコーティングかというと、それも違うみたい。なぜかというと、プラを数カ所カットし切断面を見ると、クリアーに近い場合と、ゴールドに近い場合があります。クリアーとゴールドがマダラに混ざってる感じ。じゃあ試しにと、クリアーの部分に光を通してみると、光が通らない。なぜ?クリアーでもないの?

自分の経験値から想像すると、成型材料はクリアーに金色パウダーをませたもの。これを金型に流し、金型に静電気のようなものを帯電させ、金色パウダーを表面に寄せ付ける。そうすれば「表面はゴールド・中身はゴールドがマダラに混ざったクリアー。ゴールドの金粉は遮光性が高いので、光を通さない。」のすべてが満たされます。

古いガンプラで「シルバー」と言いつつ実際には「半透明シルバー」みたいな成型色がありました。例のウェルドラインが非常に目立つパーツです。おそらくコレも同じ材料だとおもいます。昔からその素材そのものには不思議を感じつつ、ウェルドは目立つしそもそもシルバーでもないので、僕は全塗装していました。だから今まで気になりつつ検証してこなかったのですが、今回たまたま「目的・材料コスト・製法・結果」のすべてが納得行く妄想ができました。現実にはどうなのか、時間があったら確認したいと思います。

※妄想おわり。

 

 

 

 

クロムメッキは、トップコートクリアー・クロムメッキ・アンダークリアーの3層。成型色はクリアシルバー。

 

フラットシルバーメッキは・・・(写真撮り忘れ、あとでアップします)

 

 

 

 

 

制作写真の一部は、過去の制作から流用している場合があります。なぜかというと、制作に夢中になると写真を撮り忘れることが多いからです。また製作工程の時間軸が前後する場合もあります。できるかぎり制作風景をわかりやすくしたいので、そういった処理をする場合がありますことをご了承ください。

今回の制作で使用したカラーセットとメタルパーツセットを【ぷらもぷらす】で販売してます。デカール購入希望の方は直接メールください。

最後まで観て頂いてありがとうございました。 みなさんの感想やリクエストが僕の製作の励みになっています。 よろしかったら気軽にメールなどくださいませ。

みなさまに、楽しい模型ライフを!

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