MG マスターグレード 1/100
ZGMF-X12D
ガンダムアストレイ
アウトフレームD

作品番号 ZB02

 

MGマスターグレード 1/100 ZGMF-X12Dガンダムアストレイ・アウトフレームD

ストレートで組み立てました。

 

 

ここから制作風景です


MGガンダムアストレイ・アウトフレームDです。この機体には個人的に思い入れがありますが、当時はバンダイからはキット化さませんでした。レジンキットを制作したのも2004年頃、すでに20年前です。その後もながらくキット化されませんでした。しかし近年になってアストレイ系のキットが続々販売され、ようやくアウトフレームDもガンプラ化されました。

このキットはいずれ改造塗装完成品を作る予定ですが、まずは様子を見たいのでストレートに組み立てました。とても組みやすいキットで、途中写真を撮り忘れるくらい楽しく集中して制作しました。とても品質の高いキットでした。

 

 

■まずは頭部です

ガンプラ歴40年になりますので、組み立てなくても、ランナーを見ただけでキットの品質はだいたい分かります。パーツ分割、ディテールのデザイン、金型、素材、すべての品質が良いです。

 

カメラアイと頭部センサーは別パーツ。クリアパーツの素材感からして、いかにも「蛍光剤入」の色合いですが、蛍光剤は入ってないみたいです。ブラックライト当ててみたけど反応しませんでした。だとしたら今回のような乳白色クリアーは珍しいですね。

他のキットではよくある「完全クリアーの固くてバリありヒケあり」に比べると、この乳白色クリアー素材はバリもヒケも殆どないので、これはコスト高め品質高めの素材を採用したんだろうなと予想します。

※もしLED発光させる場合。完全クリアーよりも乳白色のほうが発光効果は高いと思います。少々の減衰はしますが、発光ムラがなく均一な発光ができる。そういった狙いもあるかもしれません。ただ実証してないのであくまで予想になります。

 

鼻の2連スリット、ホホの黒、左右ダクトの黒抜きなど、色分けされてます。ここまでしたのなら、ツインアイ周りのクマドリが色分けされてないのは惜しいですね・・・僕は全塗装するのであまり気にならないのですが、初心者さん向けに色分けしてもらえたらより良かったな、と思います。

 

アウトフレームDのアンテナは、オデコのヒサシまで同一色のデザイン。この複雑で変わったデザインを、このパーツ分割で再現してます。ベストだと思います。

 

今回は短時間の仮組みなので、クリアランスや強度調整はしていません。赤アンテナが少し浮いてるのは、このあとすぐにバラす予定があるので、フワッと差し込むにとどめています。

 

 

■胴体の制作です

フレームは可動もありつつ強度もそこそこあるので、フニャフニャにはなりません。無加工でも程よくピタッとポーズが決まります。

 

 

黄色いパーツの抜きがすごい良いですね。

 

胴体が完成。不満点がないです。

 

 

■肩と腕

肩と腕。とてもスムーズで楽しくて写真撮るの忘れてしまた。前腕はモナカ割で合わせ目がありますが、上手に段差モールドで処理されてるので無加工でも目立たないです。

 

 

■足の制作

足も同じく、夢中で制作。複雑な曲面や黒抜きもセンス良く処理されてます。合わせ目もまったく目立たない。

ところで今回しみじみ思ったことがあります・・・いつのころからかMG(マスタグレード)もキットによって品質差が結構でるようになりました。正直、箱開けてガッカリ・作るのがストレスなキットもたまにあります。でもこうして良いキットに出会えると、やっぱりガンプラは楽しいです♪

 

 

スニーカーはデザイナーのセンスや知識が表出する部分だと思っています。アウトフレームDは寸詰まりで難しいデザインですが、このキットではよくアレンジしてあるなぁと感じました。

 

 

■バックパック

バックパックは可動が多いので、その代償として少々安定性が悪いです。本番制作では固定に仕上げる予定です。

 

珍しいハーフベクターノズル。

 

この可動軸すごいです!普通のキットなら「2パーツモナカ割・挟み込み・接着必要・合わせ目悪目立ち・左右非対称」という見た目も加工も難ありになりがちですが、このキットでは「2パーツ独自デザイン・接着不要・分解可・合わせ目なし・左右対称」という、素晴らしいデザインになっています。僕のような古参で改造全塗装派にも、また初心者さんにもどちらにも嬉しいデザイン。すばらしい。

 

 

■ウェポン1・ガンカメラ

ガンカメラ。デザインが緻密に作り込まれてます。それと同時に金型の抜きの精度がとても良い。

 

モナカ割ですが段差モールドが施されてるので合わせ目が目立たないようになっています。

 

本来なら(ひと昔前なら)このあたりは合わせ目やパーティングラインがガチガチに悪目立ちする部分です、が、このとおりキレイな抜きになってます。加工がむずかしい部分なので、こういうキレイな抜きをしてもらえるととても助かります。

 

最小限のパーツ数で、複雑で立体的なデザインを再現されてます。

 

 

■ウェポン2・ビームライフル

ビームライフル。前述のガンカメラとほぼ同じ構成です。

 

ガンプラの多くが「ビームライフルを持てない」という弱点があります。これを改善するためにグリップとマニピュレータのオフセットと角度付けという改造をよくやります。

その改造内容がこのキットではそのまま再現されています。グリップに対してマニピュレータが30度くらい角度付けされてるのがポイント。この設計思想はすべてのガンプラでも採用してほしいですね。

 

前腕とライフルの中心軸が一直線(並行)になっている。こういう基本的な部分はしっかり抑えたい。

 

■ディスプレイベース
写真を撮り忘れましたが、このキットにはディスプレイベースが付属しています。

 

 

最後に、全体写真です。

MGガンダムアストレイ・アウトフレームD、とても良いキットでした。もし完成品に興味ある方がいましたらぜひ制作依頼ください。

 

 

 

 

 

制作写真の一部は、過去の制作から流用している場合があります。なぜかというと、制作に夢中になると写真を撮り忘れることが多いからです。また製作工程の時間軸が前後する場合もあります。できるかぎり制作風景をわかりやすくしたいので、そういった処理をする場合がありますことをご了承ください。

今回の制作で使用したカラーセットとメタルパーツセットを【ぷらもぷらす】で販売してます。デカール購入希望の方は直接メールください。

最後まで観て頂いてありがとうございました。 みなさんの感想やリクエストが僕の製作の励みになっています。 よろしかったら気軽にメールなどくださいませ。

みなさまに、楽しい模型ライフを!