MG 1/100 Ex-Sガンダム/Sガンダム (タスクフォースα Ver.) 完成しました!










今回したキットは MG 1/100 Ex-Sガンダム/Sガンダム (タスクフォースα Ver.)です。長い!
2003年 MG MSA-0011(Ext) Ex-Sガンダム をベースに
2018年 MG PLAN303E ディープストライカーで頭部など新規パーツ追加
2019年 MG Ex-Sガンダム/Sガンダム でさらに新規パーツ追加
2025年 MG Ex-Sガンダム/Sガンダム (タスクフォースα Ver.)で専用パーツ追加
というわけで非常に複雑なキットです。20年前のパーツと最新のパーツが混在し、SガンダムとEx-Sの換装式で、ディーブストライカーとの共通パーツもあり、モビルスーツ形態とGクルーザーモードに変形し、GコアとGアタッカーとGボマーにも変形する。さらにロットごとに金型の違いがあり、色違いや形状違いの余剰パーツも多い。説明書もあちこち行ったりきたりで迷路みたい。そんな感じで非常に難しい状態になっています。
ですが、模型歴50年ガンプラ完成品800体制作し「全ガンプラの中で最高のキットは?」と聞かれたら、だんとつ1位でこのキットです。キットの内容の濃さはもちろん、作り手の魂の熱さを感じられるキットです。ガンプラの「ラスボス」です。
最近はカトキハジメリファイン版をベースに仕上げることが多かったですが、ひさしぶりにタスクフォースアルファ仕様です。センチネル前期のイメージで派手さは抑えつつ、細かいアレンジを行いまいました。また今回は素立ちポーズです。ディスプレイアームで支える前提ですが、できれば自立するのを目標に制作(チャレンジ)しました。
2003年版をVer1.0
2018年版をDPST
2019年版をVe.1.5
2025年タスクフォースアルファ版をTFA
モビルスーツ形態をMS
GクルーザーモードをGクル(またはWR)
Gコアをコアファイター
と表記する場合があります。

左がVer1.0、右がDPST版とVer1.5です。小型化と前後の伸長、ディテールの増加、モナカ割の対策など、確実にすべてが改善されてます。


アンテナは軟質樹脂からプラに改善。これもありがたいです。

こういう細かい塗り分けは、自分でトリミングした細筆で行います。

スナップフィットはゆるすぎるとポロポロ、キツすぎるとハマらない。スルスルピタッと入るようにタブをカットするなどして調整します。

別冊センチネルなどの資料をもとに水転写デカールを自作。

今回はリファイン版のような小顔化は行わず、センチネル前期のようなアゴのラインで仕上げてます。

頭部はほぼ新規パーツのため、とてもスムーズに完成しました。

頚椎や背骨に当たる部分。精度や強度を上げていきます。下端のラチェットパーツはMS形態の場合は真下に向けて固定です。

変形のため首がエレベーションします。モビルスーツ形態ではスキマが多く不安定。スペーサー(白部分)を加えて安定させます。

接着剤だと精度がでないし経年で劣化します。ネジを使えば0.05mmの微調整や左右の傾きなど自在に調整、完成後のメンテナスも可能です。

VMsAWrsのロゴも何十年何百回とアレンジしつづけ、かなり自分のイメージに決着が付きました。そうはいってもスケールや地の色によって微調整は必ず入ります。

ちょっとピンぼけでスミマセン。首周りとデコルテの完成です。


このキットではこういったラチェット機能が多数あります。モビルスーツ形態、Gクルーザー、アタッカー、ボマーなど変形するたびに、ひとつのパーツが複数の役割をもちます。説明書通りに組めばあまり意識しなくても大丈夫ですが、きちんと理解すると仕上がりが数倍良くなります。

腰フレームの後ろ側。この周辺も可動がキツキツ過ぎて破損する可能性があります。ちょっとでも硬い感じたら、かなりユルユルにして大丈夫です。ユルユルでも変形可能です。破損するよりは絶対良い。僕はユルユルにしたあとネジで固定します。もし破損したら思い切って接着固定にするのがおすすめです。

ガンプラは進化し続けてますが「パーツポロポロ・関節グラグラで自立しない」はむしろ悪化してます。最新キットよりも20年前のこのキットのほうがポロポログラグラをしっかり意識して対策しています。完璧ではないものの、プラモデルの限界まで設計してる。そういう意味でも「このキットが一番」というのは今後もしばらく変わらなそう。もちろん、これを抜くキットも出て欲しいという期待もしてます。

ディテールも機械設計を意識した感じですごく良いです。フレームはABSの単色なので、グレーやメタリックで塗り分けます。

胴体と肩を接続する部分。他の機体でもよく見られるパーツですが、これの固有名称がわかりません。知ってる人いましたら教えて下さい。説明の便宜のため「垂直肩フレーム」と呼ばせてください。

ときどきこのようにツメで固定する箇所があります。

しかしハメ合いがきつすぎて力を入れても入り切らなかったり、じゃあ外そうとすると固くて抜けなくてパーツ破損します。すこしでも硬いと感じたらユルめに削ります。

このネジは位置を決めるためのものなので軽いトルクで。

このネジはフレームの強度に関わるのでトルクキツめで。同じネジでも意味が全く違います。

ポリキャップはかなりキツめになってます。あまりキツイと熱や応力でポリキャップが変形してしまうことがあります。ゆるすぎずキツすぎずに調整します。この調整具合はとても難しいです、とにかく失敗を重ねて感覚をつかむしかないかなぁと思います。

それから、精度の高いドリルは必須。0.2〜2mmは0.01刻みで、2mm〜6mmは0.1mm刻みで揃えています。

垂直肩フレームが完成しました。

ここのスナップフィットのピンの位置がずれてるようなので、埋めて移動。

ピタッと収まりました。

胸上面のセンサーのパーツ。Ver1.5とVer.TFAで違う金型を使ってます。基本デザインはほぼ同じだけど、よーく見比べると微妙に違う。かといって新規に金型を作ったほどの違いや目的がわかりませんでした。もしかしたら裏側のマウントが少しボンヤリしてたのを改善したのかも。

いずれにしても表も裏も改造するので、問題なしです。

白い追加ユニットは3つのブロックが連結するデザイン。これを加工して上下に2分割します。そうすることで加工や取り付け精度が向上します。

脱着のため「パカッとかぶせる」設計でしたが、ネジでガチガチ固定。

これで上半身が完成しました。

Ex-Sの Ver1.0とVer1.5では「焼付き」という謎の現象がありました。どんなに丁寧にやっても関節軸が癒着する現象です。しかし本キットのVer.TFAは焼付きが起こりませんでした。金型はたぶん同じ。おそらくプラの素材が違うのが要因のようです。
昔は離型剤をたっぷり塗らないとプラ(ABS)が抜けなかった。だから焼付きも多かった。最近ではプラ素材が進化しKPSという新素材もできた。最近のプラは離型剤が混ぜてあるような感じなので、離型剤なしでキレイに抜ける。らしいです。
なので本キットはプラに潤滑性があるため焼付きが起きないんだと予想します。ちなみに同時期に生産されたVer1.5はやっぱり離型剤たっぷりで焼付きします。金型やロット(時代性)の違いではなく、キット特有の、使用してるプラ材の違いによるのものらしいです。だったらVer1.5も新素材にしてほしいけど、ユーザーにはわからない事情があるのかも。

肩と上腕をつなぐフレームです。MSとGクルの変形のために回転可動します。固定機能は十分機能してます、が、若干のキシミはありますので、キシミを0%にします。

ストッパーの一部を切り欠いて

受けになるマウント(No.4)をを追加。これにネジ止めしてピッタリガチガチです。
ガンプラでは組み立てにネジを使用するキットがあります。しかしガンプラ純正ネジはホビー用ということでコスト抑えめで性能も抑えめ。素材がかなり柔らかい鉄なので変形しやすい。また十字のミゾの形状も丸みがあって滑りやすい。

左は純正鉄ネジ。右がステンレスネジ。
僕はステンレスネジを使用しています。ステンレスは鉄の2倍〜4倍の強度があり、ナメることはまず無いです。また十字ミゾの形状も写真のとおりシャキッとしていて深さもあります。これがプラスドライバーに吸い付くようにフィットします。素材強度があるので呼び径や頭を小さくできてクリアランスに余裕をもたせられる。ネジのピッチが細かいので、関節強度なども微調整がしやすい。錆びない。何度でも分解組み立てができる。とてもメリット多いです。組み立ては接着剤5%、ネジ95%くらいです。
肩の制作にもどります

肩の後ろ側の露出フレーム部分。このラチェットはGクル形態で使用、MSでは閉じます。

このパーツは99%破損します。対策としては組み込む前に離型剤を落とす。クリアランスきつい部分をヤスリで削るなど。とにかくユルユルまで削ってしまってOK。ユルユルでも変形可能です。

ガンプラにはよくある「中央に板がある穴」がキツすぎる場合、中板をMKカットするとちょっとゆるくできます。

外周もかなり削ったほうがいいです。それでも破損してしまったら、固定仕上げでもいいと思う。MSなら閉じて、Gクルなら90度立てて固定。

そのラチェットパーツのベースになるパーツも、一度組むと分解がほぼ不可能で破損の可能性高い。ノーマル素組みならOKですが、分解や改造をするなら対策は必須です。

設計がほんとうにギリギリを攻めてるので、かつ古いキットなので、普通のガンプラの感覚で組むと戸惑うこともあると思います。これから組み立てる人に少しでも参考になれば嬉しいです。

ここも可動とプラストッパーとネジ止め。かなりキツめなのが正常です。

ここはスナップフィット5ヵ所ありますが、キツすぎたりパーツに負担がかかってデメリット多い。スナップフィットは2つか3つあれば十分です。ここでは5つを3つに減らしてます。


ホイストフックは金型の抜きの制限で形状が歪んでいます(青矢印部分)。これを円柱状に修正。マスキングで塗り分け。

ホイストフック完成。ついでにダクト奥の塗り分けも撮影。

タスクフォースアルファのマーキングに準拠してデカールを貼ります。

VMsAWrsのロゴはセンチネルの本編でも多くのアレンジがありました。線の太さ、傾斜、文字詰めなどほんの少し変えるだけで印象が大きく変わるんですよね。

何十何百と自作してきて自分のベストのVMsAWrsを作ることができました。

コーションマークはバンランスをみながらアレンジ。

古いキットなのでモナカ割り、接着合わせ目消しが必要になります。後ハメ加工して対処していきます。

接着面が荒れています。このまま組み立てるとスキマができたり接着後にヒケが発生します。ヤスリでキレイに整面。こういった処理を全身に行っています。

このパーツは合いも良いし荷重もかからないので接着で固定します。なお接着剤を使う場合「空気圧縮」でパーツがずれたまま固定することがあるので、しっかりクランプして乾燥固定させます。空気圧縮については文末の【ぷらちく】参照。

羽根のスライド可動。上端と下端の赤い部分に2つのストッパー。黒いスライドジョイントにもストッパー。合計3つのストッパーがあります。

写真の3つの位置でストッパー固定状態になります。今回はMS形態なので左の状態で固定でも良かったのですが、可動も強度も問題ないので可動を残しました。

腕の製作です。すべてVer1.0の古いパーツですが、最新キットにも劣らないくらい非常に良くできています。

ヒジは二重関節。ただし下側の関節だけでもこのとおり160°くらい折り曲がります。

仕組みはこう。すばらしいデザイン。あと上腕の白部品の下側の切り欠きにも注目、ヒジを曲げたときのクリアランス確保になっています。すべてのラインに意味がある。

可動軸の受け側リングにポッチがあります。変形時の固定ラッチかな?関節ユルユルの改善で金型後付けかも?検証したけどどういう意図があるのかわかりませんでした。このポッチが大きすぎるのか組み立てるとスキマができます。削り落としても問題なかったのですり合わせして仕上げました。

手首のパーツ。旧パーツのためかポリキャップが非常にキツイので調整。それ以外はデザインも金型も良好。白一色だったので塗り分け。

一体成型だけど凹部のディテールがキレイに抜けてます。

平手は新キットで追加されたパーツ。

形状もキレイだし、この平手は嬉しいですね。


腕が完成しました。

今回はタスクフォース・アルファということで、センチネル前期のインディブルー系(黄色系の青)にしました。
比較としてセンチネル後期のコバルトブルー系(ピンク&紫系の青)を並べて撮影。単体でみるとあまり違いがわからないですが、こうして並べると青の方向性が根本的にちがいますね。

この黄色の塗り分けがあるのはタスクフォースアルファだけみたい。本来は黄色だけでしたが、それだとバランスが悪いので白を追加しました。

これはGクルーザー状態。3枚のハッチがあります。荷重もかからないし比較的シンプルです。

ハッチが開きます、肩とジョイントが出てきました。
ここからMS形態のジョイントの制作風景になります。とても素晴らしい設計なのでぜひ皆さんにも見てほしいです。しかしぜんぜん説明できていません。なぜならまだ理解度90%くらいだからです。なので自分の脳内を整理するメモという感じで載せていきます。

これがMS状態です。本来はタンクの中に入るので眼に見えない部分です。検証のため単体で撮影しました。

すべてのパーツに意味があり、設計もギリギリを攻めていいる。ストレートに組むなら説明書どおりで大丈夫。でも改造する場合、安易に加工すると別のどこかに影響がでてしまう。完全に理解しないと手が出せない。

小さいハッチは90°可動します。

小ハッチと接続ピンは180°回転。

正確には180°ではないです。伸ばした状態が約170°、直立が95°くらい。細かい数値まで把握する必要はありませんが「直角じゃない、水平じゃない」ということは絶対に理解しておいたほうがいいです。特に上級者ほど直角水平をだすクセが付いてるので、ここで設計思想の切り替えが必要。

小ハッチとタンク側マウントの結合。小ハッチは上端の軸で回転して中段のツメで固定される。

肩の底部とジャケットを接続するジョイントも、直角ではなく85°くらい。

肩ジャケットとタンク内マウントを接続するジョイント。ジョイントを差し込んで4mmくらいスライドさせる構造。このスライドのストッパー機能が弱く不意にズレてしまうので、スペーサー(3.25mm)を詰め込んで固定させる。それとテコの原理で荷重がかかりポリキャップが変形しやすい。なのであらかじめポリキャップの面取りをしておくと良い。

ポリキャップのスライドとスペーサー固定を両立するため、ジャケットのフレームを加工。

肩ジャケットとタンク内マウントの接続のつづき。スペーサー(6x11mm)を追加してネジで固定。

左写真の白い部分がスペーサー。スペーサーをサンドイッチにして上下からネジ固定。この他にも加工した部分がありますが別の機会に詳しく載せたいと思います。
というわけで肩とタンクのジョイントが完成。


見た目はノーマルですが、中身は別物。ガチガチ安定になりました。

Ex-SとGクルは開き、SガンダムとGボマーは閉じです。

白パーツが回転してラチェットする固定機能がありますが、今回はフレームを接着剤とネジでガチガチに固定します

その白いパーツなのですが、どこかに干渉しててピタッと収まらない。ここを削るとピタッとなりました。ただこれはMS固定を前提とした加工です。変形可能で組む場合は加工しないほうはいいかも(未確認)

可動パーツのこすれる面が荒れています。ヤスリで整面。穴は丸ビットで面取り。

ヤスリがけなどの工程が一区切りするごとに、アルコールや中性洗剤で汚れを落とします。特に超音波洗浄は必須です。洗いが終わったら乾燥ブースで温風乾燥。

Ver1.0からVer1.5の大きな変更点として四角ダクトの別パーツ化があります。そのほか細かい変更もあるのですが、よーく見てもわからない程度。せっかく高額な金型を新規で作ったのだから「ここを改善しました」と説明してもらえたらありがたいです。

キットノーマルでネジ固定です。複雑変形はどうしても強度不足になりがちなのでキットノーマルでネジ使用してくれるのはありがたいです。

さらにネジ追加。中央のネジは白パーツを固定するだけなのでトルクは弱めでOK。左右のネジはフレームを固定するのでトルク高めで締めます。このように同じネジでも持たせる機能はまったく異なります。

フロント周りが完成。

Ver1.0はモナカ割り、ハメゴロシの接着、合わせ目消し、マスキング塗り分けでした。Ver1.5で新規パーツになり、作りやすくなりました。


キットノーマルで十分に出来が良く、基本工作と微調整で完成。

Ver1.5でほぼ全部新規パーツになりました。前縁フラップの別パーツ化やディテール改善、可動部分の新規パーツなど、全面的に改善。


外見はほぼノーマルですが、固定部や可動部などはほぼ全部を改修しています。

ふともも上部の股関節。ここは左右で組み方が変わります。間違えやすいので注意。キットのネジで強度も十分。
ヒザです


ヒザ周辺も変形ギミックが満載です。説明は長くなるので省略します。詳しい説明は文末のリンク先を参照してください。

MS形態で最善になるように加工していきます。

塗り分けを追加。

ヒザ関節のスキマを埋めます。今回は「支えなし、素立ちで自立」を念頭に追いて制作しています。そのため足腰の強度をいつも以上にアップさせてます。

足首のポリキャップは潰れや歪みができやすい。あらかじめ面取りしておくと予防できます。
ここも構造が複雑で説明しきれてません。自分用メモと、これから作る人に少しでも参考になれば。

ポリキャップなしABS直の関節軸です。焼付きに注意。

そのABS関節軸をネジで止めます。トルク100%でカチッと締めてしまうと全く可動しなくなります。いちど100%で締めて、外周1mmくらい戻すとちょうどよいです。
ただしキットノーマルで浮かせてディスプレイする場合は荷重がかからないので、トルク適当にゆるめでOKです。

変形で白い足甲とカカトが移動します。浮遊ディスプレイならキットの固定機能だけで十分です。今回は素立ち自立を目指すのでガッチリ固定したいのですが・・・

組み込むと完全に見えなくなり、手を加えることが出来ません。別の方法を考えます。

さきほどの足首関節のパーツ(緑色)を、カカトのフレームが抑え込むことでMS形態に固定しています。これを・・・

フレームの一部をカットすることで、つま先と足首フレームとカカトをそれぞれ別々に加工・合体できるようにしました。

フレームカットしたため固定機能が弱くなったので、プラ材でスペーサーを作ってネジで固定。もうここだけで位置決め精度も強度も数十倍の改善してます。

カカトフレームもネジで固定。これでパーツの位置を完全に整え、さらに強度は数十倍になりました。

足裏と地面がピッタリ接地。これをきちんとやるのはけっこう難しいです。

写真のとおり、支えなしで自立できるようになりました。
ただし、現実的にディスプレイするとなると支えなしの自立はやはり難しい。もともと宇宙用無重力下でのデザインなので、そこは仕方がないかなと思います。

ディスプレイアームで支持してみました。腰かスタビに当てれば、ほとんど目立たなくできます。
足フレームが出来上がったのでアウターも進めます。

インコムはVer1.5で新規パーツになりました。モナカ割りが改善、色分けも増えて良好です。

資料をもとに水転写デカールを自作します。

PPアポジ4mmとロングアポジ2-4mmを埋め込み、完成。


サーベルはシンプル・イズ・ベスト。スジボリ強化など基本工作と塗り分けを追加して完成。

今回は細かい塗り分けを少し増やしました。

アンクルガードは可動しますが、変形連動の関係で位置が安定しません。この角度で固定するのが一番良いです。

こういうダクトの内側はたいてい金型のパーティングラインがあります。ひとつひとつ丁寧に処理します。

足が完成。

まず完成写真です。Ver1.0ではシンプルな箱型でした。Ver1.5から中折れ機構が追加され、一気に複雑化しています。今回は上部ユニット、中央ジョイント、下部ユニットの3つに分割できるように加工しました。
まず上半分です。

上部ユニットはシンプル構造。それぞれのパーツを整面、塗り分け追加、メタルパーツ追加、マウント自作して強固に固定、などなど。

裏面基部は重量もかかるので強度をしっかりアップさせてます。
ここから中折れジョイントです。

ノーマルの動き。可動軸が2軸でオフセット可動になっていて、見た目よりかなり複雑な動きをします。くの字になったのに全高(厚さ)がほぼ変わってないのが分かりますか?実はくの字ではなく、S字に曲がる構造です。
ノーマルで組むなら難しいことは考えず、説明書どおりに組めば正しく曲がります。しかし改造するとなると、可動部分をしっかり理解する必要があります。オフセット可動は設計者の意図を読み取るのが難しい。さらに可動部が隠れてしまって眼に見えない。

かなりメインで重要な部分をカット。
ガンプラ歴45年の経験から「ここを切るのがベスト?」とある程度の予測はできます。が、自信50%、不安50%。つまり「思い切って!気合で!」の根性論で切ってます。もちろん失敗したらどうリカバリーするかも考えています。(初心者さんも失敗を恐れないで!というエールです)
2軸の角度がそれぞれ相対的に決まるので検証がとても難しかったです。ここの試行錯誤はとても長すぎるので省略します。

上側の可動の角度は、白スペーサーの厚みで上面と下面を並行にすると角度がピッタリになることが分かりました。
角度の検証が終わったのでいったん分解。

次はできるだけ強度を保てるように、スペーサーの大きさや取り付け場所を調整。

スペーサーをできるだけ大きくしたいので、反対側のパーツを切り欠いて空間を確保。同時に後ハメするための加工も施す。

組み立てて確認。ピッタリガチガチになりました。苦労したぶん、達成感も強いです。
次に下側の可動軸です。

組み立てると眼に見えない部分なので、微調整して組んで、誤差を測って、分解して微調整して組んで・・・を繰り返します。ひとつの正解を探すのなら簡単ですが、これはいくつもある方法のなかからベストを探し出す、もしかしたらないのかもしれない、という作業です。何十回何百回の試行錯誤の結果「2」の面を基準にして角度を固定するのがベストでした。
これらの加工をするためにはブースター全体の後ハメ加工も必要でした。何度も分解組み立てできるようなネジ止め、強度は絶対に落とさない。さらに完成後にはネジや改造跡が見えないようにする。プラモというより答えのないパズルを組んでる感じですた。

ポリッキャップを支えるバスタブ型のパーツですが、ポリに差し込むときに内側に抜け落ちてしまいます。これをネジで固定。

さきほど「バスタブパーツが抜け落ちる」と言いましたが、キットではちゃんと抜け落ち防止のパーツ構成になっています。
しかし。ブースター全体をノーマル無加工で全体を組み上げたとき、パーツがピタッとハマらない、内部のどこかでグラグラしてるようでした。原因究明するにもすべてのパーツが隠れてて眼に見えないので、またまた分解、調整、組み立て、分解を繰り返し。そのけっか緑の部分、バスタブを抑えるパーツが原因だと分かりました。

バスタブ抑えが0.2mmくらいオーバーサイズでガタガタします。ここをピッタリにするのはほぼ不可能。もしピッタリに出来てもポリキャプに差し込む力がブースター本体を分解する方向に働くので、このままはNGです。干渉部分をカットしてユルユルにして、それぞれ独立して固定できるようにした、という経緯です。
繰り返しになりますが、このキットはパーツひとつひとつに機能的意味があって、しかも複雑に相互作用してます。「すごい!」を通り越して「怨念」のようなキットです(褒めてます)。あまりに複雑でギリギリの設計なのでこうした不具合も出てしまいますが、その不具合さえも「そうなってるのか!すごい設計!」と感心します。
複雑な部分の処理が終わりました。あとは全体を組み上げる工作です。

こういう大型パーツは歪みが出やすい。金型注入時に熱したプラが膨張収縮するからです。それを見越して金型も微調整しつつ設計されてるので、近年ではヒケや収縮はかなり小さくなりました。それでもやっぱり大きい部品、肉厚な部品は多少の歪みがあります。

スナップフィットは全部解除して、ベストな位置を再構成します。

こういう大きい箱組は平面部分が膨らんだり凹んだりします。それを防止するために肉詰めをします。ここは強度よりもスタビライザー的役割です。
あとついでにですが、プラ材は加工すればするほど変形していきます。たとえばニッパーで切断すると潰れる、ヤスリ掛けると熱で変形するなど。見た目だけ言えばもっとキレイにもオシャレにも出来ますが、それをやってると精度が落ちます。このような切りっぱなしがベストです。

ランナーからの切り離しは3度切りか4度切りです。大切なのは回数ではなく「応力がかかるかどうか」です。応力がかからなければ1発切りでも白化しません。これはまた別の機会に解説する予定です。

金型の抜きの制限でディテールが浅い。旋盤で整形します。ちなみに旋盤で回すとわかるのですがパーツの真円度はけっこう高いです。良い金型。


マウントを自作して、ステンレス製PPノズルBとPPノズルCを組み込み。

ノズルバルクヘッドと偏向プレート。

ノズルバルクヘッドとブースター本体をネジ止め。


ノズル周辺が完成。


ブースターユニットが完成しました。

Ver1.0から変わらずモナカ割りの合わせ目消しが必要です。マズル先端はくり抜いてメタルパーツを埋め込みます。

自作のメタルパーツ、PPアポジ4mmとロングアポジ2-4mmを埋め込み。

塗り分けを追加したりデカール貼って、完成。

マズルモールドは削り落としてステンレス製PPロングアポジ1.5-3mmに変更。

塗り分けはマスキング、別パーツ化、筆など適所適材で行っています。

スタビ裏側フレームの緑の部分はGアタッカー形態のアタッチメントです。今回は不要なので切り落とし。

ノーマルのアンテナ。これを切り落として、

プラ棒と面取りパイプJ薄型ステン3mmでホイップアンテナ状にしました。

スタビ本体に取り付け。センサーはプラ板の削り出しを塗装して装着。

スタビと背中をジョイントするマウント部。

フレームパーツがピタッと組めず、スキマがありガタガタする。このピンが長すぎて当ってるみたい。0.5〜1.0mmくらいカット。ヤスリで整面、丸ビットと丸凹ビットで面取り。

こういう加工は丸凹ビットが必須です。

プラ材でマウントを作成し、背中とスタビマウントのジョイント強度をアップ。

ABSという素材は収縮率が大きいです。つまり金型から抜いたあとけっこう縮む。そのため細かいディテールや平面などの精度はやや落ちます。面出しはしっかり行いますが、ディテールやスジボリは強度を落とすので最小限にします。

キットネジと追加ネジで完成。

Ver.TFAのライフルの設定色はほぼグレー一色です。グレーをベースに少しだけアレンジしようと思います。

今回は腰前で水平に構えます。なのでグリップは開閉どちらでもOK。可動を残して制作します。


底面のポリキャップはジョイントを抜こうとするとライフル本体が分解します。対策としてネジで固定。スペースがギリギリなので周囲を削ったりマウント追加したりで解決。

ディテールの形状はすごくキレイです、が、アクセントとしてメタルパーツを埋めます。

自作の塗料「ペールグリーンメタリック」は派手すぎないメタル感を出してくれるのでお気に入りの色です。

メタルパーツの追加。
スモールセンサー


基本工作。グレー数色で塗り分け。【ぷらもぷらす】の丸皿とレンズの組み合わせ。
レドーム型センサーの制作


Ver1.0は一体成型、Ver1.5は透明パーツなど複数パーツに分割されました。

レンズのブルーは最初は同じ色味で統一しましたが、ちょっとコントラストが弱かった。少し濃淡をつけたらいい感じに。

トリコロールカラーよりもグレーの塗り分けのほうが難しい。色数多いとガチャガチャするし、位置によってもバランス変わるし。


ライフルもいい感じに仕上がりました。
ここからコアファイター(Gコア)の制作です

このキットには【可動式コアファイター+追加ユニット】と【固定式コアファイター】の2つがあります。


組み立てると外観上はほぼ同じになります。
可動式を胴体に組み込むことも出来ますがやや不安定。その解決策として固定式コアファイターで強度をアップさせる。ムリに変形にこだわってグラグラになるよりも、思い切って可動式と固定式の2つを用意する、とても良いキットです。
まずは可動式コアファイターからです


とてもよくまとまったデザイン。
このパーツですが、TFAの新規金型かも。

Ver1.0はストレート、Ver1.5は少し太った曲面、Ver.TFAで新規金型?で、ストレートと曲面の中間くらい?なんども見比べてみましたが新規パーツの意義がわかりませんでした。真相はまたあとで調べることにして、まず説明書通り組みます。
せっかく高額な新規金型をつくったのだから「ココの違いにこだわりました!」って説明してもらえるとありがたいです。あるいは「コストダウンです」と言っていただければ、それはそれで受け入れます。
コアファイターにもどります。

機体先端の小翼です。ギリギリの設計ですがキレイにまとまってます。可動のフリクションも丁度いい。


コクピットも必要十分です。全体的に硬いので緩めにして接着剤かネジで固定。

キットではノズルが一体成型。キットのノズルをカットしてPPノズルGを設置。高出力のEx-Sらしい迫力が出ました


可動式コアファイター単体が完成。
そのコアファイターに追加されるユニットです。

3つのユニットが合体して

この形態になります。

ちなみに3つのユニットにそれぞれパイロットが着座。3人まとめて脱出ポッドにもなるし、それぞれ分離することもできる。すごいデザイン。

ちなみにコアファイター単体と追加ユニットが分離する構造は、本体に仕込んだときに「上半身にコアファイターと追加コクピット2人、下半身に追加ユニット1人が分離される」という設計になっています。

そして上半身がアタッカー、下半身がボマーになります。すごすぎる。
脱線しましたが、コアファイターに戻ります。

この白い羽根パーツは要注意です。

シンプルな開閉に見えますが・・・

小翼が開閉すると、中央グレーフレームの可動を固定する機構になってます。しかしほとんど目に見えないのでココがストッパーになっていることに気が付くのは難しい。知らずに可動させると・・・

このように破損します。設計がすごすぎてユーザーの理解が追いつかない(褒めてます)。ちなみに小翼を折りたたむのはMS本体に組み込むためのものなので、ここでは開いた状態で固定にします。可動を残すと破損の可能性が高いので。


可動式コアファイター+追加ユニットが完成。
ここからはMS胴体に収納される固定式コアファイターです。


胴体収納時はこの形態です。

・

コクピット周辺はグレー単色です。ほぼ隠れるので無彩色でもOKですが、今回は塗り分けを行いました。ちなみに強度最優先なら塗り分けしないほうが有利です。バランスを見極めつつ判断してます。
・こだわりが強いので、以前は見えない部分まで作り込んでいた。
・しかしそれだと製作期間が年単位になってしまう。
・長期間一作品よりも、短期集中で数多く作りたくなった。
・依頼者さんの希望があれば、作ることも作らないこともできる。
「見えない部分を作り込むかどうか」について特にポリシーはなく、毎回メリット・デメリットを考えて決定しています。

固定式コアファイターが完成。

本体に組み込む。ノーマルノズルだとスキマが空きがちでしたが、ノズルを大型化して程よいクリアランスになりました。制作風景は以上になります。
さいごに何枚か完成写真です。



MG Ex-S タスクフォースα版、完成!
関連リンク
過去作 Ex-S Gクルーザー解析と完成品
【ぷらちく】接着時に空気圧縮でパーツがずれる
【ぷらちく】可動軸の焼付き固着
みなさまに、楽しい模型ライフを!