MG 1/100
MSA-0011[Ext]
Ex-Sガンダム ver.1.5
Kaリファイン版

作品番号 ZC01
2026.05.11 掲載

 

 

 

MG 1/100 Ex-Sガンダム完成しました!

 

 

 

 

 

 

 

今回はライフルを右脇に抱えるポーズをメインで制作しました。さらに下の写真のようにリファイン版イラストのような前抱えも再現できるようにしてあります。

 

 

 


●ここから制作風景です

■このキットの変遷について
2003年 MG MSA-0011(Ext) Ex-Sガンダム が新発売
2018年 MG PLAN303E ディープストライカーで頭部など新規パーツ追加
2019年 MG Ex-Sガンダム/Sガンダム でさらに新規パーツ追加
2025年 MG Ex-Sガンダム/Sガンダム (タスクフォースα Ver.)で専用パーツ追加

というわけで20年前のパーツと最新のパーツが混在し、SガンダムとEx-Sの換装式で、ディーブストライカーとの共通パーツもあり、モビルスーツ形態とGクルーザーモードに変形し、GコアとGアタッカーとGボマーにも変形する。さらにロットごとに金型の変更があり、色違いや形状違いの余剰パーツも多い。そんな感じで非常に難しい状態になっています。

ですが、模型歴50年、ガンプラ完成品800体制作し「全ガンプラの中で最高のキットは?」と聞かれたら、だんとつ1位でこのキットです。キットの内容の濃さはもちろん、作り手の魂の熱さを感じられるキットです。ガンプラの「ラスボス」です。

 

 

■制作内容
2019年 MG Ex-Sガンダム/Sガンダムのキットをベースに、センチネル後期カトキハジメリファイン版を基調に仕上げました。

 

 

■略称について
2003年版をVer1.0
2018年版をDPST
2019年版をVe.1.5(今回のキット)
2025年タスクフォースアルファ版をTFA

モビルスーツ形態をMS
GクルーザーモードをGクル(またはWR)
Gコアをコアファイター

と表記する場合があります。

 

 

 

まずは頭部の製作からです

左がVer1.0、右がDPST版とVer1.5です。ヘルメットと顔の小型化、前後の伸長、ディテールの増加、モナカ割の対策など、大幅に改善されてます。

 

黄色いアンテナ。Ver1.0では軟質樹脂でしたが、DPSTとVer.1.5でプラ材に改善され、整形や塗装がしやすくなりました。

 

黄色いアンテナの開閉可動は残してあります。アンテナ全体の前後スライド可動は固定にしました。

 

 

塗り分けについて、基本的にはほぼ「エアブラシ&マスキング」で行います。ただしこういう塗り分けは筆塗りのほうが有利です。ラッカー・アクリル・エナメルなどでレイアー塗装するのも重要です。使用する筆は、どんなに高級な筆よりも、自分で加工して5年10年使い慣れた筆が安心&キレイです。

 

黄色いダクトの差し込みがキツイです。塗装するとますますキツくなるので、差し込み口を加工します。

 

 

頭部インコム。マーキングのデザインは時期によってデザイナーによって多数存在します。

昔は「自分の理想」や「正確な設定」を追い続け、でもなかなか決着がつかないことに自己嫌悪を感じたりもしました。でも「正解はひとつではない」ということに気が付きました。スケールやベースカラーなどの条件によって印象は大きく変わる。毎回調整することが重要とわかりました。

 

デザインが決定したら水転写デカールを自作して貼り付け。メタルパーツを埋め込みます。

 

インコムが完成。

 

参考にノーマルのヘッド。

 

顔とアゴの小型化、各部シャープ化、パーツ合わせのフィット調整、カラーリング追加などなど。

 

頭部が完成しました。

 

 

首のボールジョイントの改善

頭部と首のボールジョイント。フリクションがかなり固い。それが原因でポリキャップが膨らみ、ヘルメットパーツを押し広げてスキマができてしまう。さらに頭部を脱着する際にポリキャップ自体が脱落することも多いです。

 

キットのボールジョイントをカット。自作のボールジョイントに交換。

このボールジョイントはエンジニアリングプラスチックをSNS旋盤で削り出したものなので非常に精度が高いです。頭部を脱着する場合はシャフトの部分で取り外せるように変更しました。ノーマルの「不安なくらい力が必要・いつ分解するか不安」から「何度でも安心して脱着できる構造」になりました。

 

 

頚椎(けいつい)から背骨に当たる部分。リアル人体と同様、精度と強度が必要な部分です。スナップフィットは解除して、自分の精度で固定していきます。なお下端のラチェットパーツは下半身の骨盤にジョイントされます。MS形態の場合は真下に向けて固定です。

 

 

首周りの製作

変形のため首がエレベーション(上下可動)します。モビルスーツ形態では上端で固定になりますが、キットノーマルでは頭部を可動させた場合に下落してしまうことがあります。また上端で維持させた場合でも位置決めが不安定。スペーサー(白部分)を加えて安定させます。

 

プラモデルでは接着剤を使用するのが定番です。しかし、どんなに位置決めしても乾燥するときに位置がズレます。数時間で大きくズレるし、数ヶ月で、数年で徐々にズレていきます。ネジ固定は半永久的に安定。もしズレても簡単に0.05mmくらいの精度で微調整できます。完成後は見分けがつかなくなりますが、中身はまったく別物の完成品になります。

 

ネジならば何度でも分解組み立てができるのもメリットです。デメリットは接着よりも数倍の手間がかかることです。

 

INCOMと同様にVMsAWrsのロゴも多くのバリエーションがあります。プロデザイナーの作例をそのまま再現するような単純なことではなく、毎回毎回アレンジが必要になります。

 

首周りとデコルテの完成です。(ピンぼけスミマセン。時間があったら撮り直したいです)

 

 

胴体フレームの制作です

このキットではこういったジョイント機能が多数あります。モビルスーツ形態、Gクルーザー、アタッカー、ボマーなど変形するたびに、ひとつのパーツが複数の役割をもちます。説明書通りに組めばあまり意識しなくても大丈夫ですが、きちんと理解すると仕上がりが数倍良くなります。

 

ガンプラは進化し続けてますが「パーツポロポロ・関節グラグラで自立しない」はむしろ悪化してます。最新キットよりも20年前のキットのほうがポロポログラグラをしっかり意識して対策しています。

 

僕は若い頃「可動範囲が大きいほうが良い!変形するほうが偉い!」という間違った固定観念を持っていました。と同時にフニャフニャでまともに自立しない完成品にストレスも感じていました。

 

あるとき突然「MSとWRの2体をそれぞれ固定で仕上げればいいじゃん!そうすれば2体同時にディスプレイできる!それぞれのスタイリングも特化できる!」と気が付きました。模型の概念がガラッと変わりました。

 

ただし、固定仕上げはまたちがう難しさがあることに気が付きました。変形も固定も、それぞれ難しくて楽しいです。

 

話が脱線したので制作に戻ります。

スナップフィットが3重構造になってる場合。たいていキツすぎてハマらず、分解しようとすると破損する。こういう場合はドリルで調整するのがベストです。コツとしては、かなりユルユルにしたほうが良いです。周囲のスナップフィットが補助してくれます。

 

もしユルすぎた場合は最終的本番組み立てで接着するか、あるいはネジで固定するのがベスト。

 

 

垂直肩フレーム

胴体と肩を接続する部分です。他の機体でもよく見られるパーツですが、これの固有名称がわかりません。説明の便宜のため「垂直肩フレーム」という名称で説明します。もし名称を知ってる人いましたら教えて下さい。

 

ガンプラでは逆ツメで固定する箇所があります。

 

しかしハメ合いがきつすぎて力を入れても入り切らなかったり、じゃあ外そうとすると固くて抜けない。分解するにはパーツ破損するしかない、そうなる場合が多いです。模型歴50年の経験から逆ヅメは99%カットしてます。

 

パーツ差し込みがスルスル・ピタッと入るように調整。固定や強度はネジで行います

 

 

垂直フレームは最も複雑な変形機構ですが、ガチガチぴったりに組み立ちました。

 

 

このキットのポリキャップは「抜け防止のフランジ」が付いていて、かなりキツめです。慣れていても脱着に神経を使う、慣れていない場合は破損の可能性もあります。これをスムーズに脱着できて、しかもグラグラしない、適切なフリクションに調整します。この調整はとても難しいです。とにかく失敗を重ねて感覚をつかむしかないかなぁと思います。

 

技術や経験も必要ですが、精度の高いドリルも必須。0.2〜2mmは0.01刻みで、2mm〜6mmは0.1mm刻みで揃えています。

 

 

フレームの改善が終わったらディテールの工程に入ります。このキットは機械設計を意識した感じですごく良いです。パーツはグレー単色なので、グレーやメタリックで塗り分けます。

 

ここのスナップフィットのピンの位置がずれてるようなので、いったん埋めて微調整。

 

古いキットですが、とてもイイですね。

 

 

左がVer1.0、右がVer1.5。マルイチの奥が抜きになりました。

 

胸上面のセンサー。Ver1.5で新規パーツ追加、さらにVer.TFAでは違う金型を使ってます。基本デザインはほぼ同じだけど、よーく見比べると微妙に違う。かといって新規に金型を作ったほどの違いや目的がわかりませんでした。もしかしたら裏側のマウントが少し精度悪かったのを改善したのかも。

 

いずれにしても表も裏も改造するので、違いの検証はいずれまた。

 

 

胸の追加ユニット

x白い追加ユニットは3つのブロックが連結するデザイン。

 

これを加工して上部と中部を一体型に、下部を別パーツに変更します。そうすることで加工や取り付け精度が向上します。

 

脱着のためパカッとかぶせる設計でしたが、ネジでガチガチ固定。

 

 

・追加ユニットがピタッと固定されました。

 

 

ここから肩の制作です

肩と上腕をつなぐジョイントです。

 

このジョイントはMSとWRの変形のために回転可動します。それぞれの位置で固定する機構があり、かなりカチッと固定できます。が、プラモデルの特性上、わずかなキシミがあります。

 

固定のためのスペーサー(No.4)を追加。これにネジ止めしてピッタリガチガチです。

 

肩と胴体をつなぐジョイント。ここも回転可動しますが、ガチガチに固定します。

 

ここで「焼付き現象」についてです

MG Ex-Sの Ver1.0とVer1.5では「焼付き」という謎の現象がありました。どんなに丁寧にやっても関節軸が固着する現象です。まるで接着剤で固めたような強固さで、分解も修復もほぼ不可能になります。破壊して再修復か、新品パーツに交換です。

 

焼付きが起きた場合、写真のように粉状のものが発生するのが特徴です。

この現象に悩まされたので長年いろいろ調べましたが原因がわかりません。ほんとうにあくまで推測なのですが、この粉状のカスみたいなのは、どうもプラではない感じです。金型の離型剤が摩擦熱や劣化などで接着剤の様になってる気がします。

 

いまだに原因はわかりませんが「あ、これはヤバそう」という感覚は鋭くなったので、事前に対策することで致命傷にはなくなりました。もし焼き付いてしまっても対策方法も研究しました。詳しくはページ最下部にリンクがありますので参考にしてください。

 

肩の制作に戻ります

肩の2つのジョイントの固定が完了。

 

肩本体のフレームです

スナップフィット+パーツの組み合わせで固定される仕組みです。接着剤がいらないのはライトユーザーさんにはとてもメリットでガンプラの素晴らしい部分です。

がしかし、プラにすごいストレスを与えているのでパーツが変形、ピッタリ差し込めない、塗装や経年でパーツが割れるなどのデメリットもあります。そこをどう改善していくかが楽しみのひとつなのでヘビーユーザーにとってもメリットです。初心者からヘビーユーザーまで楽しめるガンプラは素晴らしい。

 

 

肩の後ろ側の露出フレーム部分

このジョイントパーツはWR形態での固定に使用します。MSでは機能性はなく単独のディテールになります。

 

そしてこのパーツは95%破損します。対策としては組み込む前にクリアランスをユルユルまで削ることです。少しでもキツイと破損します、ユルユルになっても変形可能です。

 

ガンプラにはよくある「中央に板がある穴」がキツすぎる場合、中板をMKカットするとちょっとゆるくできます。

 

外周もかなり削ったほうがいいです。それでも破損してしまったら、固定仕上げでもいいと思う。MSなら閉じて、Gクルなら90度立てて固定。

 

そのジョイントパーツのベースになるパーツも、一度組むと分解がほぼ不可能で破損の可能性高いです。ノーマル素組みならOKですが、分解や改造をするなら対策は必須です。

 

この周辺はクリアランス調整をしていくと形状が変わるくらいの加工量になります。

 

これは決してキットの悪口ではありません。メカとしての設計とプラモとしての設計がほんとうに限界ギリギリを攻めてる、素晴らしいチャレンジだと思います。センチネルでも「挑戦」という言葉がよく出ていました。まさにそれです。

なので普通のガンプラの感覚で組むと戸惑うこともあると思いますので、これから組み立てる人に少しでも参考になればと思って書いています。

・りあメカ部が完成

 

 

 

ここはスナップフィット5ヵ所ありますが、キツすぎたりパーツに負担がかかってデメリット多い。スナップフィットは2つか3つあれば十分です。ここでは5つを3つに減らしてます。

VMsAWrsのロゴはセンチネルの本編でも多くのアレンジがありました。線の太さ、傾斜、文字詰めなどほんの少し変えるだけで印象が大きく変わるんですよね。

何十何百と自作してきて自分のベストのVMsAWrsを作ることができました。

 

 

コーションマークはバンランスをみながらアレンジ。

 

 

 

肩の上面のホイストフックアンカーです

ホイストフックは金型の抜きの制限で形状が歪んでいます(青矢印部分)。これを円柱状に修正。

 

マスキングで塗り分け。

 

 

ホイストフック完成。

 

 

 

 

 

肩の上の白いウイングです

古いキットなのでモナカ割り、接着合わせ目消しが必要になります。後ハメ加工して対処していきます。

 

接着面が荒れています。このまま組み立てるとスキマができたり接着後にヒケが発生します。ヤスリでキレイに整面。こういった処理を全身に行っています。

 

このパーツは合いも良いし荷重もかからないので接着で固定します。なお接着剤を使う場合「空気圧縮」でパーツがずれたまま固定することがあるので、しっかりクランプして乾燥固定させます。空気圧縮については文末の【ぷらちく】参照。

 

羽根のスライド可動。上端と下端の赤い部分に2つのストッパー。黒いスライドジョイントにもストッパー。合計3つのストッパーがあります。

 

 

PH写真の3つの位置でストッパー固定状態になります。今回はMS形態なので左の状態で固定でも良かったのですが、可動も強度も問題ないので可動を残しました。

 

肩にぶら下がるプロペラントタンクです

プロペラント本体はVer1.0から変わらず、モナカ割理の合わせ目消し。形状等は問題なく完成。

 

 

プロペラントタンクと肩のジョイントの改造

まず肩のサイドジャケットのデザインについて

左のHGUCは2枚、右のMGは1枚です。設定画やイラストでは2枚です。なぜMGだけ1枚?上位ブランドのMGが設定画と違うのはなぜなのか。発売当時は疑問に思っていました。が、のちにGクルーザーを組んだときに理由が判明しました。

 

Gクルーザーモードです。バックパックのキャノンと青ジャケットのフィンが干渉しています。この対策のためにフィンを1枚減らしているようです。

 

でもこれはカトキハジメさんらしくない矛盾だなぁ。と思っていたら・・・

 

ビームカノンのマウントがオフセット回転して逃げる設計になっていました。すごい!

しかしこのギミックをプラモデルにすると、ここだけでHGUCくらいの部品数になるでしょう。さすがにコストとのバランスが悪く、代替案としてフィンを一枚省略したのだと思います。

逆に言うと、その程度のゴマカシも取れないくらい、設定画が緻密にデザインされてるということです。改めてすごいキットだと知りました。Ver2.0が出るとしたら、いくら高額になってもいいからぜひ再現してほしい。もう徹底的にやってほしいです。(もしくは1枚と2枚の選択式でもいいですね)

 

ついでに別のイラスト。ここではフィン1枚とブレードアンテナ3枚。そういえば自衛隊重工で実機をいじってたときも、機体によってばらつきはありました(エンジニアリングオーダーとかIRAN改修とか)

 

というわけで模型製作では好みの解釈で良いかなと思います。今回は重量のあるプロペラントタンクを支える、そして完成後はほぼ隠れるので、あまりいじらず強度を優先します。

 

ここからプロペラントタンクと肩の接続です。ここも素晴らしい設計なのでより多くの人に堪能してほしいのですが、全部説明すると長すぎてしまうので概略だけ載せていきます。

これはGクルーザー状態。3枚のハッチがあります。荷重もかからないし比較的シンプルです。

 

ハッチが開きます、肩とジョイントが出てきました。

 

 

小さいハッチは90°可動します。グレーのピンが青ジャケットのアタッチメントです。

 

小ハッチとアタッチメントピンは180°回転。ただし・・・

 

正確には180°ではないです。伸ばした状態が約170°、直立が95°くらい。たたむと0°。細かい数値まで把握する必要はありませんが「直角じゃない、水平じゃない」ということは絶対に理解しておいたほうがいいです。特に上級者ほど直角水平をだすクセが付いてるので、設計思想の切り替えが必要。

 

小ハッチとタンク内部フレームの結合。小ハッチは上端の軸で回転して中段のツメで固定される。

 

この状態になります

 

青ジャケットと肩を接続するジョイントも、直角ではなく85°くらい。

 

青ジャケットとタンク内部フレームの接続。実際にはタンクの内部に隠れる部分ですが、参考のため単体で撮影しました。

7mmくらいのピンだけで接続されているので強度不足。そこで白いスペーサーを追加。スペーサーをサンドイッチにして上下からネジ固定しました。

 

おなじ部分の別角度からの写真です

 

これも同じく青ジャケットとタンク内マウントを接続するジョイント。3mmx7mmくらいの細いジョイントピンをポリキャップに差し込んで、スライドさせる構造。このスライドのストッパー機能が弱く不意にズレてしまうので、スペーサー(3.25mm)を詰め込んで固定させます。

 

ポリキャップのスライドのためのレールですが、固定したので不要になります。レールをカットして大きめのスペーサーをいれて強度アップ。

 

改造しているうちにポリキャップ自体も取り外し、プラ材で直接ネジ止めにしました。しつこいですがさらに精度と強度アップ。

 

ほぼ完成状態。ここも本来はタンクの中に入るので眼に見えない部分です。参考のため単体で撮影しました。

 

すべてのパーツに意味があり、設計もギリギリを攻めていいる。ストレートに組むなら説明書どおりで大丈夫。でも改造する場合、安易に加工すると別のどこかに影響がでてしまう。完全に理解しないと手が出せない部分です。僕もまだ理解度90%くらいです。

 

というわけで肩ジャケットとタンクのジョイントが完成

 

見た目はノーマルですが、中身は別物。ガチガチ安定になりました。

 

 

 

 

腕の製作です

すべてVer1.0の古いパーツですが、最新キットにも劣らないくらい非常に良くできています。

 

 

※制作写真の流用について

制作風景のなかで過去制作の写真を流用してる場合があります。例えば「青成型色と赤成型色」が混在していてちょっとわかりにくくても申しわけありませんです。内部構造を撮影するために部品を破壊してる場合もあり、毎回破壊するわけにもいかないので、過去写真を流用しています。また指が写り込んでるのは大きさや色味を見てもらう比較対象としての意味もあります。あと時短や体調管理も関係しています。できるだけ解りやすくしたくて試行錯誤してます。ご了承ください。

 

ヒジは二重関節。ただし下側の関節だけでもこのとおり160°くらい折り曲がります。

 

仕組みはこう。前腕の内側のパネルが沈み込むことによってヒジが前腕に食い込むように折り畳める。ヒジをまっすぐに戻すときにパネルも連動してもとに戻る。

 

そのヒジのフレームです。可動軸の受け側リングにポッチがあります。Ver1.0初期の頃は無かった、後期ロットで追加されたと思うのですが確証はありません。

ノーマルで組み上げるとスキマができます。このポッチが原因のよう。何度か検証し、強度など問題なさそうなので削り落として仕上げました。

 

手首のパーツ。ポリキャップ挿入が非常にキツイ、破損するほどキツイです。ポリキャップと白パーツをそれぞれかなり削って調整。それ以外はデザインも金型も良好。白一色だったので塗り分けを追加。

 

通常ですとノーマルで強度十分です。今回は連射式スマートガンをもたせます。けっこう重量があるのでネジなどで関節を強化。

 

凹部のディテールは一体成型。だけど金型がキレイに抜けてるので塗り分けだけで十分良くなります。

 

平手はDPST版かVer.1.5で追加されたパーツ。平手は嬉しいですね。形状もとてもキレイ。

 

Ver.Kaリファイン版のライフルを支えるポーズを再現するにもこの平手は嬉しい。

 

前腕内側の沈み込みのパーツ、ペールグリーンメタリックで塗装しました。この色はとても気に入っている色なのですが写真だと白飛び黒つぶれするのが惜しいです。

 

 

 

 

股関節の制作です

尾てい骨にあたるフレーム。SガンダムとGボマーは閉じた状態、Ex-SとGクルは開いた状態。こんかいは開いて固定です。

 

上端のジョイントは回転可動し、MSとWRで違う役割になります。今回はMS固定なので真上に向けて固定。

 

そのジョイントを支えるパーツ。金型劣化や離型剤の厚盛りなどで形状が荒れています。整面・ドリルで穴をキレイに・丸ビットで面取りなどなど。ここを丁寧に処理すると完成後の「カチッと感」が劇的に良くなります。

 

 

腰フレームの後ろ側、おしりのあたりです。とても複雑な構造。

 

このパーツは破損する可能性が高いです。変形させる場合はユルユルすぎるくらいに削ったほうがいいです。固定する場合もユルユルに削ってから固定します。

 

腰フレームには可動がたくさんあります。白いパーツを被せることで可動を固定する機能になっています。

このキットは20機以上作ってきました。いままでピタッとハマっていたのですが、最近のキットでは1mmくらいスキマができてしまいます。もしかしたら金型の改修があったのかもしれません。

 

原因探しをしたいのですが組み立てると目に見えなくなるので検証に時間がかかりました。緑色部分を削るとピタッとなりました(ただし未確定)

 

 

ヤスリがけなどの工程が一区切りするごとに、アルコールや中性洗剤で汚れを落とします。超音波洗浄も必須です。洗いが終わったら乾燥ブースで温風乾燥。ホコリが付かないように保管。

 

 

 

 

フロントアーマーの制作です

Ver1.0からVer1.5の大きな変更点として四角ダクトの別パーツ化があります。そのほか細かい変更もあるのですが、よーく見てもわからない程度。せっかく高額な金型を新規で作ったのだから「ここを改善しました」と説明してもらえたらありがたいです。

 

キットノーマルでネジを使用した固定方式になっています。個人的にはもっとネジを多様して欲しいのですが、コストとか初心者向けにはネジ少ないほうがいいのかな、とも思います。

 

というわけで自分の製作では、ネジ90%、スナップフィット10%、接着剤10%くらいです。

 

 

■ネジについて

ところでガンプラ純正ネジはホビー用ということでコスト抑えめ性能も抑えめ。素材がかなり柔らかい鉄なので変形しやすい。また十字のミゾの形状も丸みがあって滑りやすい。

左はガンプラ純正の黒鉄ネジ。右は自分で揃えたステンレスネジ。

ステンレスは鉄の2倍〜4倍の強度があり、ナメることはまず無いです。また十字ミゾの形状も写真のとおりシャキッとしていて深さもあります。これがプラスドライバーに吸い付くようにフィットします。素材強度があるので呼び径や頭を小さくできてクリアランスに余裕をもたせられる。ネジのピッチが細かいので、関節強度なども微調整がしやすい。錆びない。何度でも分解組み立てができる。とてもメリット多いです。

 

フロント周りが完成。

 

腰サイドのビームランチャーです

Ver1.0はモナカ割り、ハメゴロシの接着、合わせ目消し、マスキング塗り分けと、旧キットのパーツ構成でした。Ver1.5で新規パーツになり、すべてが作りやすくなりました。

 

キットノーマルで十分に出来が良く、基本工作と微調整で完成。

 

なお今回は「ビームライフルを右腰に抱えるポーズ」のため、腰サイドビームランチャーの取り付けをアレンジする必要があります。

これは説明書どおりのノーマルな取り付け方法。グレーのマウントが一直線です。これだとビームライフルを持つ前腕が当ってしまいます。

 

今回はこの角度での取り付けになります。

 

前腕と腰ビームランチャーの位置関係です。

 

 

 

腰リアのウイングです

Ver1.0では白一体成型で塗り分けが必要でした。Ver1.5でほぼ新規パーツになりました。前縁フラップの別パーツ化やディテール改善、可動部分の新規パーツなど、全面的に改善。非常によくなりました。

 

ほぼ隠れてしまう部分も改善。プラモデルとしても精度がアップしています、が、機械設計の経験から見ると、安全マージンが増えたような設計になっています。ここは非常に高度な設計改善だと直感で感じます。

 

そこまで細かく考えなくても、初心者さんにとっても作りやすくなったとおもます。

 

 

腰へのマウント。変形はオミットして固定で仕上げ。

 

 

リアのウイングが完成。

ここから足の制作です

 

ふともも上部の股関節。ここは左右で組み方が変わりますが、説明書の図では見分けが難しく、間違えやすいので注意。

 

・cll股関節と太もも周辺は構成がシンプルで良い感じに仕上がります。

 

ヒザです

ヒザ周辺も変形ギミックが満載ですがここの説明はとても長くなるので省略します。以前の製作で詳しい解説を載せています、文末のリンク先を参照してください。

 

以前の製作ではスムーズに組み立てられたのですが、最近ロットではポリキャップがキレイに入りません。写真の軸の部分に肉盛りが追加になったようです(要検証)今回はこのジョイントの強度は必要ないので肉盛りを削ります。

 

作り慣れたキットでもこのような変更があるので、常に神経を敏感にしておくことが必要です。

 

ヒザ関節とふくらはぎのスキマです。変形や可動を優先するならこのクリアランスは残したほうがいいです。固定で仕上げるならクリアランスを埋めて強度と精度を優先させます。

 

ヒザフレームとふくらはぎ後ろ側が当たる部分。ここはノーマルのままだとヒザがじゃっかん曲がった状態になるので姿勢が悪く見えます。0.2mmスペーサーでまっすぐに。0.4mm以上でS字立ち(鳥足)になります。今回は0.25mmでほんの僅かな鳥足にしました。

 

塗り分けを追加。

cl

 

 

 

 

 

 

 

足首のポリキャップは潰れや歪みができやすい。プラもポリも両方とも面取りしたほうがいいです。

 

・そのポリキャップの膨張によって、周辺のフレームも変形してしまうので、ネジ追加して補強。

 

スネのカバーは変形可動します。

 

今回はフレームから固定します。位置決めもピタッと決まって気持ちいい。

 

ふくらはぎ後ろ側は本来は白ですが、このあとのチラ見えで白だと違和感が出ます。ここはフレームに馴染むようにグレーとメタリックで塗り分け。

 

同じく追加ユニットのチラ見え部分。グレー単色でしたがメタリックなどで塗り分け。

 

 

露出するディテールやダクトもグレー単色から塗り分け追加。

 

 

アンクルガードは可動しますが、変形連動の関係で位置が安定しません。クリアランスが並行になる角度を基準にして、あとは好みで微調整するのが良いです。

 

フレームが決まったらアウターパネルの製作です。

 

こういうダクトの内側はたいていパーティングラインがあります。ひとつひとつ丁寧に処理します。

 

アンクルガードの完成。

 

 

足首の制作です


足首の変形可動については複雑すぎて説明しきれません。自分用メモと、これから作る人に少しでも参考になればとおもって簡略的に説明します。

ポリキャップなしABSの可動軸です。ここは焼付きに注意。

 

そのABS可動軸をネジで止めます。トルク100%でカチッと締めてしまうと全く可動しなくなります。いちど100%で締めて、外周で1mmくらい戻すとちょうどよいです。ただしキット説明書通りに浮かせてディスプレイする場合は、荷重がかからないのでトルクゆるめでOKです。

 

変形の説明です。左はMS、右はWR。白い足甲が沈み込み、カカトが下に移動、フレームも下に移動します。キットの固定機能だけでも強度は十分です。

 

また足の甲の白いパーツが沈み込むことによって、WR形態で白いフェアリングパーツが密着できるようになります。

 

内部構造です。WRでは緑色の丸ピンで固定されます。ここはシンプルな構造。

 

MSでの固定方法はこうです。さきほどの足首関節のパーツの後端(緑色)は現時点ではフリーになっています。カカトのコの字型フレームが上下することで、緑色パーツを抑え込んで固定します。カカトのコの字型フレームの上下はそのままカカト赤パーツの上下スライドになっています。本当にによく考えられた変形機構です。

 

今回はMS形態での製作なので、この可動もすべて固定します。連動と可動はすべてカットし、それぞれのパーツがシンプルに組み合うようにしました。

 

すべてのパーツが吸い付くようにピタッと固定できました。

 

足の甲のディテールについて

この四角い穴は単なるディテールではなく、WR変形時にフェアリングを受け止めるラッチ機能も持っています。

 

こういう感じです。

 

WRではラッチとして機能し、MSではディテールとして露出する。今回はMSなのでディテールとして加工を行います。

 

 

・足裏と地面がピッタリ接地。これをきちんとやるのはけっこう難しいです。

 

ヒザのインコムです

モデグラ・別冊センチネル・GFFなど多くの資料を参考にします。

左はVer1.0で一体成型のモナカ割り。右のVer1.5では色分けされ合わせ目消しも不要になりました。

 

Ver1.5。

 

銃口にはPPアポジ4mmとロングアポジ2-4mmを埋め込みました。

 

 

ヒザのサーベル

サーベルは整面やスジボリ強化などの基本工作と、塗り分けを追加して完成。

 

clヒザのブロックは一体成型でエッジも甘めなので、周囲をスジボリして別パーツ化。センサーは自作の塗料 PPカラー29センサー専用蛍光グリーンEX2です。

 

 

 

ブースターユニットの制作です

まず完成写真です。Ver1.0ではシンプルな箱型でした。Ver1.5から中折れ機構が追加され、一気に複雑化しています。今回は上部ユニット、中央ジョイント、下部ユニットの3つに分割できるように加工しました。

 

まず上部ユニットです。

一見シンプルで設計の精度も高いのですが、パーツ数がおおいのでどうしてもカチッとした組み上がりにならない。どこかにスキマができたり、そこを押さえると別の部分がグラグラしたり。

 

すべてのパーツをガチガチピタピタにしようとした結果です。外側のメインのバスタブと眼鏡状のインナーフレームの固定用、裏側のツインタンク、その両脇のレモン状のパーツ、表側の2連キャノンのマウントなど。全てのパーツがネジ止めできるようになりました。

シーソーみたいに左右でカタカタする原因を探っていたら、どうやらココが干渉してるようです。ただしココを加工すると別のどこかに影響がでます。すべてを自分で作り直す覚悟で加工をしています。

そのほか多数の改造がありましたが大きく省略して、完成形です。

カラーについて。設定やプロ作例をみるとアウターはグレー統一です。しかしフレームの色は人によって時期によって大きく異なります。今回はペールグリーンメタリックなどで塗り分けを行いました。

 

裏面基部は重量もかかるので強度をしっかりアップさせてます。

 

ここから中央のジョイント部分です。

ノーマルの動き。くの字になったのに全高(厚さ)がほぼ変わっていません。実はくの字ではなく、S字に曲がる構造です。可動軸が2軸でオフセット可動になっている構造です。見た目よりかなり複雑な動きをします。

 

ノーマルで組むなら難しいことは考えず、説明書どおりに組めば正しく曲がります。しかし改造するとなると、可動部分をしっかり理解する必要があります。オフセット可動は設計者の意図を読み取るのが難しい。さらに可動部が隠れてしまって眼に見えないのも難しい要因です。

 

かなり重要な部分をカット!

ガンプラ歴45年の経験から「ここを切るのがベスト?」とある程度の予測はできます。が、自信50%、不安50%。つまり「思い切って!気合で!」の根性論も利用してます。失敗を恐れない!は上達の最大の近道です。(初心者さんも失敗を恐れないで!というエールです)

 

上側の可動の角度は、白スペーサーの厚みで調整すると角度がピッタリになります。

 

次はできるだけ強度を保てるようにスペーサーの大きさや取り付け場所を調整。

 

スペーサーをできるだけ大きくしたいので、反対側のパーツを切り欠いて空間を確保。ここは同時に後ハメするための加工も兼ねています。

 

組み立てて確認。ピッタリガチガチになりました。苦労したぶん、達成感も強いです。

 

次に下側の可動軸です。

組み立てると眼に見えない部分なので、微調整して組んで、誤差を測って、分解して微調整して組んで・・・を繰り返します。ひとつの正解を探すのなら簡単ですが、これはいくつもある方法のなかからベストを探し出す、もしかしたらないのかもしれない、という作業です。何十回何百回の試行錯誤の結果「2」の面を基準にして角度を固定するのがベストでした。

これらの加工をするためにはブースター全体の後ハメ加工も必要でした。何度も分解組み立てできるようなネジ止め、さらに完成後にはネジや改造跡が見えないようにする。強度と精度を改善する。プラモというより答えのないパズルを組んでる感じでした。

 

 

バックパック下部ユニットです。

ポリッキャップを支えるバスタブ型のパーツですが、ポリに差し込むときに内側に抜け落ちてしまいます。ここはネジで単独固定できるようにしました。

 

さきほど「バスタブパーツが抜け落ちる」と言いましたが、キットではちゃんと抜け落ち防止のパーツ構成になっています。緑色の部分がパーツを押さえています。

しかし。ブースター全体をノーマル無加工で全体を組み上げたとき、パーツがピタッとハマらない、内部のどこかでグラグラしてるようでした。原因究明するにもすべてのパーツが隠れてて眼に見えないので、またまた分解、調整、組み立て、分解を繰り返し。そのけっか緑色の部分が原因だと分かりました。

 

バスタブ抑えが0.2mmくらいオーバーサイズでガタガタします。ここをピッタリにするのはほぼ不可能。もしピッタリに出来てもポリキャプに差し込む力がブースター本体を分解する方向に働くので、このままはNGです。干渉部分をカットしてユルユルにして、それぞれ独立して固定できるようにした、という経緯です。

 

繰り返しになりますが、このキットはパーツひとつひとつに機能的意味があって、しかも複雑に相互作用してます。「すごい!」を通り越して「怨念」のようなキットです(褒めてます)。あまりに複雑でギリギリの設計なので、こうした不具合も出てしまいますが、その不具合さえも「そうなってるのか!すごい設計!」と感心します。

 

こういう大型パーツは歪みが出やすい。金型注入時に熱したプラが膨張収縮するからです。それを見越して金型も微調整しつつ設計されてるので、近年ではヒケや収縮はかなり小さくなりました。それでもやっぱり大きい部品、肉厚な部品は多少の歪みがあります。

 

こういう大きい箱組は平面部分が膨らんだり凹んだりします。それを防止するために肉詰めをします。ここは強度よりもスタビライザー的役割です。

 

 

ここで接着剤で失敗する例を説明します

ガンプラのスナップフィットで、仮組みではピッタリだったのに、接着したらスキマができてる。その原因のひとつに「空気圧縮と反発」があります。

スナップフィットの簡略図。仮組みしたら「ピタッ」とハマりスキマもない。

 

接着剤(青)を塗ると、接着剤がシーリングの役割を持ってしまう。そのため空気の逃げ場がなくなり、空気が圧縮される(赤部分)。圧縮された空気がパーツを押し戻す。その結果、スキマができた状態で接着剤が固まる。

 

というわけで接着剤を使う場合、こんなふうに固定すれば浮き上がりスキマの発生を防止できます。

 

 

次にスラスターノズルの制作です

ランナーからの切り離しは3度切りか4度切りです。でも大切なのは回数ではなく「応力がかかるかどうか」です。応力がかからなければ1発切りでも白化しません。せん断応力やユゴニオ弾性限界などを理解しておくと良いです。

 

こういう同心円状パーツは旋盤で整形します。ちなみに旋盤で回してわかったのでが、このパーツの真円度はかなり高いです。良いキット、良い金型。

 

キットのノズルスカート内にメインノズルを仕込むためのベースを製作。

 

ステンレス製PPノズルBとPPノズルCを組み込み。

 

ノズルの完成。

 

ノズルバルクヘッドと偏向プレート。キットのディテールがとても良いので、基礎工作と微調整、塗り分け、ディテールアップとスムーズに進みます。

 

ノズル周辺が完成。

 

ブースターユニットが完成しました。

 

 

ブースターユニットの4連キャノンです

Ver1.0から変更なし、モナカ割りで合わせ目消しが必要です。マズル先端はくり抜いてメタルパーツを埋め込みます。

 

自作のメタルパーツ、PPアポジ4mmとロングアポジ2-4mmを埋め込み。

 

塗り分けを追加、デカール貼り。

 

4連キャノンを取り付けるマウント(ボールジョイント)はポリキャップ差し込み式ですが、ガタツキがあるのでネジ固定にしました。

 

 

4連キャノン完成です

 

 

テールスタビライザーの制作です

キットノーマル

 

 

塗り分けはマスキング、別パーツ化、筆など適所適材で行っています。

 

マズルモールドは削り落としてステンレス製PPロングアポジ1.5-3mmに変更。

 

 

スタビ裏側フレームの緑の部分はGアタッカー形態のアタッチメントです。

 

参考までにGアタッカー形態はこうなります。

 

緑色の部分。今回のMS形態では使用しないのでカットしました。

 

 

先端のアンテナです。

 

ノーマルのアンテナ。ロッドなどを切り落としマウントを加工して

 

プラ棒と面取りパイプJ薄型ステン3mmでホイップアンテナ状にしました。

 

スタビ本体に取り付け。センサーはプラ板の削り出しを塗装して装着。

 

 

真っ白だったバルジは塗り分け追加

 

 

センサー部分は別パーツ化して塗り分け

 

スタビライザーのマウントの製作です

スタビと背中をジョイントするマウント部。

 

フレームパーツがピタッと組めず、スキマがあります。

 

このピンが長すぎて当ってるみたい。0.5〜1.0mmくらいカット。ヤスリで整面、丸ビットと丸凹ビットで面取り。

 

 

こういう加工は丸凹ビットが必須です。

 

これでピッタリ組めるようになりました

 

スタビマウントとブースターパックを支えるアーム

ABSという素材は収縮率が大きいです。つまり金型から抜いたあとけっこう縮む。そのため細かいディテールや平面などの精度はやや落ちます。面出しを行いますが、ここではディテールよりも強度を優先した加工をおこいなっています。

 

スタビマウントとブースターアームが強固に完成

 

ふたたびノーマル状態

 

完成後は傷やホコリが付かないように保管

 

ライフルの制作

・ノーマルのライフル

 

先に完成写真です。今回は連射式スマートガンをハーフスクラッチします

 

 

左は過去制作したノーマルのスマートガン。斜行スリット方式空冷バレルです。これを右の水冷式ジャケットに改造していきます。

 

サイドに取り付けられるマウント兼ガード

 

これを加工します

 

多くのガンプラのライフルは設計も金型も雑にされがちなのですが、このキットはすごくキレイです。今回は取り付け方法変更に伴ってディテールはカットし、後にメタルパーツを埋めます。

 

水冷ジャケットの固定が完了

 

銃口はノーマルのパーツを利用して製作

 

 

 

レシーバー下面のボールジョイント。マウントアームを接続する部分です

底面のポリキャップはちょっと固すぎで、ボールジョイントを抜こうとするとライフル本体が分解します。スペースがギリギリなので周囲を削てマウント追加してネジ固定。

 

全体の構造が決定したらディテールの制作

 

右脇にライフルを構えると、周辺のクリアランスがギリギリです。銃底とバックパックのスキマはこんな感じ。安定したディスプレイにするなら接触させるのもありだと思います。少々カスレ傷ができますが目立たないし、安定優先がいいかも。

 

ライフルを構える角度に制限があるので、グリップ周辺も調整。

 

腰サイドランチャーもライフルと干渉します。ノーマルより下方後方に移動させます。

 

 

レドーム型センサーの制作

Ver1.0は一体成型、Ver1.5は透明パーツなど複数パーツに分割されました。

 

クリアーパーツは使用せず、スペーサーを追加して、レンズに交換。

 

レドーム型センサーが完成

 

 

サブセンサーです

キットノーマル

 

取り付け方法を変更したり、スジボリを彫り直したり

 

サブセンサーが完成

 

 

ノーマルの参考写真

 

連射式スマートガンもいい感じに仕上がりました。

 

ここからコアファイター(Gコア)の制作です

このキットには【変形式コアファイター+追加ユニット】と【固定式コアファイター】の2つがあります。

 

 

 

組み立てると外観上はほぼ同じになります。

変形式を胴体に組み込むことも出来ますがやや不安定。その解決策として固定式コアファイターで強度をアップさせる。ムリに変形にこだわってグラグラになるよりも、思い切って可動式と固定式の2つを用意する、とても良いキットです。

 

 

まずは変形式コアファイターからです

とてもよくまとまったデザイン。

 

コアブロックへの変形も無理がなく、なおかつまとまりがいい。

 

コクピットも最近の定番の構成。フィットは全体的に硬いので調整

 

機体先端の小翼です。ほんとうにギリギリの設計がみてとれます。すごい設計技術。

 

キットではノズルが一体成型。ノズル部分をカットします

 

PPノズルGを設置。高出力のEx-Sらしい迫力が出ました

 

 

変形式コアファイター完成

 

コアファイター裏面

 

コアブロックへの変形

 

補足です。メインウイング収納したときにウイングの一部が内側に飛び出します。ここがボディとの接続時にストッパーの役割になります。またコクピット部分は180度まで回転することができますが、胴体にドッキングするときは少し戻して170度くらいになります。

 

 

変形式コアファイターに追加されるユニットです。3つのパーツがそれぞれコクピットになっています。

 

この形態になります。

 

このユニットは変形やドッキングなどの兼ね合いがあるので大幅な改造はできません。ノーマルを忠実に基礎工作と補強で完成させます。

 

機種の開閉式ウイングについて

 

この白いウイングの取付部は高い確率で破損します。

 

いっけん単純な回転可動のようですが、

 

緑丸の部分。小翼の可動部が中央のグレーフレームの可動を固定する機構になってます。しかしほとんど目に見えないのでここがストッパーになっていることに気が付くのは難しい。知らずに可動させると・・・

 

このように破損します。

設計がすごすぎてユーザーの理解が追いつかない(褒めてます)。ちなみに小翼を折りたたむのはMS本体に組み込むための機能です。変形コアファイター単体でディスプレイするので開いた状態で固定にする予定です。

 

ちなみに差し替え式の開閉選択にすることもできます。様子をみて固定するか判断します。

 

変形式コアファイターと追加ユニットが完成

 

 

余談になりますがSのガンダムでの変形について

コアファイター本体は上半身とともにアタッカー、追加ユニットは下半身とともにがボマーになります。

 

つづいて固定式コアファイターです

3つのコクピット部分が一体成型になっています。写真のようにコアファイター飛行形態にもなりますが

 

コアブロック状態でMSで本体に組み込まれるのがメインです。

 

ちなみに3つのユニットにそれぞれパイロットが着座。3人まとめて脱出ポッドにもなるし、それぞれ分離することもできる。すごいデザイン。

 

 

一体成型グレー単色パーツは完成後には見えなくなりますが、マスキングで本来の色に塗り分けをしました。

 

固定式コアファイターもドッキングなどの兼ね合いがあるので大幅な改造はできません。MS本体に組み込んでネジ等で固定にします。

 

本体に組み込んだ状態。ノーマルノズルだとスキマが空きがちでしたが、ノズルを大型化して程よいクリアランスになりました。

 

 

最後に完成写真を何枚か掲載します。

MG Ex-S 完成!

 

 

 

関連リンク
過去作 Ex-S Gクルーザー解析と完成品

【ぷらちく】接着時に空気圧縮でパーツがずれる
【ぷらちく】可動軸の焼付き固着

【ぷらもぷらす】改造パーツと塗料販売

 

 

 

 

制作写真の一部は、過去の制作から流用している場合があります。なぜかというと、制作に夢中になると写真を撮り忘れることが多いからです。また製作工程の時間軸が前後する場合もあります。できるかぎり制作風景をわかりやすくしたいので、そういった処理をする場合がありますことをご了承ください。

自作メタルパーツや塗料を【ぷらもぷらす】で販売してます。デカール購入希望の方は直接メールください。

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