RG 1/144

ニューガンダム

作品番号 ZC04
2026.02.27 掲載

 

RG 1/144 ニューガンダム 完成しました♪

 

この完成品を販売中です。購入希望の方は通信販売【ぷらもぷらす】直接メールください。

 

 

 

 

ここから制作風景です

 

RGニューガンダムはプロポーションもディテールもほぼ完璧な超優良キットです。しかし可動を多くした弊害として「関節グニャグニャ・パーツポロポロ」という弱点も持っています。

本制作では「ギシギシポロポロしない、しっかり自立する安心感のある完成品」を目指して制作しました。写真では伝わりませんが、手にとった時に「重量感・安心感」を感じる完成品になりました。

 

 

まずは頭部の製作です

フェイスは4パーツ構成。フレームグレー・センサーグリーン・マスク白・アゴ赤。ほぼ完璧なパーツ構成と色分けです。アウトラインやディテールも良好。

組み立て時のフィッティング精度が少々悪く、塗膜が乗るとさらにキツさが増すので、接合面やダボを調整してピッタリフィットするように調整。フレームはグレー数色で塗り分けを行いました。

 

頭部バルカンはキットのパーツを切り落とし、PPアポジ1.5mmに交換。トサカのセンサー枠が荒れているので整面。ホホのラインのスジボリ強化、ヒサシ・アゴなどのアウトライン調整。

 

ホホ左右のインテーク・後頭部のスリット、薬莢排出口などはディテールを強化したうえでグレー数色で塗り分けています。小さくて奥まっているので視認しずらいですが、チラ見えの効果を高めました。

 

 

頭部の位置はノーマルだと少し高すぎて浮いてる感じ。首マウント(白パーツ)を1.0mm低く、1.2mm後方に移動。キットのボールジョイントはホールドが弱く頭部がカラカラと動いてしまう。ノーマルは切り落とし、自作ボールジョイントに交換。

 

ちなみに黒いボールジョイントは自作パーツです。一般的な「大中小サイズ」ではなく、ガンプラだけに合わせた専用設計です。素材は耐久性・耐摩耗性に強いエンジニアリングプラスチックをCNC切削で削り出しているので、精度も強度も非常に高い。全くガタがなくスムーズに動かせる、非常に気持ちの良いボールジョイントになっています。【ぷらもぷらす】で販売してますのでぜひ使ってみてください。

 

首周りが完成。

 

頭部の位置の比較です。ノーマルは首が長すぎることが分かると思います。頭部の高さと前後位置を調整し、さらにアゴが引けるようになりました。

 

 

 

胴体の製作です

胴体にも可動がたくさんあり、強度不足でグラグラ。とくにファンネルを背負うと完全に「腰砕け」します。プラ材やネジを使ってフレームを強化し、自立できるようにします。

 

肩のせり出し機構。派手なアクションポーズなら2・3mmズレても目立たないですが、素立ちでは0.5mmのズレでも美しさが損なわれます。ベストな角度で固定していきます。

 

コクピットハッチ(赤)は可動のための引掛けノブが付いていますが、これはプラモデル特有のものなのでオミット。ヒケがスゴイので処理。

 

胸のフェアリングのパーツ(F18・F19)の納まり位置が不安定なのを修正。

 

チラ見えがありますが気が付かないくらい目立たない。せっかくだから少し目立つようにペイント。

 

本制作では「ギシギシポロポロしない、しっかり自立する安心感のある完成品」を目指して制作しました。写真では伝わりませんが、手にとった時に「重量感・安心感」を感じる完成品になっています。ファンネルを装着しても左に傾くことなくしっかり自立します。

 

 

肩と腕の製作です

肩外側スラスターの配色(白と黄色)が設定画とちがう簡易カラーなっているので、設定画と同じに塗りわけ。マーキングは水転写デカールで自作のものです。

 

 

腕の製作です

腕やヒジ周辺はフレームがそのまま露出する部分と、チラ見えも多いです。メタリックやグレーで塗り分けました。単調にならず、派手過ぎにもせず、色を増やすのはバランスが難しい。

 

左腕。ビームサーベルは着脱式ですが、シルエットと安定性重視で固定化。また左腕前腕はシールドマウントがラッチされるので、強度を確保できるように組み立てました。そのほかディテールの調整やメタルパーツ装着など。

 

右腕。ライフル用マニピュレータはノーマルでもしっかり握れます。ガンプラの弱点、長年未解決だった「ライフルが握れない」がやっと改善されてホッとしました。

 

 

 

ここから下半身です

股間フレームもグラグラ。プラ材や金属で補強。

 

「可動が多くなる代償として強度が落ちる」というのは何度も書いてきました。さらにもう一つデメリットがあります。「可動が多すぎると、かえってポージングが難しくなる」です。完成品を納品したお客様から「完成写真のようなポーズにできない」というお問合わせを何度かいただきました。

人によってディスプレイ状況よってベストポーズは変化します。多くの依頼者さんと相談しているうちに「ベストポーズに固定して納品」することが多くなりました。現在では、下半身と腰は固定、腕と頭は可動で仕上げることがメインになりました。

 

フレーム部にディテールアップや塗装を加えていくと強度は落ちていきます。フレーム部は強度を優先で作っています。

 

 

ちょっと話はそれますが、写真の色味についてです。

制作風景の写真はデスクライトで撮ってるので色味のバラツキがあります。完成写真の色味が実物に近いです。ちなみに完成品撮影は、演色性Ra97〜98、色温度ニュートラル、ノンフリッカー、フルサイズ一眼レフと単焦点マクロレンズ、マニュアル撮影です。

なお完成品展示用のライトは家庭用の一般的なものでOKです。写真だと色味が強調して固定されますが、人間の肉眼は色補正しますので、光源は気にしなくて大丈夫です。

 

 

 

足の製作です

これまでのRGシリーズはアドバンスドMSジョイントが多かったです。しかしポロポログラグラだし改造も接着も塗装もできないという弱点が。

しかしこのキットはアドバンスドMSジョイントは不採用、プラ材で構成されています。改造塗装派としてはプラ材がありがたいです。

 

 

連動スライドなどのギミックが仕込まれていますが、固定のラッチが無いので、パネルのスキマが発生しやすいです。正しい位置に収まるように調整・固定します。

 

両足の開き具合を拡大するためにフレームとアウターパネルの一部をカット。

 

ふくらはぎのノズルは、ぷらもぷらす特製ノズルCに交換。

 

ヒザのサークルはノーマルでなかなか良いディテールになっているので、塗り分けで表現。

 

カカトのイエローがキットでは省略されてるので、塗り分けて再現。足裏ノズルはPPアポジ3mm。足首はマイナスリベットとステンレスボール0.8mm。メタルパーツはすべて【ぷらもぷらす】で販売しています。

 

足の接地について

四肢を大きく飛ばす派手なアクションポーズと比べ、シンプルな立ちポーズはいっけん簡単に見えますが、実はとてもむずかしいです。芯の通った体幹・左右対称・横から見たS字姿勢・足裏の接地感・配色のバランスなど、美しいシルエットにするために考える要素がとても多い。模型歴が長くなるにつれ、シンプルほど美しく難しいことを実感します。

安定して自立させるためには、特に足裏の平面性が大切です。ガラス板を使ってソールパーツ接地面を完全平面固定で仕上げています。ちなみにこういう固定をする場合「広げてから真っ直ぐ固定」と「縮めてから真っ直ぐ固定」では、結果は同じ「真っ直ぐ」でも強度が大きく違ってきます。応力集中分散や材料の可塑性もきちんと考えて作ってます。見た目も大切ですが、見えない部分も最大限の神経をつかっています。

 

完成写真の足元のアップです。足裏と地面をしっかり接面させるのはけっこう難しいです。

 

 

 

ランドセルの制作

ファンネルマウント(イエロー部分)の塗り分けが簡易化されているので、設定画に沿って塗り分け。

 

ファンネルにはめ込むマウント(コの字型の部分)は、クリアランスがギリギリ、塗装するとキツイし、削るとグラグラになる。なので塗装はウスーい塗膜にとどめています。何度か脱着すると塗装が履けるかもしれません。しかしファンネルの重さをこの小さなマウントで支えるという物理的な制限があるので、ここのクリアランスはこれで最善にしてあります。

 

サーベルは白一色。マウントも黄色一色。それぞれ設定色に塗り分け。

 

メインノズル4つはPPノズルBに交換。バックパックが完成。

 

ファンネルの制作

ファンネルの可動部はアドバンスドMSジョイント。この素材は柔らかくて粘りがあるので可動には良いです。しかし形状の精度は低い。そしてヤスリや接着や塗装ができない。

 

長年試行錯誤した結果、アドバンスドMSジョイントもある程度の加工や塗装もできるようになりました。最善の加工をしていきます。

 

ファンネル同士の結合部が簡易化されてるので、アニメのような段差が再現できません。右2枚の段差を少なくして設定画を再現しました。

 

デカールはすべて自作しています。長年の研究で0.3mmの文字も読める精度です。ただ、あまり情報を詰め込みすぎてもバランスが悪くなるので、わざと精度を下げるようなこともしております。

 

ファンネルが完成。

 

 

ライフルの制作

ライフルはノーマルでもクオリティが高いです。合わせ目が目立たないパーツ分割で、ディテールもイイ感じ。右手のグリップもしっかりOK。

 

塗り分けやメタルパーツ埋め込みなど行いました。

 

 

バズーカの制作

バズーカもほぼ完璧。小スケールながらもMGやPGと同じくらいのパーツ分割&色分けで、非常に良い設計になっています。

スライド機構等はオミットし、バックパックに背負った状態のシルエットを最優先で仕上げました。また過去のニューガンダムはバズーカとバックパックとの接続が弱かったのですが、RGではシンプルかつ強度ある接続に改善されておりました。

 

パーツ構成は優秀ですが、とはいえ細かい修正は必要。

マズル口の精度が悪いので穴ぐり修正。フェアリングパーツが収まりにくい不具合を修正。マズル先端の黒ガードの内輪が歪んでいる不具合を修正。一体成型のセンサーをグリーンで塗り分け。マズルとレシーバを後ハメ加工。などなど。

 

バズーカの弾頭。設定画が赤なのでキットも赤なのは納得です。しかしやはり兵器として赤単色っていうのは違和感があるので、塗装とメタルパーツでディテールアップ。

 

マガジンラック本体も塗り分けなどなど。

 

 

 

シールドの製作です

シールドのミサイルも設定画どおりの赤ですが、やはりグレーに変更しメタルパーツなどでディテールアップ。センターのビームマズルも塗り分け追加してPPアポジを取り付け。

 

シールド裏面は単色ながらもディテールはメリハリがあってイイ感じ。塗り分けするとディテールの良さが活かせます。

 

マーキングは水転写デカールを自作。

 

 

 

 

●梱包と破損リスクについて

上の写真はPGUガンダムの梱包例です。

郵送事故で完成品が破損するのは、購入者さんにとってはもちろん、僕自身もすごく悲しいです。なので梱包はしっかり行っています。ウレタンスポンジで囲ってダンボール(70サイズ)に入れます。そのダンボールをエアキャップで囲って、さらに大きいダンボール(140サイズ)に入ます。ウレタンスポンジ+ダンボール+エアキャップ+ダンボールの4重クッションで発送しています。梱包方法を常に改善してきた結果、この方法がとても安定していると思います。

過去数百の完成品発送で郵送中に破損したのはかなり昔の3件のみ、それも明らかに運搬中の手荒い落下衝撃が原因です。幸い軽度の損傷だったので無料で修理しました。運輸会社の信頼度も年々上がっていますので、近年では郵送中破損の可能性は極めて低くなってます。万が一の場合、軽度なら無料修理、重度なら相談しつつ運輸会社の保険適用などで対応したいとおもいます。(なお可動模型特有の微細なコスレ等については、正常範囲内としてご了承ください)

 

 

 

制作写真の一部は、過去の制作から流用している場合があります。なぜかというと、制作に夢中になると写真を撮り忘れることが多いからです。また製作工程の時間軸が前後する場合もあります。できるかぎり制作風景をわかりやすくしたいので、そういった処理をする場合がありますことをご了承ください。

自作メタルパーツや塗料を【ぷらもぷらす】で販売してます。デカール購入希望の方は直接メールください。

最後まで観て頂いてありがとうございました。 みなさんの感想やリクエストが僕の製作の励みになっています。 よろしかったら気軽にメールなどくださいませ。

みなさまに、楽しい模型ライフを!