液体ヤスリ

2026.02.17 掲載

 

プラモデルに紙ヤスリをかけると山と谷の凸凹状態になります。ここに【液体ヤスリ】をこすりつけます。液体ヤスリはプラスチックをほんの少しだけ溶かす液体です。山の頂点の尖った部分を溶かし、その溶けたプラが谷底に溜まります。数十秒で乾き、少しなだらかな面になります。平面にするのではなく、ギザギザをボコボコにする感じです。

 

#400でヤスッたあと、綿棒に漬けた【液体ヤスリ】でこすります。

 

左が#400そのまま、右が【液体ヤスリ】を施したあとです。

 

 

同じく左が#400そのまま、右が【液体ヤスリ】を施したあとです。

 

「ヤスリ跡を溶剤でならす」は既知のテクニックです。でも濃度やコントロールが難しく溶けすぎる事が多かった。「どうにかして丁度いい溶剤が作れたら」と妄想し、試行錯誤で出来上がったものです。自分オリジナルなので市販品にはたぶん無いとおもいます。【液体ヤスリ】という言葉もないかと思います。(いま検索しても同類品はヒットしなかった)。これが「ヤスリ」と言えるかは微妙ですが、実際にヤスリがけの工程で使用してるので【液体ヤスリ】と呼んでます。

 

 

紙ヤスリ#180の後に使うと#300くらいになります。#320は#500に、#600は#800くらいになります。ギザギザがボコボコになるイメージ。自分は光沢仕上げや鏡面はあまりやらないので#1000以上への効果はまだ判りません。理屈で考えるとわずかに効果あるかも。

スジボリのバリの処理にも使えます。バリを溶かし、なおかつエッジをなだらかに慣らしてくれます。綿棒だと弱めに、爪楊枝で強めに慣らせます。ただしバリが大きいと効果は減ります。

曲面の処理、凹曲面、R面取り、ヤスリが届かない奥まったところに。ついでに油分の脱脂にもなります。

バキバキの平面出しやシャープなエッジ出しには向いてません。

綿棒だけでなく、筆でサッとぬる、爪楊枝やスポンジでこするなども効果あります。適所適材で。

ちなみに市販の塗装用ラッカーシンナーや接着剤でも同じようなことが出来ますが、強すぎて必要以上にプラを溶かします。この【液体ヤスリ】は粉状のプラだけを溶かす加減に調整してあります。ミゾに流れても速乾なので溶けません。

薄いけどシンナーなので、塗装面はすごくゆっくり溶かします。

液体コンパウンドと似てますが液体コンパウンドは「削る」「油分が残る」。液体ヤスリは「溶かす」「脱脂できる」です。

数年使用してますがプラが割れるなどの劣化はないです。そもそも「うすーいシンナー溶液」なので、接着剤や塗料よりも攻撃性は非常に弱いです。ただし長時間漬け込むとかはテストしてないので不明です。

#400でヤスって液体ヤスリを使い、サフ・塗装・つや消しクリアーでそこそこイイ感じの塗面に仕上げることも出来ます。時短や効率化にも大きいメリットがあります。

 

 

この液体ヤスリを【ぷらもぷらす】で販売しています。

 

 

 

 

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