デザインナイフの刃先を常に新品にしたい

2020.09.27

 

デザインナイフの刃はこまめに交換する。特にマスキングテープやデカールを切るときは、ナイフの切れ味がそのまま仕上がり精度に影響します。

 

しかし刃を交換するのはけっこうめんどくさい。「あとちょっとだから」「ちょっと引っかかるけど、まあいいや。今度交換しよう」。でも、気を取り直して新品の刃に交換すると「ああやっぱり新品じゃなきゃダメだ。全然ちがう。もっとまめに交換すべき」と思います。そういう経験や失敗を経てこまめに交換する習慣が身につくと、初心者から中級にステップアップしたような感じがありました。

やがて模型歴が長くなると、刃を交換することがふたたび「障害」に感じるようになりました。しかし以前とは違う感覚でした。それは「集中して工作してるときに、刃を交換する作業が入ることで、超集中が途切れてしまう」という怖さ。集中力が途切れるくらいなら、刃を交換しないほうが結果的に良いものが作れる、そういう感覚との板挟み。

 

その問題を解決したのが、下の写真です。

新品の刃のデザインナイフを、あらかじめ多めに準備しておく。

 

2秒で新品に交換でるので、超集中してるときでも流れを止めることがありません。そして今まで以上にマメに交換するようになると、「古い→新しい」の切れ味のギャップがほとんど無くなり、指先の筋肉の微調整が最小限で済むメリットもありました。極小デカールや指出血ギリギリ工作などでは、5分に1本くらいで新品に交換することもあります。

「これは良い!多ければ多いほど良い!」と思って10本以上に増やしたこともありましたが、そうするとペン立てに入り切らないという物理的な使いにくさが。けっきょくガンプラ1体造るのに6本〜8本くらいがちょうどいい本数として落ち着いています。

また、「今日は集中が出ないな〜」というときに、ナイフの刃を全交換したり道具のメンテすると、アドレナリンが出てくることも多いです。若い頃は道具に手間やお金をかけることがロスのように感じてましたが、今では道具のメンテは一つの趣味といえるくらい、研究と失敗と成果の楽しさがあると思います。

 

 

メモ

・マスキングテープを切るなら必ず新品。
・デカール切るときも必ず新品、デカール1体分を切ったら交換。
・改造などの場合は、新品と古刃を併用。
・新品の刃は保護油が付いてるので、交換するときに脱脂する。
・刃とグリップは必ず同じブランド&同じ品質で統一する。

・指を切ったとき、新品のほうが治癒に有利。

 

 

 

 

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