ガンプラにオススメのニッパー

2023.08.01

 

模型歴50年でニッパーは100本くらい使ってきました。さらに電気工作や木工や車整備などのニッパーも含めれば200本超え。値段でいえば100円から数万円まで。その経験から・・・

 

ガンプラにオススメのニッパーは「実績があるメーカーで2000円〜3000円のシンプルなニッパー」「ボロくなる前にこまめに買い換える」が結論です。

 

「タミヤの薄刃ニッパー74035(2000円くらい)」が超オススメです。自分はコレをこまめに買い替えて10本以上使ってきました。いまでも使用頻度高いです。

 

新品は丁寧に切る専用、ボロボロになったら荒切り専用、の2本体制で使うのが便利。

 

タミヤのこのニッパーは少し大ぶりで耐久性があります。MGやPGなどには良いのですが、最近のRGのようにパーツが細かいと刃が入りにくいのでそこは注意です。というわけで前述の薄刃がオススメ。

 

タミヤの安価なニッパー。下鉄板を曲げた簡易な刃で、カシメはリベット打ち。精度はそれなりです。「初めてプラモデル作る、でも2個目を作るかどうかわからない」という場合は、こういう安価なニッパーでも大丈夫です。ハサミや爪切りやカッターを使ってる人がいますが、ケガの危険もあるので、100円ショップのモノでもいいからニッパーを使ってください。

 

プラモ用としてはあまり普及してませんが、僕はこのエッジニッパーが好きです。刃面を添わせたいのに必要な侵入角が足りないときに使います。というわけで「これだ!これが必要!」って感じたら買うのがよいです。

 

喰い切り(エンドニッパー)です。切断面が「フクロ」や「ソコ」の場合に必要。これも必要性を感じてからで大丈夫です。ちなみにすべてのニッパーの中でいちばん力加減がデリケートです。

 

 

これまでは「刃先の形状」で選んできました。次に「精度」を見ます。

精度として大切なのがカシメ(可動軸の丸い部分)です。スキマやバリやオイルで精度が判断できます。これも有名メーカー2000円〜3000円ならだいたい安心して使えます。

 

カシメの枚数。普通は2枚です。普通にガンプラ作るなら2枚で十分です。「強度が欲しい」「すこしでもタワミをなくしたい」というときは3枚を使います。

 

 

ちなみにボルトクリッパーも持っています。これはプラモを切るのではなく、工具を切ったりしてます。

 

 

その他いろいろ

・性能が落ちてきたと感じたら、早めに買い換えがベスト。

・自分で研いでもいいけど、性能が良くなることはない。美しい仕上がりを求めるなら、新品に買い替え。

・5000円以上のニッパーは特殊用途のものがおおく、取り扱いやメンテも繊細で、しかも消耗品にちかい。値段が高いからと言ってプラモがきれいになるとはなりません。

・タミヤの「先細薄刃ニッパー74123」はまだ使ったことが有りません。見た感じだと、たぶん良いモノだと思います。

・「片刃ニッパー」も持ってますが、僕には向いてませんでした。僕はニッパーを右手持ち左手持ち、順持ち逆持ち、表切り裏切り、パーツに対して数方向で刃を入れます。組み合わせると32通りくらいの持ち方(切り方)があります。しかし片刃ニッパーは1方向のみです。ゆっくり丁寧に切るなら性能は良いのですが、一日に何千カットする自分には合いませんでした。

・一般的には「刃先がピッタリなほど良い」で合ってます。しかし高級なニッパーは、使用目的に応じてわざと刃先のかみ合いをズラらしている物もあります。

・ほかにも「プレスと削り出し」、フラットとラウンド、などなど選ぶ要素がたくさんあります。また時間があったら書き足していきます。

 

 

 

最後まで観て頂いてありがとうございました。 みなさんの感想やリクエストが僕の製作の励みになっています。 よろしかったら気軽にメールなどくださいませ。

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