紙ヤスリの番手について

2016

■紙ヤスリの番手は?

ご質問で「紙ヤスリは何番を使ってますか?」というのが多いのですが、いままでお答えに悩んでいました。なぜなら僕のヤスリの使い方は基礎から外れた変則な方法なので、初心者さんには分かりづらいと思ったからです。

ですが、ほんとうにキレイに仕上げたい場合は、いわゆる「教科書どおり」だと上手く行きません。そのことを知ってほしいと思ったので、やっと書くことが出来ました。

 

 

■紙ヤスリの番手は、基準にもならない(かもしれない)。

たとえば「#400をかけた」といっても、400が400なのは最初のほんの10秒です。あっという間に500・600に落ち、700くらいで落ち着きます。

「まめに新品に交換すればいい」と言っても、新品のヤスリはときどき大きい粒があって、400なのに200くらいの深い傷を作るときがあります。これは致命傷で、泣きそうになったことが何度もあります。

また「新品・古い」にかかわらず、力のかけ方によって±150番くらいの違いが出ます。これは特に新品のほうが振れ幅が大きく、削り量が不安定になります。

だから僕は、使い古して安定した紙やすりを使うようにしてます。例えば180が安定して実質350とか、400が安定して実質700のように。上手に使うと新品よりも安定した削りが出来ます。使用後は丁寧にブラッシングもしますので新品よりもコストや手間がかかります。

 

もちろん必要な場合はどんどん新品を使います、10秒ごとに交換するペースです。生乾きのパテで目詰まりしたヤスリは使い難いので早めに交換します。またメーカーによる性質の違いもある程度把握してます。

つまり「折る刃のカッター」か「砥いで一生使う包丁」のような使い分けです。紙ヤスリは使い捨てが常識ですが、ほんとうに性能を考えると古いものの方が安定してるといえます。

 

■まとめ

とは言っても初心者の方には違いが分かりづらいでしょうから、最初に買うのは#320と#600が良いと思います。最初はマメに交換してください。

 

 

みなさまに、楽しい模型ライフを!