肉厚が薄いプラへの穴あけ方法

2021.05.28

 

 

「空母赤城」を組み立てています。

このキットのスナップフィットはかなりキツめだったので、穴を広げる加工を行うことにしました。

 

もとの穴よりもほんの少し(約0.1mm)太いドリルで穴を開けようとしたところ、

破断してしまいました。よほど運が良くないかぎり、たいていはこういう失敗になります。道具も方法も最初から間違っています。

 

 

こういう場合はテーパービットです。力加減の調整がしやすく、刃の食い込みも少ないので割れる心配がない。

またスナップフィットには「テーパー」が特に特に便利です。1本のビットで穴径の調整ができます。さらに0.01mmくらいの微調整もできます。また穴がテーパー状になるのでピンの差し込みはスッと入り、奥の方で摩擦でシッカリ固定できる。

今回は穴を広げる工作でしたが、まったく穴がない状態の場合はごく細いドリルで下穴をあけてから、テーパービットで広げていきます。テーパービット(円錐粗目ビット)はプラモプラスで販売してますので、ぜひ。

 

 

オマケです。

スナップフィット調整ということなら、穴を開けなくても、ニッパーでMKカットするだけでもOKです。輪っかがバネの役割をするので、適度な固定感になります。

 

 

 

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