ガンプラ関節の焼付き固着

2024.12.25 掲載

 

焼付き固着現象

ガンプラの関節がキツいとき。無理に回してるうちにちょうどよい硬さになる場合があります、ラッキーです。しかし無理に回しているうちに「焼付き」を起こして固着する場合もあります。まるで接着剤で固めたような強固さで、分解も修復もほぼ不可能になります。

写真は関節が焼付いた状態。完全固着までいかなかったので、なんとか分解できました。でも分解はそうとう時間と手間がかかりました。このように粉状のものが発生してることが特徴です。

そして不思議があります。関節が固いことが原因で焼き付きするのはわかるのですが、スムーズに回っていたのに突然焼き付き固着するケースもあるのです。プラモ歴長くいろいろ調べましたがコレといった原因がわかりません。でも「あ、ヤバそう」という感覚は鋭くなったので、失敗は未然に防げるようになりました。

 

 

原因推測(いまだ不明)

ほんとうにあくまで推測なのですが、離型剤が原因かなおもいます。この粉状のカスみたいなのは、どうもプラではない感じ、膜みたいな感じ。シンナーつけてみるとサッと溶ける。まぁ同時にプラでも溶けるのでプラかもしれない。この離型剤が熱と摩擦によって接着剤の様になってる気がする。

古いキットで金型が劣化すると離型剤が多めに必要になるので、古いキットだと焼付き可能性が高い。とはいえ最新キット(離型剤なし)でも焼き付きすることもある。ほんとうに原因が不明です。

 

 

焼付きの修理

焼付ついてしまったら、小さめの力で少しずつ回してみる。「パチパチ」と音をたてながら数ミリだけ動くかもしれません。その数ミリを何百回も繰り返せば抜けるかもしれません。20分くらいかかる、かなり指が痛くなる作業です。

少しでも力を入れすぎると、ムニュリという感じで軸が根本から断裂します。意外と小さい力でも破断するので注意。こうなったらスクラッチで修理するか、新品部品と交換です。

関節のスキマにオイルなどを流すと外れる場合があります。が、プラを侵すこともあるのでやってみないとわかりません。でも力を入れて破断するよりはいいかも。

外側の部品を一部切ってしまうのもありです。修復が必要ですが、軸が折れるよりは何十倍も修復が楽です。

それでもだめなら諦めて、新品を使う。ジャンクパーツを組み込む。スクラッチする。

 

 

対策

離型剤が多いキット(テカテカ光ってる)の場合は、シンナーやヤスリで離型剤を落とす。金型が悪くてバリが多い場合は整面する。ボコ穴を丸ビットで面取りする。組む前に潤滑剤を塗る→鉛筆の芯ガンプラが割れないグリス。などなど。

 

 

情報交換しましょう

というわけで自分でもまだ特定のできない現象です。原因でもいいし対策でもいいし、情報交換できる方がいましたら、ぜひ!

 

 

 

最後まで観て頂いてありがとうございました。 みなさんの感想やリクエストが僕の製作の励みになっています。 よろしかったら気軽にメールなどくださいませ。

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