固まった塗料をキッチリ撹拌する裏技

※撹拌(かくはん)=かき混ぜることです。

塗料を新品で買ったとき、または自宅でしばらく放置しておくと、塗料内の重い成分がビンの底に沈殿します。さらに時間がたつと重い塗料は固くなってしまいます。

タミヤの調色スティックや電導かくはん機で念入りにかき混ぜても、たいていはこの写真のように重い塗料が残ってしまいますね。これは残った塗料がもったいないといった単純な問題では済まされません。どういうことかといいますと・・・

ビン底に溜まる成分はたいてい白系の成分です。つまり重要な白系の塗料が固まって残っているとするならば、撹拌された塗料色は実際の色よりもかなり濃い色になっているはずです。そうなると塗装の色味が変わってきたりタッチアップが不可能になって完成品の仕上がりが悪くなります。

同様にメタリック、つや消し添加剤、蛍光色などもビン底に塗料成分が固まりやすく、安定した色味を保つことが難しいですね。

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そこで、非常に素早く綺麗にビン底の固まった塗料を撹拌する方法があるので紹介します。

これくらいの平筆でビン底をかき混ぜます。遠慮無く少し強めにビン底をかき混ぜましょう。最初はネトッとした引っかかりが感じられますが、10秒〜30秒ほどで次第に手応えが無くなり、サラサラと筆が動くようになります。そうなれば撹拌は完了です。

あとそうそう、撹拌する前に必ずやってほしいのは、シンナーを適量にすることです。適量が解らない場合は クレオスカラー10mlの正味量  を参考にしてください。

 

この通り、一粒の塗料も残らず撹拌されました。ここまで綺麗に撹拌してこそ初めて塗料の本来の色味にすることが出来ます。

写真では観やすいように塗料を抜いて撮影しました。実際には塗料が入った状態で筆で撹拌しても、写真と同じようにビン底の成分まで綺麗に撹拌できます。

撹拌に使用した平筆はとうぜん毛先が痛んでしまうので筆塗りには使用できません。なので安い筆で充分なのですが、あまり安物だと今度は抜け毛が出てしまうのでこれも問題です。僕はホルベインとかブンセイドウとかの信頼できるメーカーの300円〜500円くらいの平筆を使っています。

ちなみに棒状のモノで撹拌しているならば、たとえ電動撹拌機で念入りに1分や5分やってもなかなか綺麗に撹拌出来ないと思います。僕も昔は電動で撹拌してましたが、いつも底のハジの方に固まり塗料が残ってしまい、キレイにできたことがありません。

 

ワンランク上の塗装を目指したい方は、ぜひ試してみてください。今までと塗料の濃さ・色味が変わるのが実感できますよ。ワンランク上の塗装を目指さない横着な人もw、ほとんど手間は変わらないしメリット尽くめなのでぜひ採用してください。2011.12.24

 

 

 

 

みなさまに、楽しい模型ライフを!