トップコートはパーツで吹くか組上げて吹くか

2021.04.30

 

ガンプラの塗装が終わり、墨入れしてデカールも貼り終わって。最後の仕上げとしてツヤ消しやツヤ有りのトップコートを吹きます。その場合、パーツバラバラの状態で吹くのか、それとも組み上げた状態で吹いたほうがいいのか?というご質問を頂きました。おおまかに下記のように使い分けてます。

 

 

●パーツバラバラで吹く場合
細部や側面裏面までコートできるメリットがある。一例として、ガンダムのコクピット周辺のように凸凹が多い場合や、濃紺や赤などの濃い色の場合、パーツバラバラ状態でトップコートしたほうがキレイにしあがります。デメリットとしては、組み上げたときに隣り合ったパーツのコート状態に差が出てしまうことがある。

●組み上げて吹く場合
全体的なコート状態が統一出来るメリットがある。一例としてザクのように面同士のつながりがなめらかな場合や、白などの明るい色の場合は組み上げてトップコートします。デメリットとしては、奥まった部分や細部をしっかりコートできない、無理に吹くとザラザラやタレなどのデメリットがある

●複合型=パーツバラで吹いて、さらに組み上げてから軽く吹く
ガンダムのコクピット周辺とかシナンジュのように「色が濃くてデコボコに入り組んでいる」という場合は、パーツ状態でトップコートをして、組み上げてから軽くトップコートしてトーンを整えるという2段階でのトップコートをしています。

 

というわけで、仕上げにこだわりたい場合は「バラ・組み上げ・バラ&組み上げ」という三種類を組み合わせてトップコートしてます。なお、お手軽に仕上げたい場合は全部組んで一気にコートというのもよくやります。

 

おまけ:本体色の塗装の場合

たとえば赤を塗るとします。シャアザクのように平面構成の場合は、組み上げて赤塗装をしたほうが赤のつながりがキレイになります。同じ赤だけどシナンジュのように面構成が複雑な場合、組み上げて塗装だとムラが出るので、パーツごとに塗装したほうがキレイになります。

 

 

 

 

最後まで観て頂いてありがとうございました。 みなさんの感想やリクエストが僕の製作の励みになっています。 よろしかったら気軽にメールなどくださいませ。

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