ガンダム系ツインアイの塗装方法

2017.08.28 記
2020.07.17 一部改定

お問い合わせの多かった「ツインアイの塗装方法」です。僕も長年試行錯誤しましたが、現在はこの方法で落ち着きました。いちばん決定的なのは、ペンキ屋さんに相談して作ってもらった「発色の良い蛍光グリーン」です。ホビー用の安全性重視の塗料と比べて、PPカラーは業務用の頑固な塗料材を使ってます。僕の知る限り、いちばん発色の良いグリーンで、とても満足しています。

※リクエストを多く頂いたので、この記事で使用したツインアイ塗分けカラー5色セットをプラモプラスで販売開始しました。

 

 

ここから、塗装方法です。

まず。キットのままの状態です。

 

「足付け」のために紙やすりやスポンジヤスリで軽くヤスリます。

このとき重要なのが、塗装面以外の隣接面もヤスリがけを行うことです。たとえばオデコの四角形の部分は、前面だけでなく上下左右の面もヤスリをかけます。あとそれぞれのエッジは、少し丸みを付けたほうが仕上がりがよくなります。その理由は塗料の表面張力にあります。(表面張力と塗装についての記事)

 

新品のブラシとママレモンなどの中性洗剤で洗浄し、超音波洗浄機にかけます。超音波洗浄機は無くても大丈夫ですが、あると格段に仕上がりが良くなりますので僕は必ず超音波洗浄を行っています。洗浄が終わったら充分に乾燥させます。乾燥中にホコリがつかないように注意。それと、昔から良く「使い古しの歯ブラシ」って聞きますが、それはNGです。わざわざ汚れを擦り付けてるようなものです。新品のブラシを使ってください。

 

下地色を吹き付けます。この場合も、塗装面だけじゃなくパーツ全体を塗装するようにしています。かなり強い塗料を使ってるので、慣れれば1回で塗装できるようになります。そのあと充分乾燥させます。下地色についての記事はこちら。

なお、サフ無しのほうが最終的な彩度が上がります。サフ有りよりサフ無しのほうが難しくて工作に神経を使うのですが、少しでも良いものができるようにサフなしで塗装できるように心がけてます。サフ有無についての記事はこちら。

 

蛍光グリーン を吹きます。繰り返しになりますが、塗装面だけじゃなくパーツ全体を塗装します。うまくいけば一発で塗れますが、無理はせず2回か3回に分けて吹くほうが良いです。そのあと充分乾燥させます。

【重要】塗装の前に撹拌を行ってください。多くの人がきちんと撹拌ができてなくて、そのけっか発色が悪くなってます。簡単で確実な撹拌方法はコチラ。

 

 

エナメルのブラックグレーを少し薄めた物を、眼の段差にスミ入れするように流し入れると、綺麗なフチ取りができます。塗料が薄すぎると眼の部分まで染みてしまうので、すこし濃い目から試すのが良いです。そのあと充分乾燥。

ちなみにここで黒を使うのはNGです。黒の塗料ってたいてい隠蔽力が弱く、ムラが出やすい。そのほか染料と顔料・溶媒・シンナーの粒子度などなど、目に見えない部分での戦いがあります。何十年の試行錯誤の結果、このエナメル・ブラックグレーがいちばん最高です。

 

 

次に、ブラックグレー で黒面を筆塗りします。隠蔽力の強い顔料なので、うまくいけば1回で完了します。ムラができた場合は乾燥後に重ね塗りします。

出来るだけはみ出さないで一発で塗るのがベストです。もしはみ出した場合はエナメルシンナーと綿棒で拭き取って修正します。あまり大胆にはみ出すと緑色が濁ってしまいます、そうなった場合は下地色塗装からやり直したほうが早くて良いです。

黒塗りが終わったら、フラットクリアーでトップコートします。これでツインアイの塗装は完了です。

 

通常の塗装面よりも塗膜が厚くなっていると思うので、組付けは慎重に。

 

かなり少なめの光量でも、けっこう光ってくれます。(ブラックライトや紫外線等は当てていません)

 

それから、5年以上前の蛍光塗料は使わないほうがいいです。塗料が劣化して発色が落ちてる可能性があります。あと蛍光灯とLEDでも発色が変わるので、古い塗料はLEDと相性が悪い場合も多いです。蛍光灯とLEDについてはこちら。

 

 

蛍光グリーン塗装例。

 

蛍光グリーン塗装例。

 

 

蛍光レッドなどその他の色も、同じ方法で鮮やかに発色させることができます。以上、ガンダム系ツインアイの塗装方法でした。質問などありましたらメールください。

 

リクエストを多く頂いたので、この記事で使用したツインアイ塗分けカラー5色セットをプラモプラスで販売開始しました。

 

 

最後まで観て頂いてありがとうございました。 みなさんの感想やリクエストが僕の製作の励みになっています。 よろしかったら気軽にメールなどくださいませ。

みなさまに、楽しい模型ライフを!