上手と下手(かみてとしもて)

2022.04.03

 

演劇などの舞台では上手と下手(かみてとしもて)はとても重要な意味があり、原則的に8割9割はどちらかに決まっています。ガンプラも同じです。ポージングや写真撮影は、上手か下手かを意識したほうが良いです。これが間違ってると、なんか違和感あったりして、せっかく作った完成品の魅力が半減します。

 

まず、一番わかりやすい例だと「改造前と改造後」の写真です。

下手(左)に改造前、上手(右)に改造後。つまり時系列的に「古いのが左、新しいのが右」です。

 

同じく、時系列的な並び。

左がVer.1.0、右がVer.1.5。

 

時系列的に左から右へ。下手から上手へ。

 

 

次は、写真の位置ではなく、被写体の向きです。右向きは弱く見える、左向きは強く見える。

右向き=弱い。

 

左向き=強い。

 

素組=弱い=下手=右向き、完成品=強い=上手=左向き、にするとそれぞれ強調されます。ちなみに被写体の向きが逆だと印象が弱まります。

 

制作する前から「この機体は左向き(上手)にディスプレイする」と決めてました。となると左手にシールドがあると本体が隠れてしまう。なのでシールドを右手に持つように改造した例です。

 

ほんとうに簡単に原則を上げると
下手(右向き)=弱い、挑戦者、不安、静、見上げる。
上手(左向き)=強い、 王者、 安定、動、見下ろす。

 

「違いがよく分からない」という場合は、原則に従っておけば無難だと思います。もちろん意図的に逆にする場合もあります。上手下手・左右の使い分けやその性質などは何世紀も研究されてるテーマで、僕も勉強中だし、ここに書くことはできません。あと同時に「イマジナリーライン」も超大切です。興味をもったら演劇演出や映像制作の本を読むことをオススメします。

 


最後まで観て頂いてありがとうございました。 みなさんの感想やリクエストが僕の製作の励みになっています。 よろしかったら気軽にメールなどくださいませ。

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