地震対策のために重りを仕込む

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普段から完成品をディスプレイするに当たって、万が一の地震のための対策を少しでも改善するために工夫しています。これまでの経験上、震度5程度までは想定して耐えられるようにしています。そのために有効だった方法を紹介していきたいと想います。まずはディスプレイベースに重りを仕込む方法です。

写真が少々見難いですが・・・ディスプレイベースの裏側です。補強用のリブを切り落として容量空間を大きくし、そこに鉛や鉄などの重りを入れます。このとき比重の大きい素材を選んで下さい。石は意外と軽いので使えません。手に入りやすいモノではやはり鉛(なまり)が良いです。釣具屋さんで売っています。

 

重りの設置がおわったら、そこにレジンを流し込みます。多少の気泡は入っても大丈夫なので余って古くなったレジンでもOKです。余ったシリコンゴムでも良いと想います。これで重りの固定と、重りのスキマにもビッシリ物質が行き渡るので重量を増すことが出来ます。

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レジンキットなどの重量のある完成品を宙に浮かしてディスプレイする場合、この重り対策を行わないと地震どころかちょっとしたことでも倒れる可能性があります。重りを付けたときとの安定感の違いは明白です。

先日(2011.03.11)の東北地震では震度5〜6を受けましたが、このディスプレイベースは倒れませんでした。素立ちの完成品は倒れましたが、ケースに入れているのでほぼ無傷でした。なお震度の数値等はあくまで参考値ですが、それくらい具体的に想定したうえでプラモデルを作ることが、見えない完成度を上げることが出来ると思います。

2011.04.17

みなさまに、楽しい模型ライフを!