STUDIO-RECKLESS製
レジンキット 1/144
MSZ-006C1 ゼータプラスC1
ウェーブライダーモード

作品番号 W29

 

オーダー製作を頂いておりました、 スタジオレックレス製レジンキット 1/144 ゼータプラスC1 ウェーブライダーモードが完成しました。

 

大きい写真を見たい場合はこちらのページを見て下さい。

 

 

 

 

ここから制作風景です

 

●制作内容について
今回の制作風景、ほとんどの内容が「完成後には見えない構造部分の改造」なので、ガンプラ製作記的な面白さは少ないと思います。それと、僕は過去に自衛隊戦闘機の設計・実装の経験があるため、構造や強度や経年劣化について異様な執着が出ています。また同じことを繰り返し言うクセも出ていますが、制作のときの脳内はいつもそんな感じなので、あえて推敲せずそのままアップしました。そういった人間面も含めて読んでもらえると助かります。

 

●キットの素性を活かしたい
レジンキットの宿命として、自分で改造しなければならない部分も多かったです。しかし反面、小松原博之さん監修の美しいラインは出来るだけ手を加えないようにしたかった。改造必須だけどプロポーションには手を加えたくない、その二律背反のバランス取りにとても気を使いました。

 

●写真について
このスタジオレックレス製ゼータプラスは今回で3回目の制作になります。改造内容を把握しており、かつ集中力を優先するため、重要な部分なのに写真を撮っていない箇所があります。なぜなら制作途中写真をマメに撮ることはデメリットが多いからです。たとえば集中力が中断する(仕上げに影響する)とか、制作時間が大幅に伸びるなど。しかし制作内容を出来るだけわかりやすく伝えたいので、過去制作から写真を流用したり、加工をしてる写真も一部あります。また写真の時系列が前後する場合もあります。ご了承ください。

 

 

それでは制作風景です。まず一番の改造内容になった、左右ウイングのシンメトリック改善からです。

仮組み。簡単な仮組みをする場合でも、各パーツの接合面の平面や直角をキレイにする必要があります。またどこにネジを打つか十分な検討も必要。なので上写真の状態にするまで結構な日数がかかりました。

 

 

以前作ったA1型のときは問題なかったのですが、今回C1では主翼が垂れ下がってしまいます。足や追加ブースターも左右対称になっていない。主に矢印で指しているパーツが原因になっているようです。

 

パーツの歪みはレジンキットではよくあることです。かなり慎重に正確に左右対称になるように修正を重ねたのですが、どうしても左右対称にならない。そもそも重量のある足を、この小さくて薄いパーツで支えるには強度が不足している。たとえ今左右対称にできても、経年時間が経てばまたレジンが歪んでしまう可能性もある。根本的に構造を変えたほうが良いと決断しました。

 

いくつもの案を検討した結果、左右貫通型のパネルフレームを追加することにしました。プラ板なら平面が出ているし、素材も安定してるので経年劣化もほぼない。ただし貫通型にするためにレジン本体に大きい変更を加える必要があります。

この変更はレジンブロックの強度を大きく落とすリスクがありますが、自分の改造案が正しければ大幅に強度&精度アップするはず。でももし自分が間違っていれば取り返しのつかない&大修正が必要になる。むかし自衛隊戦闘機の構造設計をやっていた経験もあって(設計ミスは人命に直結なので)強度や精度については異常に神経質です。

 

 

機首から股間まで貫通しているレジンパーツは、背骨の役割をしています。左右貫通パネルを通すため、背骨を分断し、さらに薄くすることになります。とうぜん強度は落ちます。

ちなみにこういうキット構造の場合は、できるだけ単一素材で統一するのが最善です。ですので「多めに切りすぎてもプラ材で補填すればいい」という方法ができません。なので「0.05mm削って、上写真の状態まで組み立てて確認して、全部分解して、0.02mm調整して、全部組み立てて確認して・・・」を何十回も繰り返すので、もっとも時間のかかった部分になりました。

ちなみに0.1mm単位でやると、確実に粗いです。よく言う「100分の1の精度」が比喩ではなく、ほんとにそうするしかないです。実際やってると実感します。そんな苦労のかいあって、強度も精度も工作のしやすさも根本的に改善しました。

 

 

同様に腕にも切り欠きを入れます。一見すると「肩・上腕・前腕を切り離したほうが良いのでは」と見えます。しかしここは肩と前腕の位置関係で、腰アーマーの位置決めを行うスタビライザー的役割があります。なので分割することができないので、関連パーツの位置決めを確実にしてから、切り欠きを入れました。

ちなみに切り欠きをいれても完成品の強度には影響ないのですが、切り欠きが有ると無いとでは、下面の面だしの精度が大きく変わります。つまり工作の精度において、切り欠きを入れるのはできるだけ最後が望ましいです。「ここをやるには先にあっち、でもあっちをやるには先にココ」といった感じで、時系列が複雑に入り組んでいます。

 

 

背骨の基部の0.01mmの違いが、積もり積もってプロペラントタンクの先端の位置揃えに影響します。なので基部のフレームを微調整しては全部のパーツを組み立て、また全部バラして微調整して・・・を繰り返します。レジンという材料の性質上ある程度の限界がありますが、それでも最善を尽くします。もちろん工具は精度の良いものを使います。

 

これらのネジは完全にコントロールされた位置にあるため、完成後には見えなくなります。強度がありかつ完成後に隠れる箇所を選定しているために、面倒でもフリップフロップ方式を行っているので、とても時間がかかります。

 

ネジがほぼ隠れました。

 

パーツの位置関係を調整するとき、レジンパーツには出来るだけ手を加えず、プラ板の方を加工して調整しています。プラ板なら失敗しても交換が可能なので。そうして数枚の左右貫通パネルを試作し、いちばん良いものを改めて新品プラ板で作り直しました。プラ板の厚さ、切り欠きの形状、穴の位置、全てがギリギリで最善です。

 

左右対称も改善し、強度もガチガチの安心感。この段階でネジや改造箇所もほとんど隠れています。ウイング用左右貫通型パネルフレームが成功し、精神的に「ちゃんとした」という気持ちよさがありました。改造してよかったです。

 

構造が決まったパーツは、表面処理とディテールに移行します。

 

ディテールや色が変わると相対的なバランスが変わることもあるので、ときどき仮組みして確認。

 

終端のパーツ(このパーツに変更があっても、他のパーツに影響が無いパーツ)は、先行して進めます。繰り返しになりますが、カラーが変わるとバランスも変わるので、先行して確認のため。

 

 

つぎは上半身です。

追加された左右貫通パネルフレーム(白部分)は、その上にある元々のディテール(グレーの直方体)を大きくサイズアップした解釈です。もともと直方体ディテールの歪みがひどくそのままでは使えない、新規で制作したほうが早いと判断。ついでにフレーム要素も兼ね備えた構造にしました。

 

以前2機制作した経験から、小パーツとディテール系は悩まずスムーズに進みました。

 

 

A1とC1は微妙に形が違ったりカラーバランスも違うため、デカールは以前のA1をベースにしつつバランスを変更しました。

 

自分で追加するディテールは、できるだけキットのものと違和感ないように控えめに心がけています。

 

 

ここからウェスト(腰と股間)の制作です。

このキットはWR固定ですが、ディスプレイのためのマウントがないので自作します。以前制作と同じように股間のフレームに穴を開けました。

 

しかし体幹中心線の直線性がズレている、周辺のパーツの位置関係も微妙に左右にズレている。

 

股間のレジンが大きく収縮&歪んでいるのが原因でした。ブロック6面全部の面出しと直角出し、ダボの形状など大きな修正が必要だったので、背骨から股間パーツを切り離すことにしました。

 

ガレージキットや希少キットの場合、できるだけキットの部品を使うことにポリシーをおいてます。しかしどうにもならないパーツもあります。この股間パーツはヒズミがひどく、ヤスリで整面したら体積が半分くらいになってしまいそう。プラ材を足すとしたら3周りくらい厚着した感じになる。さすがにそれは「元パーツ」の意味がない。そういう場合は、パーツごと新規作成や他キットから流用などします。ここではHGUCゼータプラスの股間パーツを加工することにしました。

 

周辺パーツがすべてフロート・・・絶対的位置が決められず、お互いが相対的に位置が変化するので、股間パーツもフロートで微調整できるようにする必要がありました。なおかつ強度も必要。

 

しつこいようですが、ここでも「組み立て・バラシ・微調整・組み立て・・・」を何度も何度も繰り返します。

 

微調整をしているうちに股間パーツはボロボロになっていきます。調整が終わったら、また新品のHGUC股間パーツを元に最終盤をつくります。工数は多いですが、予備があり何度でもやり直せるのは精神的に楽です。

 

周辺パーツとのクリアランスがギリギリですが、改造後は全てのパーツが丁度よい位置に収まりました。

 

だいぶ手数をかけた甲斐があって、マウント・股間・シールドマウントからシールド先端までバラバラだった直線性が改善されました。

 

ここからリアアーマーです。

キットではピン一軸だけの接続。これをピン2本に変更。本来ならこれでも十分なのですが、ある理由(後術)があって取り付け方法を大幅に変更します。

 

ウイングの左右貫通パネルが気持ちよく成功したので、ここでも左右貫通パネルを設置することにしました。最初は股間パーツに取り付けたのですが、前述の通り股間はレジン歪みがひどく左右が出なかった。

 

股間周辺のレジンを切り落とし、平面をしっかり出したあと、大きめのプラ板で左右貫通パネルフレームを作りました。

 

パネルフレームの向こう側は、上腕が来ています。この上腕はキットのままだと取付軸が1箇所しかなく強度も位置も不安定。なのでここのパネルフレームで上腕を固定するのも兼ねようという計画です。

 

途中はかなり省略して、リアアーマーのパネルフレームが完成しました。

 

リアアーマーは緩やかな曲面で成形されています。が、今回は機械的平面にならします。完成後はほぼ隠れるのでディテールより機能を優先させ、あとで追加ブースターを取り付けるためです。

 

リアアーマーはレジン無垢なので加工がしやすくて助かりました。

 

 

ここから追加ブースターです。

追加ブースターはテールスタビライザーのマウントカバーの左右に装着されるデザインです。しかし・・・

 

左から、本体背面とフレーム、フレームとスタビマウントカバー、スタビマウントカバー左右の合わせ、スタビマウントカバーと追加ブースターの順で取り付ける。それぞれにロール・ヨー・ピッチの位置ズレが起きます。4箇所x3軸=12要素のズレを修正しつつ全ての位置を決めなければならない。僕にはその技術がありません。

 

またスタビカバーはレジンの成形が薄く、歪んでいます。これを修正するのも困難だし、修正したとしても完成後の強度、経年のヒズミの戻しを考えると、代替案を考えるしかありません。

 

ところで、追加ブースター周辺はクリアランスがほとんどありません。なので追加ブースターのマウントは目視できないので、マウントの位置を別の場所にしてもデザイン的に問題ないようです。

 

というわけで、追加ブースターはリアアーマーに乗せる形にしました。先ほどリアアーマーを左右貫通型にして平面処理したのは、このためでした。

 

 

見た目・精度・強度・メンテ対策・経年安定性すべてが改善されました。

 

 

つぎにテールスタビライザーです。

以前のA1制作で、スタビも改造が決定しています。追加ブースターと切り離し、スタビだけ独立で加工ができるようになったので、改造も構造もとても便利になりました。

 

 

左から、本体背面とフレーム、フレームとスタビマウントカバー、スタビマウントカバー左右の合わせ、スタビマウントカバーとテールスタビ本体の順で取り付ける。それぞれにロール・ヨー・ピッチの位置ズレが起きます。4箇所x3軸=12要素のズレを修正しつつ全ての位置を決めなければならない、僕にはその技術がありません。

 

なので、見えない部分に新規マウントを作り、テールスタビと背中を直接マウントします。マウントの僅かなズレは、長いスタビの遠心点では何倍もの大きなズレになります。こういう場合、プラ板を必要な長さに切るのではなく、写真のように長く長く切って取り付けると、角度の微調整がしやすくなります。

 

 

さらに追い込んでいって、カバー内に収めるサイズにします。ここまで神経質にやっても何故かまたズレることもあります。そしたらまた最初から作り直します。プラ材部分は何度でもやり直しが効くので、納得行くまでやります。ただ神経を使うのは、できるだけレジンに負担をかけないようにすることです。キットの存在をできるだけ生かしてあげたい。

 

スタビのマウントカバーはHGUCゼータプラスから流用、サイズを小さくするなど加工しました。本来はここに多数の重量がかかるのですが、改造後はシンプルなカバーの役割だけになりました。

 

スタビと本体背面はガッチリ固定されています。そこにカバーをかぶせるだけ。もしスタビがまたズレたとしても、カバーを外せば微調整できる仕組みです。

 

構造が決まりましたので表面処理、ディテール、塗装を行います。

 

 

ここから腕の制作です。

既出ですが、左右貫通型パネルフレーム。

 

パネルフレームを回避するための切り欠き。もちろん完成後には見えない範囲で切り欠いてます(そこが難しい)。

 

キットの取り付け方法は、本体と肩の壁掛けダボ一箇所。それもパーツが垂れてしまう原因でした。これをパネルフレームに乗せる形に。パネルと腕の切り欠きラインは、見た目と強度の二律背反で、じつにギリギリです。

 

腕の切り欠きや取付け変更は、周辺パーツとの位置関係の兼ね合いと、改造部分が露出しないギリギリのラインの見極めで行っています。

 

構造が決まったら、周辺パーツとのクリアランス調整など行います。各パーツの一つ一つの面が整理されました。

 

しかし最大の成果は、写真では伝わりませんが「カチカチの強度」です。

 

マニピュレータはキット純正と1/144流用マニピの両方を試着してみました。交換は簡単なので、最終的にバランスの良い方を選択しようと思います。これで腕周辺は一段落です。

 

 

 

つぎに足の制作です。

仮組み。以前制作のA1とまったく同じ制作方法で大丈夫のようです。

 

このキット、センチネル的&カトキハジメ的アウトラインやディテールの再現度はとても素晴らしいです。ただ模型的なパーツ分割はとても複雑になってて、加えてレジン収縮もあるので、そのまま組むと骨格や外装がズレてしまう。なのでけっこう手を加える必要があるのですが、キットのアウトラインやディテールは尊重し、できるだけ手を加えないようにしたいと考えております。

 

 

太ももと収納内壁でスキマがあるので、スペーサーを詰めます。ここはレジン収縮もあるので論理値にはならず、全て実測で0.05mm単位くらいで微調整しています。

 

見えない部分なのでテキパキと。全体的な微調整が終わったら、あらためて新規にプラ板から切り出し最終形にします。

 

足の左右のパーツの接合。

レジンキット組み立ては歴史的に「真鍮製+瞬着」ですが、僕は可能な限りネジで組み立てています。組み立てバラシが何度でもできて再現性が高い、接着剤の経年劣化でポロリしない、納品時に分割することもできるので破損リスク削減、完成後修理やメンテナンスしやすい、などなど。手数はかかりますが、メリットが絶大です。

 

 

ダボ系は切り落とし、すべてネジで固定にします。

 

ヒザ横のパーツはスネパーツに差し込む方式でしたが、ここは太モモの方に固定して太モモassyで差し込むように変更しました。位置関係だけきちんと調整しておけば、全ての面でクオリティアップします。

 

 

足首の取り付け。キットではディテールが入ってますがここは完成後には見えなくなるので、ディテールは埋めてできるだけ平らな面を広く取れるようにします。

 

足首に大きめのプラ板を貼り、フランジとします。

 

このフランジを利用して、足首とスネのネジ止めをします。

 

そのネジ止め部分は、アキレス腱のアーマーで隠れます。このアーマーは中空構造だったのでパテで埋め。こうすることでヤスリがけの精度や取り付け強度がアップします。

 

 

足首内側の四角のダクト。ここもネジ止めに。パーツの肉厚が非常に小さいので、通し穴が破損したり、タッピング側が反対側まで貫通したりといった失敗が予想できます。なのでこれ系の穴をあけるドリルは0.01mm単位で揃えています。でもこの辺は、数字よりも「感じる」の感覚のほうが大きいです。「あ、やばい。」の感じ。

 

 

位置決めのためにネジ2本か3本打ちたいのですが、場所制限でネジ1本のみ。なので位置決めのためのブラケットを取り付けました。ここは強度は必要ないのでこれで十分です。

 

 

足首外側の白ダクトも、位置決めのためのブラケット追加。

 

美しいラインを崩さないように、優しくヤスリがけ。

 

太モモフレームは気泡がすごかったので、大きくえぐってプラ板で新造しました。

 

足も出来上がってきました。

 

 

つぎに腰のビームキャノンです。

ここも一軸の取り付けで、ロール・ヨー・ピッチともに固定ができませんん。

 

まずキットのピンを切り落とし。ディテールを埋めて平面出し。メタルパーツを垂直にネジ止め。

 

カノン側。段落ちディテールを埋めて平面出し。プラ板でフランジを追加。取り付けはメタルピンとネジの2点留め。強度は必要なく位置決めだけでいいのでこれでOKです。

 

気泡埋め・ヤスリがけ・ディテール調整・超音波洗浄・サフを何度か繰り返します。

 

いつも書いてますが、左右共通の部品でも、早い段階で左右を決めておくことは大切。しかし左右識別子をマジックで書くとヤスリや塗装で消えてしまいます。なので僕は針で点を打ってます。点2個がミ・ギ。点3個がヒ・ダ・リ。

 

グラグラだった大腿部ビームカノンもビシッと決まりました。

 

 

 

次にシールドです。

内部までディテールが入っていて素晴らしい、ですが、取り付け精度を優先したいのでディテールを埋めて平面を作っています。

 

中心軸をそろえるのに神経と時間をつかいました。そこさえ決まればディテール等はいつもどおりの工作です。

 

カナード翼(?)はレジン成形が薄くスジボリも貫通しそうだし、根本の強度も不安。改善策として写真の裏側に強度の高いパテを盛りました。ベルヌーイが効きそうな翼断面にしてあります。

 

先端のピトー管はメタルパーツに変更。

 

シールドマウントを介すと精度や取り付け方法が煩雑になるので、シールドは直に取り付けてあります。なのでマウントは役割を持たない独立したディテールになりました。見た目は変化ありませんが、各部調整がしやすくなり精度も上がりました。

 

シールドも完成間近。

 

 

つぎにメインキャノンです。

キャノン先端から本体背面を通ってテールスタビライザー先端まで、芯の通った直線性を目指して調整していきます。時間がかかりました。

 

 

芯さえ通れば、あとは通常通りの工作です。

 

 

最後にセンサーです。

マウントが細く歪んでいるので、パテ盛りで一回り大きく。取付角度を調整。取り付けは金属線とネジで。

 

センサー系の小さいディテールを再定義していきます。レジンの厚さが薄いので何をするにしても破損のリスクがある。なので場所によって表面レジンはスカスカ貫通させて、裏側レジンでマウントするようにしています。

 

表面ディテールの加工確保のため、表面だけでなくマウント側まで利用したので、ときどき全体仮組みしてマウントに不具合が出てないか確認します。

 

組み込むレンズのサイズを検討。表からハメるか、裏から入れるかで、穴あけの方法や穴のテーパーも考えています。

 

時間をかけて慎重にやったおかげで、無事に破損もなくディテールの再構成ができました。サフしてマスキングで塗り分け。

 

センサーテールブーム側はディテールと塗り分けを追加しました。

 

センサーが仕上がりました。

 

 

このほかにもたくさんの工作がありましたが、基本的に同じ内容の繰り返しになるので省略いたします。

ゼータプラスC1、無事完成しました♪

 

同じキットのバリエーション制作です。こちらも見てみて下さい。
スタジオレックレス製 ゼータプラスA1 MSモード
スタジオレックレス製 ゼータプラスA1 WRモード

 

 

 

最後まで観て頂いてありがとうございました。 みなさんの感想やリクエストが僕の製作の励みになっています。 よろしかったら気軽にメールなどください。

みなさまに、楽しい模型ライフを!