蛍光灯とLEDでは、蛍光カラーの発色が違う。

2018.12.26

 

蛍光塗装は、照明機器が「蛍光灯かLEDか」で発色が大きく変わります。

サイコフレームやセンサーに使う蛍光色は、ガンプラにおいて大きいアクセントになります。できるだけ発色・発光の良い蛍光塗料の塗装方法を何十年も試行錯誤し、だいぶ満足のできる塗装方法を身に着けました。

ですが、ある時突然の混乱が訪れました。急に発色が悪くなった気がしたのです。最初は塗料や塗装方法で失敗してるのかと思って何度も何度もやり直しをしました。やがてまったく違う原因に気が付きました。部屋の天井の照明を蛍光灯からLEDに変更したのが原因でした。「蛍光灯とLEDでは発色が違う」ということです。

そこで従来(蛍光灯時代)の蛍光塗料のノウハウをいったん捨てて、今後はLED照明に特化した蛍光塗料を研究するべきだと考えました。波長や演色性など多くの要素があるのですが細かいことは省略して、結論としては「5年以上昔の蛍光塗料は廃棄して、最新の蛍光塗料を使用するのがベスト」と思います。そうやって仕上がったのが「PPカラー29・EXセンサーグリーン2」です。(「ガンダム系ツインアイの塗装方法」も参照してください)

 

また、LED照明は紫外線・赤外線が少ないので、塗料の退色を抑えることができます。ガンプラを作ったりディスプレイする際には、どういう照明環境かを把握し、それに合わせた塗料を使う。これはガンプラに限らず、モノを作るのにとても大切な考え方だと思います。より上達を目指す方は、演色性(Ra95以上)やフリッカーレスなど高機能LEDをおすすめします。

 

 

みなさまに、楽しい模型ライフを!