作品番号 N-16

ホワイトグリント+VOB

ARMORED CORE LINEARK WHITE-GLINT
1/72 SCALE FULL ACTION PLASTIC KIT

完成 WG+VOB完成 VOB完成 WG単体
LED発光部ヘッドアームボディレッグウェポンVOBその他

 

LED発光部の製作

 

最初に、ヘッドにLEDを仕込む改造から始めます。

まずは説明書どおりに組み立てて様子を見ます。

 

LED本体は各部を切りつめていけば何とか収納できそうです。

ただし電池と配線はどうにかしなければ収まらないです。

 

この頭頂部にある放熱ユニットらしきものを

どう処理するか。

 

小さめのLEDを、さらに削り込んで頭部に収まるように形を変えています。

 

写真では判りにくいですが、LEDの下半分はゲタ状に加工してあります。

 

さらに足を折り曲げて後頭部の収まりに合わせます。

 

最小曲げ半径の感覚は、昔、戦闘機(実機)のレーダー妨害用の導波管を

作ったときの経験が生きています。

 

LEDはカメラアイ部にピッタリと収まりました。

ときおり動作チェックを行っています。

 

カメラアイ部のクリアーパーツの加工も終わったので、

塗装を進めています。

 

これは首のパーツです。LEDのために接合部を少し削っています。

 

これは頭頂部のパーツです。こちらもLEDを避けるように

加工をしましした。

 

あちこり削りましたが、必要最低限以上の強度は残しています。

 

LEDが収まり、ヘッドパーツのほとんどもぴったり組上がります。

 

LEDの足から、配線を作っていきます。

 

ホワイトグリントは変形機構があるので、首の可動が複雑になっています。

柔軟性と逆可塑性のある配線をする必要があります。

 

これは首を後ろに引いた状態。

 

首を前に出した状態。

フレックス配線が追従するようにしています。

 

さらに改善しまして、後頭部から直下に配線するようにしました。

 

首を前に出した状態。

 

首を引いた状態。

 

後頭部は完成後にはほとんど見えなくなりますが、

もし見えたとしてもVOBのパイピングと統一感をだしましたので

違和感はないです。

 

 

電池も交換式にするため、小さい物を選択しました。

 

電池ボックスを作ります。

比較的簡単な形状ですみそうなのでプラ板に直接、

補線法をつかって切り出し図面を描きます。

 

電池ボックスマウントを切り出して、

 

背中にマウント。ピッタリ。

 

ボタン電池を収めるための電池ボックスをプラ板を丸めたモノで

作成します。スペースが限られているのでサイズはピッタリに。

 

こんな感じ。

 

左がノーマルの背中のバーニアユニットです、

そのマウントを電池ボックスに変更したものが右です。

こうすれば違和感なく電池ボックスを取り付けられます。

 

電極を通すためのスリットを切り出し。

 

ほんとに、スペースに余裕はなし。

ギリギリで機能的に作っていきます。

 

電池ボックスの骨組み。

 

導電材を曲げ加工して電極をつくりました。

 

すこしだけ湾曲させることでバネ効果を持たせます。

 

本体背中に取り付けてみました。

違和感無いと想います。

 

ある程度、配線がきまったのでハンダ作業に入ります。

むかし買った高性能の糸ハンダ。高かったけど使いやすくて安心。

 

キットのダボを利用して配線を固定しています。

 

接着材で固定しても良いです。

もうすこし作業しながら判断していきます。

 

ハンダ付けは、腕が2本では足りません。

万力やバイスを利用してしっかりした作業をします。

 

非常に小さいですが、プラグを使って導電ジョイントを作成。

 ここまでで、発光ギミックの試作が終わりました。

 


 試作を元に、本製作に入ります。

 

 

まずはスイッチです。

最近はこういう電子パーツを扱う店が少なくなりました。

都内に行く用事があったので秋葉原に寄って買ってきました。

スイッチ取り付けは、もとは基盤に装着するように出来ていますが

グリントはスペースが限られているので、プラ板でブラケットを自作します。

 

まずは粗く切り出して大まかなサイズにします。

それからグリントの胴体の内部に沿うようにフィッティングします。

 

キットパーツの内部に合わせて、切り欠きを作りました。

 

なんども摺り合わせを行います。

 

とても少ない接触面なので効率よく強度を出して接着します。

 

胴体の右ワキ、写真では手前の場所にスイッチを固定しました。

 

 

スイッチはこのような感じで露出します。

 

ダクトのパーツを少し加工して、スイッチを隠すカバーになります。

 

このように、スイッチは完全に隠れるように仕上げました。

 

 

 


 

ここから電池ボックスの製作です。

 

 

試作のとおりに、本番用のパーツを作っていきます。

 

元のデザインを再利用したので違和感は特にありません。

 

なお、VOBのラッチパーツがこのように取り付きます。

スペースはギリギリでしたが、ピッタリ勘合するように

したのでノーマルよりも強度が上がっているかも。

 

 

電池ボックスはこのようなパーツで構成。

 

電池の向きに注意して挿入し、電極を乗せます。

 

電池のフタを挿入。

 

上はネジ1本を締め付けて固定。

 

下はネジ2本で固定。

ネジの位置は、本体が完成したときにドライバーが入る角度が

この位置がベストになりました。

 

 

首から上が上下にスライドしたり、前後にもスライド、

頭はピッチ方向にも左右にも動くので、配線はフレキシブルに動くように

しました。

 

ほぼ最終配線がおわったので、念のため動作チェック。

ちゃんと発光して一安心。

 

 

 

いちどバラして、塗装を進めていきます。

 

 

イイ感じになりました。

 

しかし、発光体があると撮影が難しいです。

露出もホワイトバランスも、調整が必要になります。

 

 

 


 

塗装後の雰囲気です。

 

このユニットが取り外せるようになっています。

 

取り外したユニット。

 

ここにスイッチが見えます。

ツマヨウジかピンセットで操作してください。

前=OFF、後ろ=ON になります。

 

 

 もちろん、ONの状態でもスイッチを隠すことが出来ます。

 


完成 WG+VOB完成 VOB完成 WG単体
LED発光部ヘッドアームボディレッグウェポンVOBその他

 

みなさまに、楽しい模型ライフを!